時として一人の命は億の民より重い、元軍人なら常識の筈です。 | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

現在、クレタの迷宮に勤めております(職場に辿り着くまでにICカードの提示が6回、それも二種類使い分け…)。今はまだアリアドネの糸代わりに順路の看板や、封鎖区域があるからまだしも恐ろしい(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 2006/03/02 にメモしていた都心回帰のニュースを懐かしく眺めております。この当時は他人事だったのに…。「地力」のある青山、赤坂、麻布の頭文字をさして「3A」というんだそうですよ。当時の港区、中央区、千代田区からさらに絞られたということですね。

あと、台湾が対中投資ブレーキのメモですが、いまや李登輝氏が中国を向いた姿勢を示していることに代表的なように米国が中東に力を割かれすぎて(今はイランですか…)アジアでのプレゼンスを大幅に減退、中国がその空白を埋めるように台頭しているわけですが、歴史的に考えてみるとこれがアジアの常態なのかもしれませんね。

ヒラリー議員「米国は人質に」米国債保有で日中批判 (中国情報局 2007/03/06)
>ポールソン財務長官やバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長に書簡を送り、「中国などが米国国債を大量に保有していることが市場に波乱を起こす最大の要因となっている。このままでは米国は中国や日本の経済政策の人質になってしまう可能性がある」と警告した。6日付で上海証券報が伝えた。ヒラリー議員は米国のテレビ局の取材でも「外国の中央銀行や政府が米国国債を大量に保有していることは大きな問題だ。米国の行政当局は軽視してはならない」と述べた。

故橋本元総理が売りたい誘惑に駆られると述べただけで急落(翌日には戻りましたが)したことを思い出しました。しかし、いまや一蓮托生ですから何を言っているのか(゚Д゚)ハァ?としか思えない。大量保有によって売り始めようものなら、売り切る前に暴落で大損を蒙る可能性があり、まさに売るに売れない代物なんですけれどね…。ヒラリー大統領になったら買い取っていただけるのでしょうか(夫が大統領時、莫大な財政黒字を計上していたときにしていただければ幸いだったのにw)?

18 :名無しさん@七周年:2007/03/08(木) 11:07:44 ID:aL7InA1P0
日本もアメリカも弁護士あがりの女議員ってみんな馬鹿なのか?

某社民党党首のことかーですか?

27 :名無しさん@七周年:2007/03/08(木) 11:11:11 ID:ugjQWE9Z0
日本の場合は問題ないだろ。>>ヒラリーさん
なんせ保管先は米国連邦準備銀行ですから…ご主人さまの了解なしには換金のしようがないではないか。

中国サマはわかりませんがね…短期的に大損を被っても米国覇権打破という選択肢をカードとしてちらつかせてくるかもね。

「三角合併」の要件、厳格化せず…政府・自民方針
>三角合併は、買収される企業の株主に対し、保有株を手放す対価として、買収会社の親会社の株式などを渡す手法だ。海外企業が日本に設置した子会社と日本企業を合併させて傘下に収めることができる。現在の会社法では、買収される企業の株主総会で、出席した株主(議決権ベース)の3分の2以上の賛成があれば成立する特別決議による承認が必要とされている。

>これに対し、三角合併を利用した外資の攻勢を警戒する経団連は、日本で上場していない株式を対価とする三角合併については、より厳格な特殊決議による承認を必要とするよう政府などに見直しを求めていた。特殊決議は、議決権を持つ株主総数の半数以上、かつ、議決権ベースでも総数の3分の2以上の賛成が株主総会で得られなければ成立しない決議だ。(2007年3月4日 読売新聞)

イギリスのシティの例ではないけれど、現在の経団連に代表される財界の姿勢を見ていると別に外資になろうがなかろうがどうでもいいかもという気になってくる。むしろ日本的慣習に甘えた部分がなくなってむしろ労働条件がよくなるかも可能性もあったりしてw

男性非正社員、低い結婚率 正社員の4割止まり (朝日新聞 2007年03月07日)
>02年10月末時点で20~34歳だった男女を対象に、同年から毎年同じ回答者を追跡調査している「21世紀成年者縦断調査」で今回が4回目。約1万9000人の回答を集計した。1回目の調査で独身だった正社員男性のうち、これまでに結婚したのは15%だったのに対し、非正社員は6%にとどまり、2.5倍の格差。無職は4%だった。結婚した女性の割合は、正規、非正規、無職で大きな差はなかった。

なんだかんだで女性は結婚において男性に比べてプレミア価値があると…ですから×「産む機械」→○「産める機械」ですね。

>「結婚したい」と考えている独身者は、男性の場合は正社員69%、非正社員50%、女性では正社員73%、非正社員63%。男女ともに正社員の方が結婚希望の割合が高かった。妻の仕事別に子どもが生まれた割合をみると、正社員の場合は33%で、非正社員の16%を大きく上回った。専業主婦は31%だった。厚労省は「正社員なら育児休業を活用しやすいなどの状況が影響している可能性がある」とみている。

まあ、こんなこと数年前から山田昌弘教授が言っていた通りの結果です。ただ、このまま貧困が行き着くところまでいけば逆に生活保障のために結婚、同棲が増えていくのでは?

【連載】ワーキングプア(1)
>格差社会の象徴とも言える「ワーキングプア」。いくら働いても、所得が生活保護水準(大都市部で年間約160万円)に達しない人たちをそう呼ぶ。社会の底辺をさまよう若者たちの姿を追った。

大手マスコミの中で読売は最近比較的まともに感じられるんですが気のせいでしょうか?

<メモ>981万人
国税庁の調査によると、年収200万円以下の給与所得者は1995年は793万人(全給与所得者の17・8%)だったが、2005年には981万人(同21・8%)と拡大。厚生労働省の06年版労働経済白書は、「収入の低い20歳代の労働者の割合が高まっており、行方が懸念される」と指摘している。(2007年3月1日 読売新聞)

国税庁にとってはより深刻な事態ですよね…だからといって逆累進課税を強化しようという方向はますますわけわかりませんがorz

DVDレコーダー:普及進まず 操作の難しさなどで敬遠か
>06年はトリノ冬季五輪とサッカーW杯効果で出荷増が期待されたが、電子情報技術産業協会の調べでは、国内出荷台数は前年比18%減の348万台に落ち込み、01年の調査開始以来初の前年割れとなった。世帯普及率は06年3月末現在で40%(内閣府調べ)で、市場が飽和するにはまだ早い。調査会社のBCNの田中繁広取締役は「AV(音響・映像)機器に関心が高い人の需要が一巡し、次に来るはずの一般消費者に広がっていない。ビデオで十分と考えている人が多い」と分析する。

編集とかする人間にはこれほどありがたいアイテムなかったと感動すら覚えたんですがって…もしかしてLDと同じ道を歩んでしまうの!?

>DVDへの録画は、1番組につき1回しか出来ない仕組み(コピーワンス機能)が導入された。ダビングが容易だったビデオより使い勝手が悪くなったという苦情がメーカーに寄せられ、テレビ局とメーカーの著作権をめぐる議論も結論が出ていない。(毎日新聞 2007年3月3日)

というか、そもそもデジタル対応のテレビの普及をみているとアナログ放送って本当に終わらせられるのでしょうかね?なんかぐだぐだと並走するカタチの壮大な失敗の予感がひしひしと。

陸軍工兵隊の過失問い9兆円余の損害賠償訴訟、ハリケーン (2007.03.02- CNN)
>ニューオーリンズ(CNN) 南部諸州を2005年8月に襲った大型ハリケーン「カトリーナ」で甚大な被害を受けたルイジアナ州ニューオーリンズ市は1日、決壊した堤防などの建設に当たった陸軍工兵隊の過失を問い、総額770億ドル(約9兆860億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。

>工兵隊は、カトリーナ襲来前、ニューオーリンズ市の堤防網を設計、建設していた。同ハリケーン被害では、市内の約8割が冠水していた。770億ドルの数字は、ハリケーン到来前の同市の人口約45万5000人を基に、1人当たり約17万ドルの要求で計算した。米保険業界団体によると、ルイジアナ州の被害で支払われた保険金は約253億ドル。米連邦緊急事態管理庁(FEMA)によると、同州の復興資金には63億ドルが充てられている。米政府によると、連邦議会はこれまでカトリーナ被害の再建資金として約1100億ドルを承認し、うち530億ドルが実際に支出されている。

訴訟社会米国様はもうスケールが違いすぎてわけわかめ>< 日本なんか鹿児島なんかのあれだけ酷い冤罪起こしても担当刑事は匿名報道やらなんやらで守られるというに…。


以下 アニメ感想

「コードギアス」第20話

スタッフリストを見ていてグロスそれも原画まで海外としって嫌な予感がしていたのですが…作画監督2人、作監協力5人、総作画監督2人という主要スタッフの総力戦で持ってむしろ作画クオリティは高いのではという恐ろしい一話になっています。

しかし、ルルーシュやスザク(サバイバル術であそこまで差をつけなくてもw…しかしスザクがいきなり親殺しを告白したのはギアスによるものかと一瞬思いましたよ。)、学園周りの人物はさほど動いていないのにその他組織やら世界はすごい勢いで動いているのでそのギャップでもってとても変な印象。主要キャラが物語を動かしているのではなくて、単に巻き込まれているという印象(そうではないのだろうけれど)。そしてその勢いで強引に魅せられているけれど、前回ラストから今回の繋ぎ、ギアスを使ったにしてもそれだけで皆助かったとするのは強引すぎない?(また記憶を喪失させられて退場したはずの彼女のルルーシュに対する憎悪の眼差しが気になるところ)

しかし、種(死)を思わせる漂流島での男と女のスワップ、裸でドッキリ(胸と男の裸両方ですか?)強調しすぎ大作戦wとかきちんといい意味でサービス精神も旺盛で清々しさすら覚えています。


「デルトラクエスト」第9話
脚本;吉田玲子
演出・絵コンテ;鎌倉由美
作画監督;はっとりますみ

超潔癖症国家のいちいち唱える呪文に最初は寒さしか感じなかったのに、繰り返されることでおかしさに転化してとっても面白かった。

しかし、主人公が勇者にしては珍しく知的でいいです。ここまで見た限り、主要スタッフに女性が多いせいか変なエロチックな媚びもなく、話自体も手堅く、しかも作画も一定のクオリティを保った丁寧な印象なので最後まで視聴継続するつもり。


「地獄少女二籠」第21話
脚本;金巻兼一

過去と現在のつながりがどちらも中途半端なため非常につまらなかった(いっそのこと地獄組の過去を描きたいのなら過去話にしぼり無理に現在に絡めなければいいのに)…ってまた金巻氏か…。

ただ、来生洋子@成田紗矢香は懐かしかった。「アイスクリームの呪い」のイベントは楽しませていただきました。


「マイメロディ~くるくるシャッフル~」第49話

最終話に向けて巻きに入ってきました、第三期はないらしいけれどこれでいいんでは。


「金色のコルダ」第21話

こちらも各キャラ整理に入ってきたのかな?


Comments
クリフさん、こんばんわ。

>フェミニストに少子化の責任を押し付けるのは言いがかりに思います。

えーそう思いますよ。国が豊かになって成熟すれば欧米のべつくまなく移民を受け入れていない限り、どこも少子化していますから。

>周防監督の「それでも僕はやってない」に対する高い評価です。

クリフさんはご覧になられました?あまり世評は高くないようですが(見た方の評価が高いのはメモした通りですが、色恋も泣ける場面もないからか、一般受けしていないみたいなのがとっても口惜しい…しかもちょうど鹿児島の大型冤罪事件もあったという時代を先取り、タイムリーなものでもあったというに)、実によく調べて、それをエンターテイメントに昇華しながらも真面目に作られていると私は本当に感動しました。

>痴漢で辛い思いをしてる女性が沢山居る

その部分についても周防監督は劇中で瀬戸朝香、そして最後裁判官の口を借りて語らせていたじゃないですか。私はむしろ女性弁護士が大原則たる推定無罪の原則という本義に戻ったところ(省略されている部分)を入れないのがもったいないと思ったほどに。

そもそも題材によってこの作品の本質は揺らがずあえて身近な題材を選んだのではさすがと感想にも記したと思いますので、無神経という批判はさすがにあたらないと思いますし、そもそも男女同権を掲げるフェミニズムに親近感を掲げるのであればなおさら、作品の評価に男性だからとか女性だからとかといったセックス的な観点は不要じゃないでしょうか…。

>痴漢に苦しむ女性達がますます声を上げにくくするような映画

いや、真面目な話、むしろ声を上げさえすれば裁判で原則(推定有罪!)勝てると教えているので敷居を下げるのでは?

>僕はあの映画は裁判員制度のPR映画じゃないかと思うし、監督自信も裁判員制度に期待を寄せているようだから国策映画か?

いや、まったくなっていなかったかと。むしろこのままでは証拠は検察と警察に独占され、推定無罪の原則が守られないまま、自白偏重の物証によらない心象操作や先入観だけで裁判員も判決を下すだけではないかという問題提起、せっかく硬直化して有罪率が異様な高止まりをしている日本司法に風穴をあけられるチャンスかもしれないのに…というように私は受け止めたのですが。

そもそもあの青年が本当に無実かどうかなんてそれこそあの映画では何も語っていないと思いませんか?それこそよくよく考えると「論理的には」最後の裁判官の判決要旨は正しいかと。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2007/03/09 00:41
うぺぽさん、コメントありがとうございます。

>まあ昔ならそういうものだと諦めていたのでしょうが、今は馬鹿馬鹿しくて我慢しないですからね。

私自身は恋愛論と称して恋愛・結婚のその利回りの悪さ(笑)をさんざんものしているのでなんですが、まずしたくても先立つものがない(山田教授のように計算できる将来、年功序列という「希望」としてもいいです)とできないということをここでは記しているつもりです。ただ、それとは別にその貧困がいきつくところまでいけば福祉・生活防衛の一種としての大家族化(近代英国でみられたような)としての結婚は増えるかもねとは思っています。

>それにしても少子化を心配してるフェミニストって何なの?

いるんですか、そんな人?少子化をネタに女性に対する手厚い労働・福祉施策・政策を引き出させようとしているだけじゃないんですか(…もちろん、社会保障の充実自体は必要なことと思っていますが、社会保障の充実と少子化対策の間にはそのコストに見合う効果は見込めないでしょというのは再三書いている通りです)?せめて高福祉の成果として(繁殖力の高い移民関係なく!)出生率2.0以上を回復させてから言挙げしてもらいたいものです。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2007/03/09 00:14
 フェミニストに少子化の責任を押し付けるのは言いがかりに思います。フェミニスト叩きが2ch界隈では良く見かけられるのは女性恐怖症が増えている証拠なんでしょうけど。

 しかし遊鬱さんのページの中でも気になったのは周防監督の「それでも僕はやってない」に対する高い評価です。
 確かに日本の警察や裁判所には問題あるけど、痴漢で辛い思いをしてる女性が沢山居るような状況であのような映画を作る周防監督の無神経が理解できないし、女性である安原さんまでがあの映画を高く評価してしまうのは摩訶不思議です。
 
 日本の裁判の酷さを告発するにはもっと他のやり方をすればいいのに、痴漢に苦しむ女性達がますます声を上げにくくするような映画が賞賛されるような状況は異常という他ありません。僕はあの映画は裁判員制度のPR映画じゃないかと思うし、監督自信も裁判員制度に期待を寄せているようだから国策映画か?と思ってしまいます。
commented by クリフ
posted at 2007/03/08 22:35
ネット世界ではじわじわと女嫌いが増えていますよ。まあ若者問題と一緒であまりにおやじ/若者、男/女のひどい非対称性が問題なんでしょう。まあ昔ならそういうものだと諦めていたのでしょうが、今は馬鹿馬鹿しくて我慢しないですからね。
それにしても少子化を心配してるフェミニストって何なの?あんたらが煽った男女の対立の結果だしそれがあんたらの望みだったんだから、よろこぶべきだろ。
commented by うぺぽ
posted at 2007/03/08 17:02