新刊漫画感想12月前半+「萌えの研究」 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

「萌えの研究」大泉 実成 (著)

人はどうして、どうやって萌えられるようになるのかということを空虚な言説を積み上げて迫るのではなく、追体験として読者をも誘ってくれる怪書となっています。あさましいマーケティングの飯の種として注目されだした「萌え」とは完全に異なり、既にオタクならば懐かしく「如何にしてオタクになりしか」を、一般人にはその入り口を垣間見せることに成功しています。もともと綾波萌えであったということはあったとしても、一度は足を洗った筆者が一つ一つジャンルを踏破していくことで見えてくる全体像にはいちいち肯かされてしまいます。

ライトノベルの隆盛がまさにゲームの文脈から立ち上がってきたということをゲームブックを実際にプレイをなぞることで知らしめてくれます。ただ筆者が嵌ったとしている「空の境界」「イリヤの空、UFOの夏」にしても既にRPG水脈のゲーム型の地平とは遠いところに来ていますが。そしてここで示された「マリア様がみてる」への違和をじっと暖め続けるあたりが憎いです。

その回答は漫画においてラブコメ(参照はいちご100%、ネギま)を読んだ際に得られています。それはハーレム漫画の行き着くべき点としての、主人公の漂白、透明化への欲望といえます。つまりハーレムと百合は紙一重だというのが著者の主張です。そして双方ともに著者が拒否感を感じたのはその構造がみてとれたから。もちろんこれはあくまでも男性側からの「萌えの研究」に過ぎないという不満は生ずるかもしれませんが骨格として大差ないと思います。

そして現在の「萌え」の源流をエロゲーと断言し、実際に代表どころをプレイし嵌ってみせるあたりが素晴らしいです。もちろん歴史を遡ればハーレムだって漫画の方が早かったはず、ただシステム的にハーレムを自覚的に多用し、深化させたという点でギャルゲーから目を逸らしては確かに「萌え」は語れようはずもありません。そして源流を辿った上で「萌え」の行く先を見据えて語られる言説の清々しさ、つまり主人公を無色透明化していっそう異性を排除した秘密の花園か、あるいはハーレムの中で結果的に順列組み合わせし個性をなくしつつある異性を個性化する方向(ローゼンメイデン)かという指摘は今後の流行作品に対して眺めるさいの一助となることだと思います。しかしアニメジャンルをとりあげる際に最萌トーナメントをとりあげる人は初めて見ましたよ(決勝トーナメントでの静留惜敗に涙した私としてはとてもリアルタイムな著書としてそれだけでも受け止められました)。

発行部数データ 少女コミック誌

一時は200万部を豪語したりぼんの低落とともに未だ100万部超えを維持するちゃおの強さが窺えます。また花ゆめと少コミがほぼ30万部で拮抗し、チーズ、ララ、マーガレットが20万部前後で維持している点がとても今日深いです。おそらくこの20万部前後の雑誌を購入している層こそが、いい歳をしても漫画オタクである人なんだろうな~と想像します(チーズは否定したいけれど、基本的に雑誌は講読しないので他人事)。

フロリダ州ローカル局放送「マンガの内容にショックを受ける親たち」
>“問題解決人”アルヴァレスが「親が夫婦交換スワッピングしている」と話すマンガの題名は記事には出ていないが、ANN”Tokyopop Manga Draw Negative Attention”によると『ママレード・ボーイ』。TokyoPopの出版するマンガでその描写が出てくるマンガは『ママレード・ボーイ』だけらしい。『ピーチガール』も『ママレード・ボーイ』もTokyoPopにより「13歳以上推奨(Rated 13+」となっている。

「ママレ」をそんな一部の設定でもって批判されると思わず頭に血がのぼりそうになるのを抑えるのに必死になってしまいます。とりあえずこの程度で規制規制騒ぐ人にはむしろ今の小学館漫画を突きつけてやりたくなります。

おそらく今の少女漫画(「小学館の」と強調したいところだけれど)は、知らない人にとっては衝撃的でしょうねと昨今の性表現規制への流れをみると嫌な予感がひしひしとしています。少女漫画は少年に比べそんなにやばいのか? でのうぶな対応を見ると→女子中高生向けのコミックの現状 でも見てくださいといいたくなります。私はちょうどその過激化をひた走る過程をリアルタイムでみてしまっただけに、あーあという感想とともに小学館から撤収しただけですが、到達点から入った人には少女漫画自体に対して過剰な感情(敵愾心あるいは期待でも)を喚起するでしょうね。

でも少年漫画読む女に聞く!オカズにした少年漫画は? やら、少年漫画における萌えの在り方をみると性表現(萌えもその一種)の消費の性差がみてとれて楽しい。キャプ翼以来、関係性に萌えるという在り方は脈々とあり続け、それにプラスして男性のアダルトメディア消費と同じ欲望に対応するメディアとしての機能が少女漫画に加わったのに対して、少年漫画では規制を汲々として守り続け(昨今のチャンピオン系統は禁忌を破り始めたように思いますが)、性といわず読者の想像力を利用した萌えへの進歩と。

アニメスタイル小黒祐一郎氏 第24回 『セーラームーン』に浮かれていた
>後で冷静になって、むしろ、そのチグハグさも『セーラームーン』のアジなのだと納得した。24話にはもうひとつ「それはあんまりだ」と思うところがあった。ネフライトはついに命を落とす。立ちつくすセーラー戦士達。なるちゃんの涙。そこでこのエピソードは終わる。EDをはさんで予告がつくのだけど、それは以下のようなものだった。「ルーナ、新しいお友達。木野まことちゃん。まこちゃんて呼んでね」「でっかいわねえ」。……って、おい! お前、数分前まで涙ぐんでいただろう。それなのに新しい友達で喜んでるんじゃないよ。なるちゃんは、どうすんだよ。ルナも「でっかいわね」とか感心してるんじゃないよ。続く25話は木野まこと初登場の話で、なるちゃんを励ます話は、なぜか26話に持ち越しになったのだ。このあんまりな予告についても、後になって、アジなのだと納得した。
 
>そんな事で、一喜一憂するくらい『セーラームーン』に入れ込んでいた。やっぱり日本で一番浮かれていたのは、僕なのかもしれない。ただ、それについて水でもかぶって反省しようとは、今でも思わない。

編集長メモ『セーラームーン』に浮かれていた・オマケ
>他のイベントの楽屋で、声優さんがキャラクターの声を出して、それに合わせて着ぐるみ俳優が演技するという遊びをしていたのを観た事があった。それがあんまりにも面白かったので、舞台でやってみようと思ったのだ。キャラクターのいる世界と現実がゴッチャになった面白さが出ていたと思う。僕自身も楽しんで舞台を見せていただいた。

もしかしたら来年NANA(+ホスト部)を突破口にまた光が見える時代が来ることを期待して懐かしく往時を振り返りました。当時は普通にゴールデンのアニメ枠、日曜朝だっていまの幼女向けではない少女漫画を放映していました。でも最も輝いたセーラームーンの輝きは少女漫画の輝きというよりもアニメ(そして現在に至る声優ブームの始まりとして)の輝きと考えたほうが良いのかもしれない。セーラームーンの漫画を成り立たしめた内面を複数で共有し、誰のものともつかないという複雑化した表現はまさにこの作品でもって終わったといっても過言ではなさそうだしね。

まあぶつぶつ言いすぎとか大上段に構えすぎて、素直に楽しめなくなってきているけらいもあるので玄人だと思われたい奴がよくいう言葉【漫画編】 を読んで他山の石(他山ではないですが)とします。まあ、ぶつぶつ言う楽しみ(それを言う自分自身に対するツッコミをもメタ的に含む)も漫画の楽しみ方の一つだと思いますが。


以下 単行本感想

【購入に値した作品群】

「ヒストリエ」3巻 岩明均

未だ歴史を刻むことになる主役が登場していないにかかわらず、語り部の歴史を辿ることで飽きさせない。そしてマケドニア(ファランクス部隊)やカルディア(貨幣の流通)といった歴史好きの琴線をくすぐる細部への拘りといい今後がとても期待させられます。スキタイ人を人間離れした強さ(主人公含む)で描いているのは「寄生獣」を踏襲しているのかと笑いたくなりますが…ひょっとして大王をもスキタイ人だったという設定で描くの?


「デスノート」9巻 原作;大場つぐみ 漫画;小畑健

今後、6冊もデスノートが登場する展開があるの?現段階で新ルールとして提示されると、三部目があることを今から推測させられ(新死神、ひいては新キラ登場への布石)現時点での緊迫感を失わせます。やりとりに緊迫感が欠けているのは追うものと追われるものの間に対等感がないことに由来するんでしょう(単にL側は敵失待ち)。

ただかねて予想していた父親死亡シーンのキラの悲嘆ではなく、焦りからくる叫びは良かった(しかも保険で手放していたおかげで死神でないと父親を幸福のうちに逝かせることができた。さらに言うと死期が見えていたということだから若死にしない=当分負けないと論理的には繋がるけれど…その点はどうなんでしょうね?)。

もしも夜神月がブサイクだったら ←爆笑♪

「桜蘭高校ホスト部」7巻 葉鳥ビスコ

アニメ化が今から楽しみですが、単なる萌え漫画にはしたくないという作者の意思を今巻でしっかり確認しました(柱及び展開で)。もちろんとはいっても全体的に甘々な空気は漂っているし、当座直面する問題の解決に至る過程も解決そのものもご都合主義満載なんだけれど、全キャラそのスタイルが暗い生育暦(巻末についていた双子の人間不信を育むお話は素直に笑わしてもらいましたが)が確定したので、いずれ起こるであろう大波乱がそれまでの反動とあわせてどこに帰着するか楽しみです(ただ人気化したことでぐだぐだ延ばされてそのまま衰弱死する可能性は否めませんが)。


「ヴァンパイア騎士」2巻 樋野まつり

ホスト部の後アニメ化されるとしたらこの作品で決まりでしょうね。単行本を閉じて横からみるとどれだけトーンを貼ってあるかがよく分かる(由貴香織里先生の「戒音」を手に取れば一目瞭然ですので是非お試しあれ!)のですが、この作品もいっちゃっています、真っ黒です。樋野先生自身、色々な血を表現する意味で濃淡つけていろいろな黒を試していると述べておられていることが人目で窺えます。

内容としても今のところ無難に吸血鬼ものしています(樋野先生の場合、これまでの著作を見ればそれが最大の問題)。きちんと主人公が立ち向かわなくてはいけない問題を示すことに成功しています。また主人公が吸血されるシーンのエロスは極上のものとなっていますし、恋愛ものとしてもどこに行き着くのか十分に期待させます。

後から振り返ればこの作品をもって化けたと言わしめる可能性がでてきましたキタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆

603 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/12/12(月) 21:13:09 ID:???0
太洋社
総合
ジャンル 順位 出版社 書名 著者 税込価格 ISBN 発売日
少女 1 白泉社 桜蘭高校ホスト部 7 葉鳥 ビスコ 410 4-592-18085-2 2005/12/05
少年 2 集英社 BLEACH 20 久保 帯人 410 4-08-873883-7 2005/12/02
少年 3 集英社 DEATH NOTE 9 大場 つぐみ 410 4-08-873887-X 2005/12/02
青年 4 小学館 Dr.コトー診療所 18 山田 貴敏 530 4-09-153128-8 2005/12/05
少女 5 白泉社 ヴァンパイア騎士 2 樋野 まつり 410 4-592-18302-9 2005/12/05
少年 6 集英社 銀魂-ぎんたま- 10 空知 英秋 410 4-08-873886-1 2005/12/02
少年 7 秋田書店 WORST 13 高橋 ヒロシ 410 4-253-20229-2 2005/12/08
少年 8 集英社 テニスの王子様 31 許斐 剛 410 4-08-873880-2 2005/12/02
少年 9 集英社 いちご100% 19 河下 水希 410 4-08-873884-5 2005/12/02
少年 10 集英社 ピューと吹く!ジャガー 10 うすた 京介 410 4-08-873885-3 2005/12/02

604 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/12/12(月) 21:17:15 ID:???0
うわ。
チャート的に絶好の条件とはいえホスト部1位取っちゃったか

605 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/12/12(月) 21:28:43 ID:???0
ジャンプ勢が1周目じゃないし、中でも頭二つくらい抜けてるワンピやナルトが無いとはいえ、月初旬でジャンプ勢を抑えて少女漫画がランク1位ってもしかして初めて?そして7月同様ホスト部と重なったから分かりにくいが、ヴァンパイアも伸びが良さげ。

あと貼り忘れ?少女部門
さりげなく花男が…

1 白泉社 桜蘭高校ホスト部 7 葉鳥 ビスコ 410 4-592-18085-2 2005/12/05
2 白泉社 ヴァンパイア騎士 2 樋野 まつり 410 4-592-18302-9 2005/12/05
3 白泉社 Honey 9 橘 裕 410 4-592-18329-0 2005/12/05
4 白泉社 火宵の月 13 平井 摩利 410 4-592-18201-4 2005/12/05
5 白泉社 天空聖龍~イノセント・ドラゴン~ 1 山口 美由紀 410 4-592-18238-3 2005/12/05
6 集英社 キャットストリート 3 神尾 葉子 410 4-08-846007-3 2005/11/25
7 小学館 蜜×蜜ドロップス 5 水波 風南 410 4-09-138647-4 2005/11/25
8 小学館 ふしぎ遊戯 玄武開伝 5 渡瀬 悠宇 410 4-09-138475-7 2005/11/25
9 集英社 パフェちっく! 16 ななじ 眺 410 4-08-846003-0 2005/11/25
10 集英社 花より男子 36 神尾 葉子 410 4-08-847702-2 2004/01/23

613 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/12/13(火) 10:54:31 ID:???0
大阪屋

1位 BLEACH 20 久保 帯人 集英社 ジャンプコミックス \410
2位 DEATH NOTE 9 大場 つぐみ 集英社 ジャンプコミックス \410
3位 桜蘭高校ホスト部 7 葉鳥 ビスコ 白泉社 花とゆめCOMICS \410
4位 WORST 13 高橋 ヒロシ 秋田書店 少年チャンピオン・コミックス \410
5位 エンジェル・ハート 17 北条 司 新潮社 BUNCH COMICS \530
6位 Dr.コトー診療所 18 山田 貴敏 小学館 ヤングサンデーコミックス \530
7位 ヴァンパイア騎士 2 樋野 まつり 白泉社 花とゆめCOMICS \410
8位 ピューと吹くジャガー 10 うすた 京介 集英社 ジャンプコミックス \410
9位 テニスの王子様 31 許斐 剛 集英社 ジャンプコミックス \410
10位 銀魂 10 空知 英秋 集英社 ジャンプコミックス \410
11位 Honey 9 橘 裕 白泉社 花とゆめCOMICS \410
12位 いちご100% 19 河下 水希 集英社 ジャンプコミックス \410
13位 火宵の月 13 平井 摩利 白泉社 花とゆめCOMICS \410
14位 鉄腕バーディー 11 ゆうき まさみ 小学館 ヤングサンデーコミックス \530
15位 彼岸島 13 松本 光司 講談社 ヤングマガジンコミックス \560

622 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/12/13(火) 18:10:34 ID:???0
DXで連載してる二作が11位と13位なんだし
特筆して7位のヴァンパイアが売れてるようには見えないが・・・

626 名前:花と名無しさん 投稿日:2005/12/14(水) 00:04:40 ID:???O
>622
その増刊の2作はデラ内で例外的に売れてるんだよ。
Honeyは前巻がトーハン9位。前々巻も10~11位だった。
人形師の最新巻もトーハン10位だったから橘は固定客が多い。
平井の火肖の前巻は小林と同時発売だったけど
たしか小林が10位で火肖が12位くらいだった。
橘と平井(というか火肖)はマツモトと同レベルの売上かと。

ホスト部、ヴァンパイアは見栄えもいいし、売れても全く不思議ではありません!!!橘先生に関して固定客が多い(自分含む)というのは非常に納得。


【暇潰しにはなった作品群】

「キャットストリート」3巻 神尾葉子

ドラマ化をきっかけに「花より男子」が再評価されているみたいですが、むしろいまのところこの作品の方が面白く感じるのは少数派なんでしょうね(単にともにあまり好きではないだけです)。主人公がフリースクールで築いた(きつつある)絆で再度羽ばたていくという分かりやすい作品として無難に話が進んでいると思います。ただ絆の深め方として(おそらく主人公と結ばれる)プログラマーの仕事の邪魔をしてしまったことに対して、おにぎりを握ったとはいえただ居座り続けただけとか、あるいはライバルがのりこんできたときにあっさり演技を見抜かれているけれどそれは絆の深さというよりも不自然な対応によるものではと思いたくなる描写とかどうかとは思いましたが。


「かみちゃまかりん」7巻 コゲどんぼ

一部終了ってこれまだ続くの?せっかくファンタジーとして綺麗に纏まったと思ったのに続くとしって一気に醒めてしまいました。アニメ化でも決まったの?と勘繰りたくなりますっていうか、これ以上続ける理由が分かりません。既に伏線は総て綺麗に消化し終わったのに。


【惰性と言う慣性の法則が働いている作品群】

「いちご100%」19巻(最終巻)河下水希

長かった(遠い目)。作者自ら後書きで行き当たりばったりだった(最後、西野を選択したのはまさにそう)と記している以上、作品自体について語るべきことはないのでしょう。ただ冒頭に記した「萌えの研究」に触れられているように、読者の欲望をオブラートで包むことなくあからさまに表現した作品だったといえるのでしょう。たぶん他人にこの漫画の評価を聞かれたときには貶しておいて(もちろんキャラ萌えから大絶賛している人もいるようですが)、影でひっそりと読む作品という位置づけだったのではないでしょうか?

週刊誌である以上、毎週毎週引きを用意しなくてはならず、恋愛しか中身がない以上露骨に全方位外交でもってシチュを多用するしかなかったという、改めて少年漫画で少女漫画を描く困難さを示すこととなりました。


「Honey」9巻(最終巻)橘裕

橘作品にしては瀰漫的でした、私にとって橘先生の本質は「人形師の夜」なのでその種の暗い作品を描く上で精神的バランスをとるために描いている作品なんだろうなと解釈しています。設定は全く違いますが「もしかしてヴァンプ」と話の骨格はそっくりそのままです(作品の長さといった外的なものから、最終的な敵が親で対決するオチまで)。これから力をいれてサクサク進むことを期待している「ガチャガチャ」が天秤でいうと中間点に位置しているように思われるだけに期待しています。