「夏月の海に囁く呪文」+雑多 | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

梶浦由紀オフィシャルブログ が出来たんでよく訪れるブログに加えておきます。初めがブギーポップのサントラ(買っていながら気付いたのはノワールで明確に意識してからなんですが)なんでファンになってから既に結構長いです。


「夏月の海に囁く呪文」 (著)雨宮諒

。・゚・(ノД`)・゚・ 既存の作品がいまいちだったんで何でイラストが無いんだろうって程度の軽い気持ちで手に取ったんですが、危うく書店で泣いてしまうところでした。久しぶりにライトノベルの可能性をまざまざと見せつけられました、脱帽です、完敗です、琴線直撃です。・゚・(ノД`)・゚・

魔法ものでもなくて、伝奇ものでもなくて、ジュブナイルでもない。それら総ての要素を人の一生という縦軸で輪切りにしてそれぞれの成長段階における課題を見つめるむしろ発達心理の文脈に綺麗に配置している。ある年代のときにだけかかることもかけることも可能な何か(魔法といってもいい)、きっとこの本の楽しみ方は読者の年齢、成育環境に多分によると思うけれど、琴線に引っかかる人にとっては一生の宝物になりえる作品だと思います。

本全体を振り返ってみたとき第1話「僕は能面」、第2話「ネバーランド」(そして最後のオチ)の輝きは燦然としていますが、第3話、第4話の深さもとても短く一読すると物足りない感じがしますが、改めて読み返したとき趣深さが全体に及んでいることが分かります。むしろ第1、2話をより魅力的なものとしています。本来自分がいるべき場所を求めることは、その場所を探しても解は得られず、どうして求めるのかそのことを考えることでしかない(こう書くと浅薄で嫌なんですが)。

とりあえず第1話から第2話へと話が時間軸を共有しながらも未来へと繋がっていくさま(これは3、4話でも同様)を眺めるだけでも一読の価値があります。


以下 雑多

「マリア様がみてる」3rdシーズン、OVA化決定

う、嬉しくない_| ̄|○ 悪夢再来、とりあえず今から絶対ジェネオンに搾取されないように自分に暗示かけとこっと絶対に無視! こんな暗示が必要な時点で何かがとも思うけれど。

しかし露骨だよ、伝説的な視聴率を打ち立ててもDVDがおそらく一定量売れたことから儲はもれなく憑いてくると見越してのOVA化です。おそらく30分、6000円仕様(限定版は考えたくもありません)×6(売り上げ次第で続編も有り!)と見ました。

アニメスタイル 小黒祐一郎『マモー編』の大問題。ルパンの“夢”とは

昨今の特番ルパンには罵倒しか浴びせていない気がしますが(もう脚本家、監督が信頼おける人でないかぎり見ません!)、カリオストロ、マモーは本当に好きな作品なんで当該文章には心を鷲掴みされました。私なんか単純に夢がないなどと言われたことに対して、たとえ自分は意識していなくても夢があるということを証明しに乗り込んだと解釈していました。


>マモーは、自分が“神である事”を揺るがすルパンを許す事ができず、ルパンは自分が“ルパン三世である事”を否定するマモーと対決せずにはいられない。クライマックスの対決は、常識を越えた2人の人間が、それぞれの自分の存在を証明するための戦いだった。彼らの気持ちを、普通の人間である次元が理解できなかったのは、当然の事かもしれない。対決は、ルパンの勝利に終わる。マモーを倒した後に「感謝しろよ。マモー、やっと死ねたんだ」と、ルパンは独り言つ。不可能な“永遠”を夢見ていたマモーを、哀れに感じたのだろう。孤高の存在であったマモーを、唯一理解したのがルパンであったのかもしれない。マモーもルパンの事を、ある程度理解していたのだろう。だから、クローンかもしれないという言葉がダメージを与えられると分かった。超越者の気持ちは、超越者にしか分からないのだ。

池袋の新名所 乙女ロードって何だ
●通りに並ぶショップにはメスの匂いが充満
>店内は栗の花くさいとでもいうか、発酵したメスの匂いが充満していて息苦しい。場違いな記者に軽蔑と嘲笑を込めた視線が突き刺さる。まるで女性専用車両に乗り込んでしまったかのような居心地の悪さだ。

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こんな下品で悪意に満ちた文章を仮にも新しいニュース配信媒体たらんという意気込みをみせているところで拝むことになるとは思いもよりませんでした。そもそもこいつは実際に取材に訪れているようだけれど、嗅覚がおかしいんじゃない?それとも一瞬そんな臭いがしたという程度のことを常時そんな臭いがしていると誇張しているかどちらか(週に2回以上訪れているけれどそんなこと思ったことないです)。とりあえず執筆した記者名位載せてもらいたいです。これからのニュースの在り方として署名記事が主流になるんじゃないの?

169 名前:名無し三等兵 投稿日:2005/11/09(水) 03:08:36 ID:???
軍事板住人は下記の言葉を心に叩き込め。

一、隣接する国は互いに敵対する。
二、敵の敵は戦術的な味方である。
三、敵対していても、平和な関係を作ることはできる。
四、国際関係は、善悪でなく損得で考える。
五、国際関係は利用できるか、利用されていないかで考える。
六、「優れた陸軍大国が同時に海軍大国を兼ねることはできない(その逆も然り)」
七、国際政治を損得で見る。善悪を持ちこまない。
八、外国を利用できるか考える。
九、日本が利用されているのではないか疑う。
十、目的は自国の生存と発展だけ
十一、手段は選ばない
十二、損得だけを考える。道義は擬装である。
十三、国際関係を2国間だけでなく,多国間的に考える。
十四、油断しない
十五、友好,理解を真に受けない
十六、徹底的に人が悪い考えに立つ
十七、科学技術の発達を考慮する

「国家に真の友人はいない」…………… キッシンジャー
「隣国を援助する国は滅びる」…………  マキャべリ
「我が国以外は全て仮想敵国である」…  チャーチル

とりあえず六は除いて、こういったことを叩き込んでいる政治家がいざというときの安全保障を担う存在として、平時においても一人は万人が認める存在として必要でしょうね…。しかし銀英伝のようなこういう泥臭いきちんと戦争を描いているライトノベルって今何処?