>『株式市場では願望で動く人は失敗するだろう、成功したいのなら現実を直視することだ、そして現実はしばしば冷酷であり、願望とは一致しない。』(株式格言)
さんざん警句めいたメモを記しておいていざ崩落したときに巻き込まれているのはなんという皮肉なんでしょうね('A`) まあ、今持っているのは1銘柄だけで下値は限られている(今期見通しでPER5倍、PBR1倍割れの大手企業ですからね)と思っているので保持し続けますが。それにしても次は誰とかいろんな人の名前があがっている疑心暗鬼な状況は市場心理として最悪ですね(せめて外部環境として海外市場が好調だったらまだしもどこも崩落していますからね)。
今回の拾い物は→個人投資家と野村證券との電話
【参考】辺りを読むとそこそこ楽しめると思われます。
■仕手筋についてのお勉強
■あるある大辞典そのⅢ
■ガイアの夜明け「激動!株式市場~大投資時代をどう生きるか~」withノムラ日本戦略株ファンドの発掘
以下 村上関連の面白かった情報
<金融商品取引法>成立 投資ファンドへの規制強化
>村上ファンドの証券取引法違反事件で、不透明な実態が問題になった投資ファンドへの規制強化策を盛り込んだ金融商品取引法が7日午前、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。証券取引法を抜本改正し、投資ファンドに届け出や登録を義務付けるなど市場ルールの“抜け穴”をふさぐ規制を盛り込んだ。風説の流布など、違反行為の罰則の最長刑期を現行の5年から10年に引き上げる。施行は来年7月の予定だが、罰則強化などは公布日から20日後に施行される。
◇金融商品取引法骨子
・投資ファンドに届け出や登録を義務付けて包括的に規制
・風説の流布や有価証券報告書の虚偽記載の最長刑期を5年から10年に引き上げるなど罰則を強化
・TOB制度を見直し、脱法的な行為を規制
・株式の大量保有報告の義務を厳格化
・上場企業に四半期開示を義務付け
・元本割れの恐れのある金融商品を横断的にすき間なく規制
(毎日新聞) - 6月7日13時27分更新
証券自己に対する規制が抜けていますよヽ(`Д´)ノウワァァン!!
村上ファンド:鉄道株の保有規制を検討 北側国土交通相
>村上ファンドが一時、鉄道経営の経験がないファンド関係者で役員の過半を占める株主提案をしようとしていたことを受けたものとみられ、国交相は「公共交通機関の場合、安全確保を最優先にする経営体制が必要。他の民間企業とは違う特性がある」と述べた。
含み益銘柄として取り沙汰されてきた鉄道株(京成電鉄が代表ですか?)は、潜在的被買収の可能性が株価にプレミアをつけてきただけに最悪ですね…。
シンガポール当局が調査も 信用失墜は不可避
>シンガポール通貨庁(中央銀行に相当)の広報担当者は5日、同国に本拠を置く村上ファンドの代表、村上世彰容疑者が逮捕されたことに関連し、今後、同ファンドの調査に乗り出す可能性を示唆した。担当者は「ファンドに不正が見つかった場合、適切な措置を取ることができる」と指摘。ニッポン放送株売買をめぐるインサイダー取引容疑がシンガポールへの移転前であることから、法令違反の疑いがある取引行為を故意に隠して移転申請したのかなどが調査着手のポイントとなりそうだ。
それは必死で村上は日本社会批判を繰り広げるわけです。一足先に逃げたと認めたらアウトということですから。
村上ファンド:「もうけたから嫌われた」村上代表語録
「メーンバンク制から株主主体の経営へ」(00年1月24日、昭栄株のTOB発表で)
「企業が最大の利益を上げ、株主にリターンをもたらし、税金をたくさん払わなければ国も成り立たない。こんな考えに(旧)通産官僚時代に目覚め今の仕事を始めた」(00年1月、毎日新聞のインタビューで)
海外に移住した人間も過去はこんなことを述べていたんですね。
「全面的な敗北。自分の考えるマーケットと現状に開きがあった」(02年5月23日、筆頭株主として臨んだ東京スタイルの株主総会で、提案した全議案を否決され)
「もうけたいから活動している。夢は特に何もない。楽しく生きることができればそれでいい」(02年6月、毎日新聞のインタビューで)
「市場に重大な悪影響を与えかねない」(05年2月25日、ニッポン放送がフジテレビに新株予約権を発行する方針を表明したことを受け)
市場というより自分の持ち株、ファンドに対してですか?
「経済の活性化に極めてマイナス」(05年4月20日、衆院法務委員会に参考人として出席し、株式の持ち合いを批判)
「今後の改革で株主価値を損なった場合、株主代表訴訟も考える」(05年5月24日、西武鉄道の臨時株主総会後に)
「得をしたのは日本。こんなことをまじめに考えてこなかった国なんてほかにない」(05年6月24日、和解後初めてのニッポン放送の株主総会後、記者団に対し)
「不認可は金融庁の裁量行政だ。何回でも再申請し直す」(05年8月17日、大阪証券取引所株を20%以上取得する認可を認めない金融庁を批判して)
いまや裁量行政特有の温情頼みというのがなんとも皮肉な構図ですね。
「プロ野球にはダーティーな面がある。クリーンな面を出してファンの気持ちをつかむには、上場を一つの選択肢として考えればいい」(05年10月8日、阪神電鉄の筆頭株主として球団上場案を提案後、山口県内の講演会で)
「ファンを対象に(球団)上場の是非を問う投票を実施したい」(05年10月11日、阪神電鉄の西川恭爾社長とのトップ会談で)
「TBSに横浜ベイスターズの売却や自社株買収を提案した」(05年10月14日、報道各社のインタビューに答え)
「この国にはプライバシーがないのか」(06年5月31日、中部国際空港で帰国を待ち受けていた報道各社に)
「(検察当局は)宮内さんが『そらいけ、やれいけ、ニッポン放送だ』というのを聞いちゃったでしょう、と。聞いちゃったと言えば、聞いちゃっているんですよね」「皆さんが僕のことがすごい嫌いになったのは、むちゃくちゃもうけたからですよ。2000億(円)くらい、もうけたんではないでしょうか」(06年6月5日、逮捕直前の会見で)
毎日新聞 2006年6月6日
当初の発言は一応株式市場変革に繋がる名分のある発言だったのに、後期になればなるほど実しか透けて見えませんね(そういう発言をあえて拾っているだけかもしれませんが)。
村上一転「降伏」 守った人の名前
>村上氏が守ろうとしたのは滝沢建也、丸木強といった共に経営を支えてきた村上ファンド副社長。また、村上ファンドの設立と経営に大きく関与していたオリックスの宮内義彦オーナー。アドバイザーになっていた日本銀行の福井俊彦総裁も含まれるのではとしている。
これで福井総裁は政府に弱みを握られて金融緩和の維持となったらそれはそれで素敵なんですがwあとは宮内氏がどう対処するか、彼の器を図る格好の舞台が整ったのではないでしょうか(さっさと引退するしかないのでは)?
今回、最大のヒットは↓
糸山先生「阪神・阪急HD村上ファンドがやっていること」
>基本的に村上ファンドは昔の総会屋である。しかし、なぜ恐喝で捕まっていないのか?村上ファンドに好意的なマスコミは総会屋では無いということを二つの点で強調している。一つは少量の株式でなく大量の株式を取得し5%ルールに基づき名乗りをあげていること、二つ目は大幅増配や自社株買いなど株主全体の利益以外の要求はしない、ということだ。
>笑わせるなと言いたい。村上ファンドが長期株主であったことは無い、企業がコツコツ貯めた利益をある一時点の株主が強奪して短期で売り抜けているだけのことだ。
正論キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
>昨年、ドリームテクノロジーズという新興市場株が急騰急落した。村上ファンドはドリームテクノロジーズ新株を引き受け大株主になったが、その後の売り抜け方は、仕手筋の手法と何ら変わらなかった、市場では有名な話だ。その手法は、破綻寸前の会社に資金を入れる見返りに、新株を大量に「超有利」発行させる。そして会社側には「長期継続保有」のIRをさせておいて株価をつり上げ、売り抜けるのだ。こうしたやり方は、経営側と村上ファンドが完全に組んでいないとうまくいかない。
仕手筋については参考をご覧ください。ここも叩くとなにか出てきそうですよね。
>こんな輩が善良な「もの言う株主」であるはずがないであろう。アイフルや中央青山監査法人の問題で金融庁は頑張っているが、この村上ファンドの問題こそ積極的に切り込んでいくべきなのだ。私はこのHPでホリエモンの末路を一年前にズバリ的中させたわけだが、村上くんの末路までもこのHPで言うことになるのならば、非常に気の重い話だ。
ズバリ的中キタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!