復帰を祈願していた山中音和先生…
別冊で復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!『白い詩』「ロリータの詩集」の続編にあたるということは文庫版収録用の販促のようです。
完全新作の方が継続的復帰が担保されるという点で嬉しいのですけれど、一度に多くを望むのは良くない。それよりも何よりも本当に嬉しい、嬉しいよー!
以下 漫画感想
「ロリータの詩集」1巻 山中音和
詳細は、以前とりあげたこの記事
を参照ください。今回の文庫化にあたりこれも望み通り単行本未収録の作品が収録されているのが本当に嬉しい。
今回は「月下美人」斎の兄である月神と月美の一夜の物語。どんなに丹精込めて育てようとも花を結ばないこともあるし、かといって花が開いてしまえば枯れるまでわずか…。徒らに無為な生を過ごすことを選択することも一興、ひと時でも今を盛りと咲き誇ることも一興。両者が交わるとき、後者は花枯れしのちも前者の中で静かに咲き続けることができるというお話。
「フルーツバスケット」16巻 高屋奈月
透の帽子の君が夾に決定した今、夾の軟禁までのタイムリミットと、十二支の呪いの謎を本線にサクサクと話を進めると良いのにな~。あぶれた由希君のご相手を探す話が展開されると。
とりあえず今日子さんの過去話でも夾君が登場しているということは某かの伏線になっているのか?それと透の父親は一般人だったというのは意外でした、てっきり草摩家の関係人物と想像していました。早く由希の生徒会話決着つけて本編に戻って欲しい。
「なんて素敵にジャパネスク 人妻編」1巻 山内直美 原作;氷室冴子
懐かしいの一言に尽きる。前のシリーズは10年以上前の作品だ…、奥地に収納していたのを発掘して読み直しました。当時、小説原作を総て読破したほど嵌まったが今読み直してもやっぱり面白かった。どうして今さら復活したのか分からないけれど嬉しい。シンプルな絵の感じも変っていなくてタイムスリップしたかのような錯覚に陥りました。
ただ、惜しむらくは丁度この辺りが原作で中弛みするところなんですよね、新規読者開拓のためにもここはピッチを上げて駆け抜けて欲しい。
「少年中毒」山本修世
前2作にあたる「告白倶楽部」を更に拙くしたもの。この方は同じものしか書けないのでしょうか?まったくひねりも進化も窺えないんですけれど、絵も更に下手になっているし(こちらの方が本誌では先の作品なの?)、とりあえず購入してきたけれどもう買いません、さようなら。
「真月譚 月姫」2巻 佐々木少年
原作であるゲーム版「月姫」の核を捉えたうえでの脚色を加えた傑作です。ネロ・カオスとの血戦は壮絶な迫力のある展開でした。アルクェィドを正ヒロインとするルートで再編する場合、裏ルートである遠野家の物語をどのように取り込むかが今からとても楽しみです。
「死刑囚042」5巻(完結) 小手川ゆあ
感想はこちら
「ジャンクヤード・マグネティック」1巻 村山渉
衝動買いの一品。1巻だけでは何とも評価し難いけれど、期待薄(←評価しています)。ありがちーなライトファンタジー萌え風味添えって感じです。キャラクター漫画としても、従者の姉妹の設定を活かすにはもっと主人公の王子をヘタレにするか、逆に王道の王子にしないとピンボケが否めません。本筋は「指輪物語」に影響を受けることは構わないけれど、せめてまんまでないことを願っています。絵は好きなのでとりあえず次巻も買います。
「マリア様が見てる」3巻 長沢智 原作;今野緒雪
ちょっぴり厚いのに値段は同じという良心設定。先々代白薔薇さまと水野蓉子さまの優しさが滲むすばらしい漫画化です。この作品といい「月姫」といい、愛してやまない大切な作品を原作として、他の媒体でも同じようにまた違った気持ちで楽しめるのは本当に幸せなことです。
ともにアニメ化もされたけど?何それ?(∩゚д゚)アーアーきこえなーい