「治安」、「教育」という思考停止 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

『治安は恐怖に駆られているために無際限にその範囲を拡大しようとする。また、保護は善意に基づいているために、これもまた善意の拡大に余念がない。恐怖と善意は互いを否定することなく、それぞれのロジックに従っていずれも監禁を拡大し、むしろ相乗効果のような仕組みを生み出したのだ。』

                芹沢一也「ホラーハウス社会」

先日 中間報告がでたことはニュースから明らかになっていましたが、どうせ議事要旨の公開までは一ヶ月近くかかるかと思いきやなんともう第五回 分が公開されていました(こんな対応をみてしまうと、今回は中間報告をニュースで取り上げてもらうためにもさっさと上げ、翻って今までも上げようと思えば早く上げられたに関わらずサボタージュしていただけではないかという疑念が浮かぶ…)。

具体的内容については後回しでまずは恒例のABCゲームから、しかし今回は悪質ですね。出席者数よりもアルファベット数が多かったり、みんな同じような喋り口調であるかのごとく言葉遣いを改めています(これは断言してもいい!)。そんなに匿名を守りたいの?それこそ匿名メディアの有意性を自ら露にしているとは思わないのだろうか?

A=坂元章(お茶の水女子大学准教授。CERO理事)

B=小林寿一(科学警察研究所犯罪行動科学部少年研究室長)

C=江川紹子(ジャーナリスト)

D=竹花豊(警察庁生活安全局局長・元東京都副知事)

E=樋口修資(文部科学省スポーツ・青少年局長)
※コメント欄で教えていただいた24-589さんありがとうございました!

F=江川紹子(ジャーナリスト)

G=姉崎昭義(PTA全国協議会環境対策委員会副委員長)

H=義家弘介(横浜市教育委員・通称「ヤンキー先生」)

I=相原佳子(弁護士)

全国世論調査 80%『治安悪化した』
>本社加盟の日本世論調査会は九、十両日、面接による全国世論調査を実施し、治安に関する国民の意識を探った。日本の治安が以前と比べて悪化していると答えた人が80%に達したほか、自分や家族が犯罪に巻き込まれる不安を感じている人も70%に上り、国民の「体感治安」は依然として悪いことが分かった

ここは「体感治安」が悪いという事実説明、でこのデータから始まって体感ではない「治安」の評価(世界各国との相対比較、あるいは時系列データ)まで書いて初めて1面の記事足りえると思うのですが…そんな部分微塵もないあたり思考停止もいいところヽ(`Д´)ノウワァァン!!

>就学前の乳幼児を子供に持つ人の71%、小学生の子供を持つ人の67%が連れ去りや誘拐に巻き込まれる不安を感じている(複数回答)ことも判明した。子供を狙った犯罪の続発が影響したとみられる。調査によると、最近の治安について「悪くなっている」と答えたのは38%で「どちらかといえば悪くなっている」の42%と合わせると80%。年代別でみると三十代が87%で最多だった。

だから続発していないし、子どもを狙った犯罪だって大半が顔見知り(要は親込み)という点は華麗にスルーですか…。

悪化したと回答した人のうちの58%は「子育てや教育に問題があり、モラルが低下している」(複数回答)のが原因と答えた。自分や家族が犯罪に巻き込まれる不安を「よく感じる」は13%で「時々感じる」が56%。巻き込まれる可能性があると不安に思う犯罪(複数回答)は「空き巣」が43%で最多だったが、「振り込め詐欺や悪徳商法」が30%、「インターネットを悪用した犯罪」も26%に上り、サイバー犯罪などの摘発が増加している実情を反映した。

東京新聞なんて左色強いわけだし、安倍批判のスタンスなわけです。それでこのような敵に塩を送るような、まさに教育基本法改正が正しいといわんばかりの妄言を書き散らしてなんら恥じることがない。今の若者のモラルが低いんだったら今の4倍犯罪犯していた団塊あたりのおやじ、おばさんのモラルは…はぁ~orz

>一方、子供の安全を守るのに有効な市民レベルの取り組みを聞いたところ、「日ごろからの地域のつながり」が46%でほかを引き離した。少年による凶悪犯罪を防ぐ効果的な取り組みでは「家庭での対応」が32%。地域や家庭への期待の大きさが浮かび上がった。警察に対する信頼度調査では、「全く」「あまり」を合わせて「信頼していない」と答えたのは27%。理由は「相談への対応が不十分」が34%で最多だった。(東京新聞 9月22日)

別に地域のつながりを再構築することは間違いないと思いますが、なにをもってつながるかです。みえない犯罪者、不審者を仮想敵に団結心をもつってほとんど最後の審判をだしに信仰を維持する新興宗教と変わらないと思いません?

しかも警察の信頼度調査であるに関わらず、信頼していないのによりいっそうの介入を望むってどういう羊さまなんでしょうね?狼かもしれない、自分も食べられるかもしれないとは疑いもしないのですかはぁ~。でもってそのような危惧など一切触れないまま↓のようなことをぬけぬけと書けるその羨むべき鈍感さに乾杯♪

安倍新政権にメディア戦々恐々?
■「権力を監視する認識ないのでは」
>「安倍氏本人は圧力を加えたつもりはなくても、放映前にNHK幹部に番組内容について何か言えば、客観的には圧力以外のものではなくなる。そこに思いが至らない。彼にはジャーナリズムが権力から独立し、権力を監視するという認識がないのではないか」

>新政権は反対も根強い改憲や共謀罪制定への意思を明らかにしている。田島氏は「現政権はメディアを利用しようとしたが、新政権は意に沿わないメディアに直接的に介入してくる恐れがある」と懸念する。同時にメディア側の「現状」にも危機感をにじませる。

精神的に萎縮するも何ももともと脳萎縮していてそんなたいしたもの書けないんじゃないの?という皮肉の一つでもいいたくなります。悪化していない治安を悪化したという言説に加担し、不安を醸成する、まさに統治権力にとって都合のいい状態を作り出すという作為がそこにはあるでしょ?

【参考】(浜井先生セット!)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/320966/ (浜井教授調査)
浜井教授転載メール 『警察白書』『犯罪白書』の検討結果日本は「治安の危機」「治安の悪化」といわれるような状況にはない。
女子リベ  安原宏美--編集者のブログさま「少年犯罪『報道』急増化データ」 ←今回の東京新聞の調査では、「体感治安」の悪化の理由として、教育やらモラルやらをあげているということは、少年犯罪増というイメージがあることが窺え、その原因を考えるとここの図表に明快に示されているような、犯罪増でなく、犯罪報道増という解にいきつく筈なんだけどね…。その意味でこのような一面記事自体がまさに戦犯ものということが分かる。


【考え方】
A=坂元章(お茶の水女子大学准教授。CERO理事)

>報告書の案の文言について少し気になっていることがありまして、それを少し申し上げたいのですけれども。「子どもが非行・犯罪を犯したり、犯罪に巻き込まれる危険性が高まっていること」というところから始まる節がありますけれども、アとイとウの3つに分かれていまして、アが「非行・犯罪に巻き込まれる危険性」、イが「出会い系サイトなどを通じて福祉犯被害に巻き込まれている状況」、ウが「子どもの携帯電話の悪用による被害の深刻化」となっていますが、内容的にアとイの区別とアとウの区別が少し分かりにくいかと思った次第でございます。

竹花の恣意的纏め文書に対する批判、しかもその批判内容が以前とまったく同じ…竹花の執念に辟易することなく正論で挑み続けるその姿勢に。・゚・(つД`)・゚・ 。

さらに今回はこれでもって中間報告となるという危機感からか、前回、なんとかこぎつけた無難な落としどころに向けてまさにいつもいじょうに言葉を重ねておられます!!!


B=小林寿一(科学警察研究所犯罪行動科学部少年研究室長)
>A委員(=坂元委員)もそうですけれども、私も研究者でありますので、子どもの発達に関わる学問的な観点から見ると、どんどんこういう意見というのは学問的に信頼を受けるデータ、ベースできちんと立証されているか、共有されているかということについて、自信を持って確定的に言えない部分も少なくない

小林氏はこれまでも参加されながらも、口は開かれていなかったのですが今回は参加人数が少ないこと及び中間報告が決まるということからか口を開かれています。そしてそのコメントたるやまさにデータに基づき(そのデータ自体の妥当性、信頼性含め)冷静に評価しようとまさに竹花ー前田ラインに対して抗うもの。・゚・(つД`)・゚・ 。もっと積極的に口を開いてよ!!!


C=江川紹子(ジャーナリスト)

初歩的な質問になるかと思いますが、教えていただきたいと思います。最初の35名の専任リサーチャーというところで、写真を拝見したんですけれども、女性の方が担当していらっしゃるのが普通なんでしょうか、それが1点。それと、あとサイト内容の分析ということなんですが、後のカテゴリーの分類例とも関連しますけれども、そこら辺は線引きといいますか、そこら辺の問題として問題点ないしは気をつけておられることというのがあるんでしょうか。最後が掲示板とか、こういうことになると―ちょっとこれは本当に素人的なことで申しわけないんですが、それまでそんなに問題はないのに途中で荒らしといいますか、誰かが変なことを書いてからどどどどっと、物すごく攻撃的というか非常に悪質な感じになるということがよく散見されると思うんですけれども、そこら辺というのも、こういうフィルタリングの観点で遮断とかいうことも可能なんでしょうか。以上です。お願いいたします。

これが悪質なもの、江川氏に関してはFの方が楽に決まるためにCに誰を入れたら良いのか消去法では埋まらない。しかし、この質問丁寧な仕方は江川氏が質問をする際に頻出なので間違いないと思います。


D=竹花豊(警察庁生活安全局局長・元東京都副知事)

>これは全く警察の取組のことについては書いていないのですけれども、特に事務局はそれを当然の前提として書いているものですから書いてありませんので、もし必要であれば書きますが、その大半は今年の警察白書に大方書き切っておりますので、書くといたしましても、少し簡潔な記述にさせていただければというふうに存じます。

毎度の事ながら自分が恣意的に文書を書いていることを隠しもしないですね、その厚顔さには感心します!


E=樋口修資(文部科学省スポーツ・青少年局長)ちなみに顔写真は→こちら

>これまでの議論の経過をよく存じ上げていないので

とあり、初登場の方なのであてはめとしては間違いないだろうけれど、問題はこの人が誰かということ…でしたが解決!人事異動ですか。今までの方と違いきちんと発言されるみたいなので今後要注目!

今回の発言だけでは中立的ということ以外分からないのでどういう方なのか軽くぐぐって見たところでてきたのが↓

基調講演「新しい時代の学校教育と教師力」 講師 文部科学省大臣官房政策評価審議官 樋口修資氏 (平成18年2月18日)

◇学校と教師に求められるもの

○学力観のパラダイム・シフトを。
「学校的能力」(知識技能重視)から「生涯学習能力」(知識技能を土台に、自らの学び、自ら考える力、学ぶ意欲、自己学習のスキルなど)の育成へ。
○「学びの質」の向上を。
・基礎基本の厳選→「履修主義」から「修得主義」への転換。
・学ぶ意欲の向上→教授・学習の相互循環型取り組み 等々。
○授業力の向上を。
・カリキュラムマネジメント・・・子どもたちにどのような能力資質を、どのような教育指導を通じて育成するのか。
・授業ルネッサンス・・・「学習なくして指導なし。指導なくして学習なし。」
・教師間の協働性の構築(TT、習熟度別指導、総合的学習、学校ボランティアの活用など)
○授業で勝負できる「教えるプロ」の育成を。
・教師は、学校の最大の経営資産であり、究極の競争力。
・開かれた授業など実践的な授業研究や教材研究の推進。
○地域に信頼される学校づくりを。

校長のリーダーシップの下、学校経営目標を明確化し、全教職員の共通理解を図りつつ、教育活動を遂行。

3つのmanagement(組織・カリキュラム・リスク)を大切に。
学校力を高め、教師力を育み、子どもたちの人間力を育てるために、「校長には、学校経営へのビジョンとロマンを。 教師には、COOL HEADとWARM HEARTを。」

教育は未来に生きる子どもたちの育成を通じて我々の未来を形づくる崇高な事業であることに誇りと矜持・志をもった教師によって成り立つ。
(以上、樋口修資氏講演レジュメから抜粋)

文部科学省と教育・青少年育成分野で活動するNPO法人が懇談会
>樋口大臣官房審議官は、「フリースクールについての情報を整理することが必要。就学義務はあるが、フリースクールも就学になるのではないか」と話し、「公的施設に関しては、学校単位での訪問が基本ではあるが、そのあたりは弾力的に対応できるように援助していきたい」とコメントした。

今回、安倍などが企む教育改悪ではなく、現在逆ギアが入りつつある中で90年代後半からの文部科学省が主導しようとしていた教育改革の流れを未だに保持されている方(リベラル色の強い)みたいです。ただし↓のようなお仕事もされている方ですからあまり期待できないかな?

天漢日乗さま「トヨタ・JR東海・中部電力、文部科学省の官僚を派遣して貰い、学校の設立準備をさせる」
>官僚派遣を後押ししたのは佐藤禎一元事務次官(現外務省ユネスコ大使)という。当時人事課長の樋口修資審議官は「佐藤氏から電話でJR東海を紹介された」と話す。佐藤氏は97年から3年間次官を務めた実力者。

参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/293963/ (海陽学園)


F=江川紹子(ジャーナリスト)

>有害情報に関しては、A委員(=坂元委員)がおっしゃったように、どれで線引きするのかとか、どこが線引きするのかとか、やはりそういう議論を深めていく必要があると思うんですね。ただ、やはり違法のものについて、もうすぐさまやれるわけですし、やっていただかなければならないので、それについてやはり警察及び関係機関の一層の奮闘を促すような形にしたらどうかなという、中間ではそれにとどめておいたらどうかというような気がしています。

今回もきちんと竹花の暴走に歯止めをかけようと奮闘されておいでです(*^ー゚)b グッジョブ!!


G=姉崎昭義(PTA全国協議会環境対策委員会副委員長)

>私どもPTAとしても、小学校、中学校の組織から見ますと、単一PTAでは活動されております


H=義家弘介(横浜市教育委員・通称「ヤンキー先生」)

>この夏も多くの親御さんと会ってきました。そして、会うたびにこの携帯電話の問題を親御さんに質問してきました。

悪質なお化粧が施されています。一瞬、誰が発言しているのか分からなかったって絶対にこんな品の良い話し方していないだろw

I=相原佳子(弁護士)

>前回ですか、来ていただいたときに、確か全部公表しておりませんということで、おしまいになったような気がします。

尋ねておいででした。

>弁護士の先生方なんかからご懸念も絶えないようにしたい


発言を受けて前田がこのように補っていることから間違いないかと。


Comments
みる姉さん、こんばんわー♪

>柳田國男を知ってる俺様w

そうそうまさにそれ!たんにトリビア自慢したかっただけちゃうんという感じで。今回、坂元先生に直接異を唱えることは出来ず、江川氏にだけ反対意見を述べている辺りがさすがといった感じですか?w

>前回なぜauの学割をあんなに非難したのか?おかしいですよね、auの学割で親の負担は軽くなっているのに。

あっ確かにそのとおりです、そこは気付かなかった!でもそんなに生徒の通信費のことを気になさっている品位の高いお方ですから、きっと有料携帯相談サイトでも生徒からはお金を徴収するなんて事はされなかったと信じています(棒読み)

しかし、普段は理想論としてもっと生徒を信じろとか立派なことを述べておられるのに、ここでは社会として竹花ばりの強いメッセージ(要は規制、統制だけどね)を出すべきとする意見に組するとか国語力が欠けているせいか理解できません>< とにかく親を信頼していないという点では辛うじて一貫しているのかな?
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/09/27 22:53
ヤンキーは今回も地味ながら笑わせてくれましたね~
柳田國男を知ってる俺様w
ひっかかったのは、P21~22の携帯代10万15万使う生徒がいたので、親に携帯代の上限設定ができる申し込みを
教えたと言っているところ。
ん?自分が生徒の携帯代を安くしたことを自慢するなら、
前回なぜauの学割をあんなに非難したのか?おかしいですよね、auの学割で親の負担は軽くなっているのに。
(義家はau学割はネットにも適用されるとカンチガイしていたんですけどw)
commented by みる姉さん
posted at 2006/09/27 19:39
24-589さん、ありがとうございます。さっそく修正しておきました!中身の精読はこれからしますが、中間報告書自体は今まで毎回纏めと称して竹花が坂元、江川両氏の意見をまったく反映させない代物をそのまま繋いだだけ(その纏めに対しても両氏は何度も異論を挟んでいるというのにね!)という惨物ですね。それだけに前回、坂元先生がフィルタリングという方向にうまくハンドルを操作していなければと想像するとそれだけで(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

>元の内容を考えると頭が痛くなると同時に、両氏の苦労を思うと頭が下がります。

本当にそうですよね…まだ軽く目を通した限りですが、今回両氏はいっそう発言を多くされてなんとかといった感じが滲み出ている感じですし。・゚・(ノД`)・゚・。他の竹花ー前田ラインに盲従する人間は平気で欠席しているのに対して両氏は皆勤ですよ!!!

>竹花らの電波っぷりに脳筋状態で無批判に従う人々以外は、逆に冷静さを取り戻した感じですね。

欠席者が多いのでこの点はまだ安心には早そう。ただ、光が確実に強くなっていることは前回の総務省に続いて、小林寿一氏や樋口修資氏といったむしろ官僚側から竹花―前田の暴走を抑えようというコメントがでていることに見えるような。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/09/25 10:29
更新お疲れ様です。

> E=樋口
> 誰やねん!

今回の中間発表資料である、「携帯電話がもたらす弊害から子どもを守るために」最終ページにて、

》素川富司文部科学省スポーツ・青少年局長(平成18年7月10日まで)
》樋口修資文部科学省スポーツ・青少年局長(平成18年7月11日から)

とあります。人事異動に伴う交代のようですね。
また、同資料から文科省のオブザーバも7月末で交代していることがわかります。

この中間発表自体も江川紹子氏の発言

》もしこういった問題にまで踏み込むのであれば、もう少しデータをきっちりそろえて、それが犯罪との関連のきちっと言及して言った、言える段階になってから出すなら出すというふうにした方がいいかもしれない

にもあるように、データ無視の思い込み、それもマナーのレベルについて“影響”と主張しての規制を求めており、竹花や岡田の著作と同レベルの内容となっています。

それでも議事録とつき合わせてチェックすると、坂元氏・江川氏の突っ込みで大幅に電波度が減少しているのですから、元の内容を考えると頭が痛くなると同時に、両氏の苦労を思うと頭が下がります。

とはいえ今回の議事録を読み解く限り、前田・義家・姉崎といった“竹花シンパ”以外の委員は、当初の“感情的規制論”よりも、坂元氏・江川氏の主張する“事実を基にした議論”に傾いている様子が感じられます。

最悪の敵は最高の味方と同じくらい役に立つ、とは良く言われますが、竹花らの電波っぷりに脳筋状態で無批判に従う人々以外は、逆に冷静さを取り戻した感じですね。
commented by 24-589
posted at 2006/09/25 07:08