論理のすり替え | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

昨日のサンデープロジェクトは非常に面白かった。サンデープロジェクト 小泉政治で攻防戦60分と題して、小池百合子環境相・石原伸晃前国土交通相・この記事 でとりあげた件を追及した野田佳彦国対委員長・田中康夫知事・櫻井よしこ さんが出演された。

北朝鮮問題はともかく、過去の大臣時代の道路公団改革を巡って「あなたは勉強不足です。」と櫻井氏に追及されて挙動不審に陥った石原氏の醜態が見物だった。

他にも「あんなに立派なお父様(←嫌味なら一層素晴らしいんだけれど、本気なんだよね _| ̄|○ )や叔父様がいらっしゃる恵まれた環境にお育ちになったにかかわらず、議論のすりかえをなされるなんて…」とか言われて、何か反論すれば総て「議論のすり替え」で返される。

田原が間に入っていなかったら政治生命危うかったんじゃないの?

道路公団について財投が無駄な道路の建設に向かう仕組みを改革したと手柄を強調したいにもかかわらず、結局のところ「財投債」と名前が変っただけでお金の流れが全く変っていないことは事実だから仕方がないね。形式だけのまやかしと指摘されても否定するのは無理。

鈴木宗男に総務会で噛み付かれたときといい、外野では威勢のいいことをいってもいざ矢面に立ったときにヘタれるのは彼の仕様のようです。


閑話休題、大先生が某所からメールされてきた三井住友FGに対する金融庁検査について特別レポートを転載されています。お消しになられる(詳細はこちら )可能性もあると思うので更に転載しておきます。

>異例の長期検査は“メガ2行”体制への布石か
金融庁がSMFG“包囲網”、不良債権処理増で赤字転落  

>三井住友FG(SMFG)に対する金融庁検査が異例の長期にわたり、結果、貸倒引当強化による不良債権処理上乗せでSMFGが今期一転して赤字決算を余儀なくされそうだ。これはいわば金融コングロマリット化の錦の御旗を掲げ、再編フィナーレの着地点を“メガバンク2行”体制へと促すべく、金融庁のSMFG“包囲網”とも言われる。GSとの関係、西川案件、ゼネコン引当強化で異例の長期検査「三井住友銀行への検査が昨年末から現在もなお続いており、異様な長期化の様相を呈している。検査によっては不良債権処理上乗せを強いられ、今期3月決算で赤字転落という事態もないとは言えない」―――。すでに当紙J-pulse Briefingは1月24日付『三菱東京FG&UFJ統合に“遅延”リスク』の中で、いち早くSMFGの赤字決算に言及したが、法人・個人部門がともに驚異的な変革を遂げ、最強の収益力を誇るSMFGだが、この巨大銀行に意外な死角がつきまとっていた。「仮に不良債権処理上乗せで赤字決算とするなら、それはまさに今期がラストチャンス」(ある有力金融筋)とされるが、何より、金融庁が異例の長期検査に乗り出した背景には、以下の3つの問題があったとされる。

 ① ゴールドマンサックス(GS)との資本提携とコンプライアンス問題
 ② いわゆる頭取自ら陣頭指揮した不良債権“西川案件”の処遇
 ③ ゼネコンの不良債権、とりわけ中堅ゼネコンの貸倒引当問題

↑の記事は、ストレイドッグ の記事と併せ読むことでより芳醇な香りを楽しめます。

前半はともかく、後半は何が「論理のすり替え」なのか?それはまあ、あからさまに書くよりも一層伝わることもありますから…。