>『自由の擁護は干渉を防ぐという消極的な目標にある。』
アイザリア・バーリン
「治安」、「教育」という思考停止
の続き、中身の検証。
今回の内容に関しての端的な結論はまさに坂元先生万歳!細部から根本まで凄まじい批判を展開されています。そしてしまいには途中から前田教授が坂元先生に迎合し見苦しいまでに主張内容を変えます!!!
あわせて前回からの続きということで警察庁以外の関連省庁の官僚はそっぽを向いている可能性があるのが窺えるといったところ。
折り返し地点ということで詰め合わせ
http://newmoon1.bblog.jp/entry/293510/
(第一回)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/303540/
(第二回)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/313266/
(第三回)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/320727/
(第四回)
あと---- 北の系2005 ----
さまが更新を9月1日でもって終了しておられたんですね。削除ではなく貴重な記事群は遺されてくれるみたいなのが救いといえば救いかな。・゚・(ノД`)・゚・。
以下 いつものごとく長いよ~。
【ネットスター】
>システムだけでは判断できないところがございますので、こういったところを人間の目で全件見るということをやっております。これは、私どものようなネットスター株式会社だけがやっているわけではなくて、こういったフィルタリングのデータベース集めを本格的に専業としてやっているベンダーであれば、どこも最終的にはこの目視の確認というのを、ちょっと普通の業界外の方からは信じられないかもしれませんけれども、こういった作業を続けているというような実態です。
>一応、今主流になっているのは、今ご説明した「ブラックリスト方式」ということですので、こちらの内容をご紹介しましたけれども、一部補助的に「キーワード(言語検索)方式」みたいなものも存在はしておりまして、こちらはその到達したページの中に何という単語が入っていたらバツだというようなことを仕組みとして持っているところなんですが、なかなかこれは企業の管理者にとってはやや使いにくいところもあるので、今世界的に主流なのは、上にございますデータベース(ブラックリスト)方式ということでございます。
添付資料のフィルタリングのしくみ
を見るのが早いのですが、商機でもあるはずなのに、この方、宣伝を度外視したような懇切丁寧な説明、負の部分についても(それはこの後のやりとりで明らかになります)逃げずに答えられる方でとても勉強になりました!それはさておき、ポイントはあくまで最終的に判断するのは人に頼るということ。警察庁が主導するネット監視組織を考えたとき、システム的(昔のファミコンソフトでの名前登録で弾かれるみたいなものをイメージ)なものよりも、その基準が曖昧になりやすくなおいっそう怖いものになる危険性があるということでしょうか?
【A委員】(=坂元委員)
>実際にそのように漏れてしまうといいましょうか、ブラックリストに入るものとして取り上げても漏れてしまうのは、今の技術でも実際にどのくらい起こるということなのか。また、漏れがなくなるように、今後の技術が伸びていくということがどれくらい期待されるのか。それから、例えばどのような行政とか社会からのサポートなり支援というのがあれば、そうした技術を高めるのに意味があるのか。こうしたことについて伺えればというのが一つでございます。
初めに口火を切られました!前回からの流れを守るべく、話をフィルタリングという技術的、具体的検証に関するものに設定されるためでしょう。具体的議論が交わされている際に頓珍漢な誇大話は開陳しにくいでしょうからね。
>それからもう一つ。年齢に応じて適切なサイトを提示するなど、そういうきめの細かいフィルタリングといいましょうか、そうしたものを提供していただくことは可能であると考えておられるかどうかについてお伺いできればと思います。
「それから」と補足のように思わせてこちらがメインで、坂元先生としてはゲームにおける自主的レーティング規制なものに収束したいという願いが透けて見えるような…。
【ネットスター】
>実際にどのくらいあるのかという話でございますけれども、本
当に四、五年前に、日本でフィルタリングが本格的に使われ始めるようになった頃と今では、かなり状況が変わっていて、私どものデータベースも、あるいは競合他社さんのものも含めて、日本でリストを作って日本で販売されているものに関しては、もう99%とか99.何%のブロック成功率になってきているというふうに考えていいのかなと思います。
本当なの!?正直、この数字の高さに驚愕したんですが…。
>コントロールする範囲がはっきりしていれば、例えば一般の家庭で、ご両親が自分の家ではどうなんだというようなことを決めることは、当然可能だとは思います。ただ、あとさっきのコストと比例しますよという話が出てきましたけれども、自由に決めようと思うと、やはりそれなりにフィルタリング装置部分のコストがかかってきてしまいますので、それを例えば携帯電話みたいなものに一律に適用しようと思うと、それはどこかしらでやはりコストは負担をしないと実現はなかなか難しかろうと、こんなふうに考えます。
とっても重要なコストの話なんですけれど、このレーティング的なものを掘り下げると、下手するとコストがかかるから一律に一番厳しい規制でいいじゃないかという粗雑な結論がでてくる危険性もありますね。
【B委員】(=小林寿一委員)
>サンプルが保護者のサンプルと思うんですが、N=516というんですが、特に少なくないけれども、特に大きいサンプルとも言えませんし、一体どういうサンプルなのか。要するに、どういうサンプルの人が答えているかによって多少評価というか見方は当然あると思うので、そのサンプルの特質ですね、どうやって抽出されたサンプルか、そういったものを教えていただきたいんです。
今まで沈黙を貫かれていたのにここに初めて口を開かれました。そしてその内容は純善に統計の信頼性にかかる技術的なお話!素敵過ぎます!
【ネットスター】
>マクロミルという会社の調査のパネルは、もうインターネットを使っていらっしゃる方で、全部ウェブで質問を見てウェブで答える、自宅で答えられますというタイプのものなので、今ご指摘のあった点で言うと、恐らくインターネットの保護者自身のリテラシーのそれなりに高い方に寄っているだろうというふうに思います。
このネットスターの方は知ってか知らずか普通に答えていますが、小林委員はおそらくこのような回答が返ってくることは百も承知の上できいておられるのでしょう!つまり、基づくデータが曖昧なものなのだから、それに基づいてなされる施策もその曖昧さを意識してそんな極端なものなどとりようはずもないと!(深読みしすぎ?)
【座長】(=前田座長)
>ほかにご質問はいかがでしょうか。今の点も非常に興味深い、親の関心というのが、子どもがそういう自殺サイトを見ることよりは、お金が高くなることが気になるというのもあれなんですけれどもね。もっと本質的なといいますか、フィルタリングそのものに関して、何かこの機会ですので。
で、前田氏はさすがにそのことに気付いて「本質的」という水を差し向けることで議論の枠を拡大、曖昧化することで逆説的に強力な網をかけられるようにしたいとw
【C委員】(=江川委員)
>初歩的な質問になるかと思いますが、教えていただきたいと思います。最初の35名の専任リサーチャーというところで、写真を拝見したんですけれども、女性の方が担当していらっしゃるのが普通なんでしょうか
前田の議事進行完全無視発言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!素敵過ぎます!!!ものすごく瑣末な「本質的」な質問じゃないものをいきなりぶつけるって間違いなく確信犯w
>サイト内容の分析ということなんですが、後のカテゴリーの分類例とも関連しますけれども、そこら辺は線引きといいますか、そこら辺の問題として問題点ないしは気をつけておられることというのがあるんでしょうか。最後が掲示板とか、こういうことになると―ちょっとこれは本当に素人的なことで申しわけないんですが、それまでそんなに問題はないのに途中で荒らしといいますか、誰かが変なことを書いてからどどどどっと、物すごく攻撃的というか非常に悪質な感じになるということがよく散見されると思うんですけれども、そこら辺というのも、こういうフィルタリングの観点で遮断とかいうことも可能なんでしょうか。
こちらはフィルタリングが人的資源に頼るということで、その判断が恣意的なものになるのではないか、言論の場というものを損なってしまうのではないかという危険性についての質問ですね。
【ネットスター】
>突然荒れましたとか突然内容がガサっと変わったみたいなものについては、当然フォローし切れないところもありまして、あるいはその日1日、ぱっと何か荒らされたみたいなことがあっても、きちんとした管理者がいらっしゃる掲示板であれば、すぐに復旧するものなんですね。不適切な発言は削除するなり何か適切なフォローが入って、もとに戻っていくということもございますので、必ずしも1個だけそういう材料があったから、それはすぐアダルトだとかというふうに分けているわけでは当然ないんですが、そういった点はございます。その辺がやはり気になるということで、学校でフィルタリングソフトを使っていらっしゃる管理者の方あるいは先生なんかからは、とにかく掲示板は全部見えないようにしてくれみたいなことを、見えないようにして使いたいみたいな話をリクエストとしていただくケースはあります。そんな状況でございます。
まさに江川氏が危惧している部分について、その危惧が正しいときちんとお答えになっています!江川氏もネットスターの方も素晴らしい!
【D委員】(=竹花委員)
>この研究会で今、当面の課題になっておりますのは、通常のパソコンと違って携帯電話、特に子どもたちが持つ携帯電話にあふれ返っている、子どもたちにとって有害な情報を子どもたちに見せない方法は何だろうかという、そこが一つの議論の焦点になっているんです
>現代社会としてどういう手法があるだろうか、効果的だろうかということについて、お考えがあれば聞かせてもらいたい
いきなり茫洋とした話に戻そうと強引な議題設定キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!なんでいきなり「現代社会」が出てくるんだ?w
【座長】 (=前田座長)
>それでは、「携帯電話がもたらす弊害から子どもを守るために」の案
を用意していただいていますので、今日はそれを議論してまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
白々しい上に恩着せがましい口調ですねw
そしていきなり坂元先生VS竹花というハイライトがきます!
【A委員】(=坂元委員)
>このまとめを拝見いたしまして、大変教育を重視しているおまとめになっているというふうに思うんです。研究会では、教育による対処というのは最も異論がないという話が出ており、それを踏まえて、それを強調されておられるということかと思います。もちろんこれは私も同意いたしまして、できるだけ教育による解決になるように、それをずっと見つめながらどのような取り組みも進めていかなくてはいけないというふうに考えるのですけれども、ただ教育に関する具体的なことは余り会議では議論されてこなかったというふうに思うんです。
ここでも最初に批判の口火を切られたのは坂元先生です!!!
>手順からしますと、教育に関するヒアリングなどをもっと行って、具体的な取組とか、どのようなことが必要とされて特に国には何が求められているのかとか、教育だけではどうにも対応できなくて、ほかの対策が必要ではないかとか、そのようなお話を伺って研究会で議論をし、それを踏まえてまとめていくというのが一般的かというふうにも思うわけです。
正論すぎます!竹花―前田がこれまでの議論ですっ飛ばそうとしてきた部分についての非難+わざと粗雑にして糞もミソも一緒くたに推し進めようとする彼らに対して優先順位の念押しです!
>研究会では実はフィルタリングについての議論にかなり時間が割かれておりますが、今回のまとめでは、それが余り出ていないという感じがしたことでございます。教育については随分資料が出ているのですけれども、フィルタリングについてはそうしたものもございません。今日ヒアリングがございまして、今後これで状況が変わるかとは思いますけれども、フィルタリングに関する資料がもっと掲載されたり、それからフィルタリングにどういう問題があったり、それをデフォルト・オンにするとどのような問題があるとか、またそれを乗り越えるためにどのような手だてがあるか、これらは前回までの会議でも議論された話でもありますので、そういったものがもっと掲載されてもいい話なのかというふうに思っております。
結果、どのようなものが中間報告になったかは先日メモしたニュース報道に明らかなようにあくまでもフィルタリングに関するなにかと限定されることに成功しました。・゚・(ノД`)・゚・。
>前回の会合で、誰かが決めたフィルタリングシステムを一律に入れてしまうということが、通信の自由を制約するという話がございましたが、現在では、性質の異なる複数のフィルタリングシステムを用意して、それぞれにどういう違いがあるかも精密に提示できる状況になっているようで、そうなりますと、ユーザーは複数のフィルタリングシステムの中から、事情にあったものを選択することも可能になっており、それは、一律と言う通信の自由の問題も緩和しているものと感じました。
一方でフィルタリングという提言をいかに実効あらしめるかについても99%の捕捉率という数字を引き出し、さらに、表現・通信の自由との兼ね合いもレーティングをメディア教育との組み合わせでいれることで乗り越え可能という指摘をされています。
>それから次なのですが、これは警察庁の報告書なのですけれども、具体的には取締りなのですが、警察が本来行う、あるいは、警察しかできないような活動についての論点が余りないという印象を受けました。
凄いな…怒涛のような批判が続きます。これは表現の自由を侵害する前に、まず違法なものは違法なものとしてそのまま警察が捕まえて見せろという警察批判そのものです。
>あと1点だけなのですけれども、今回の報告書の案の中では、社会的なコンセンサスをつくるということが強調されております。これについて、2点ほど気になっていることがございます。
まだ批判の手を緩められません♪この社会的なコンセンサスの下りは前回、最後社会改造への欲望を露にした竹花に対する批判です!
>まず1点目が、社会的コンセンサスをつくるときに、メディア問題の場合、いろいろな立場の人がいるのでして、誰かが一方的に何か考えをまとめるということではどうしても済まない性質があるというふうに私は理解しております。ですから、行政機関とかPTAなど関係団体があるといたしましても、業界でありますとか教育者とか学術界とか、いろいろな立場の人が十分に議論して、この問題の性質をよく理解して、それでコンセンサスが形成されるのがよいのではないかと考えております。
この委員会の人選では偏りがありすぎてコンセンサス形成などおこがましいという批判ですか!?凄いな…もう。
>それから気になっているもう一つのことがありまして、「国レベルやPTAなどで一定の考え方が示されるべき」という記述がありますが、この考え方というのは国レベルとかPTAなど、全国的な一定の考え方というように読めるわけですけれども、これは地域によって随分事情が違っていて、適切な取組方も流動的な面が必要ではないか思うんです。
>例えば地方では、誰か知らない人がいれば、そうした人は警戒しなければいけないわけですが、すぐにわかります。だから、GPSなどを子どもに持たせる必要性が少なくて、持たせないことを実行しやすいし、そうした決定もしやすいということがありますが、都会ではそうしにくいかもしれません。そのように、全国的に一律というのには限界があるように思われまして、ただ行政とかPTAの全国組織が、各地域における議論や取組を活性化するというのは重要であるというふうに思うのですけれども、その中身の縛りは限定する必要があるのではないかと思うわけでございます。
これまた竹花思想に関する真っ向からの批判!チェジュ思想に近いものに対して各々の自治体の自由、裁量を尊重する立場の表明です。
【D委員】(=竹花委員)
>今のA委員(=坂元委員)のご発言について私の考え方を簡単に述べさせていただき、かつこれからの議論でここを議論していただきたいというところが、まだ私どももございまして、説明させていただければと存じます。
中間報告という委員会での議論を纏めたものに対する批判に対して「私の」考え方でもって返す、こんな言葉の端々からもいかに竹花がこの委員会というものを私化しようとしているかが窺えます。で以下、猛反論。
>先生のお話の中で、まず警察の取組が書かれるべきではないかということで、これは全く警察の取組のことについては書いていないのですけれども、特に事務局はそれを当然の前提として書いているものですから書いてありません
>私どもの取締り、警察の取締り、あるいは警察が今お願いをしてやっておりますホットラインという違法・有害情報を多くの方たちから提供いただいて、それをプロバイダー等の協力を得て削除をしていくといった取組も紹介をするような形で、簡潔にそこを書かせていただくということで対処させていただければと思います。
既にやってますが何かということですが、やっているならばその有用性、そしてこれ以上新たにやることが必要かという必要性について議論することから始めるべきというのがまさに坂元先生が述べられたような手順の問題ですよね。
>教育中心というお話がございましたけれども、もう一つ私どもがすごく遠慮をしながら、余りここで明確にしなかったのは、子どもたちにこういう携帯電話、裸のままの携帯電話、フィルタリングのかからない携帯電話を持たせるということは、大人社会の責任を果たしていない、それを持たせるべきではない、そうすべきでない取組をもっと大人社会はしっかりやるべきだという視点を一番極端な形にしますと、何か法律なり規制を作って、子どもたちに不適切な情報が流れるような携帯電話を持たせてはならないという規制の仕組みを作るべきだと、その中で事業者その他がその規制の枠の中で対応していくような、そういう新たな仕組みを考えるべきだという意見も、僕はあっていいだろうと思います。
( ゚д゚)ポカーンこれでも遠慮されていたらしい…あまりの慎み深さに眩暈がしてきましたよヽ(`Д´)ノウワァァン!!
だいたい携帯保持の全面禁止をしつこく言っているのは私「ども」と称しながらお前だけじゃないのかよw
>そう難しいことをコンセンサスとして得ようというわけではありませんで、例えば今の規制のあり方についてコンセンサスを得ようというのではなくて、ここに少しすくいながら書かれていますけれども、非常に危険が子どもたちに迫っているんだから、こんなものを裸で子どもたちに持たせておくのはおかしいじゃないかと、そういう状況を改善するために大人社会として子どもたちにこういうものを持たせない努力をしようじゃないかと、そういうコンセンサスづくりをできないだろうかと
社会改造の第一歩だと前回堂々と述べておいて、そう難しいことじゃないって…しかも前田座長までとにかくこじ開ければあとはなんとかなるとか嘯いていましたがなにか?さらに一層危険なんですけれど!
>誰かが何かを言っていきませんと議論は盛り上がってこないし、下からの議論をずっと待っていますと、なかなか話は前に進まないという、そういう思いもあって、こういう形でまとめたらどうだろうということが事務局としての案でございます
まあ、ようは上からの思想押し付けですな、それをコンセンサスというの?単なる白紙委任を迫っているとしか見えないんですが…。
【E委員】(=樋口修資委員)
>先ほどA委員(=坂元委員)からもお話ございましたが、国からこの一つの考え方を示すべきだという点についても考える必要があると思います。地域によって、様々な取組が今されていますし、実態も様々でございますので、国が一体どういう考え方を示せるのかということ、例えば、携帯電話を持ち込ませてはいけないとか、携帯電話はこうしなければいけないということを示すのが適切かどうかを含めて、考えてみる必要があるだろう。例えば文部科学省が、一律に学校や校則で決める―昔、校則を厳しく定めていた時代もございましたけれども、最近は地域の実態に応じて、子どもたちの自主性を勘案しながら、それぞれの学校生活が規律正しく送れるように、校則というものを考えているわけです。
文部科学省もまた竹花的思想に否を唱えました!これが総務省がネットは自分たちの領分と言わはったように、学校教育は自分らの領分じゃ!ということかどうかは大きな問題ではありません。垣間見える中央集権体制は「そういう時代もありました」と過去の遺物にすぎないと言いきりました。
【座長】(=前田座長)
>ちょっとコメントさせていただくと、国が考えを示すといっても、具体的なこういうものを規則化してということでは決してなくて、ご趣旨が、だから文章のところの行間がちょっとあれなんですが、書き足りないところがあるんです
はい、助けのロープきました~先ほどは自分が纏めには関わっていないようなことを述べておいて、ここでは行間について補うとかおかしいでしょwえらく中立的な座長様ですね(棒読み)!
>問題提起を国がするというのは、それなりの合理性を私は持っていると思うんですね。それについて、教育の中にまで踏み込んで、この委員会でどうこうというよりは、ですから逆に余り細かく教育現場でどうこうということを踏まえて、ヒアリングをした上で具体的な案を出していくというよりは、一つの投げかけとして、やはり携帯は問題がある、その問題の中にいろいろな場での教育を考えていきましょう、フィルタリングの問題も考えていきましょうと。今の段階でヒアリングしたりなんかしてまとめてきた情報をここに集約させていただいているということで、ご理解いただきたいと思います
意訳すると最終案ではないのでなーなーで竹花氏の纏めでいってくださいよということですな。しかし、毎回竹花の纏めた文書に対して批判が展開されるたびに同じ弁解を使っておいでです。そして批判された文書をそのまま繋いでできたのが今回のものということを考えるとまさに先送りしているうちに既成化しようという姑息な戦術にほかならない。
【F委員】(=江川委員)
>先ほどのA委員(=坂元委員)と、それからD委員(=竹花委員)の話を聞いていて思ったことで、警察の問題なんですが、よくここで話されているときに、警察の方もそうなんですけれども、違法・有害なこの情報というふうに結構セットでくくられているところがあると思うんですが、違法の情報と、あるいは違法状態を誘発するような、極めて違法に近いような情報と、それからいわゆる有害情報と、やはりある程度警察に関して議論するときには分けて考えなきゃいけないと思うんですね。違法あるいは違法状態を誘発するようなことについて、きちっと取り締まってほしいというのは、これは全然異論がないところだと思うんです。ただ、有害情報と言われているものについては何を有害とするかとか、そのほかの権利との関係でどうかということで、非常に微妙なところになると思うんですね。
そして江川氏も追及の手を緩めません!これまた非常に真っ当な指摘です。違法に関しては坂元委員も指摘したように勝手に警察が取り締まればいいが、有害に関しては誰にとってどのように有害であるかを吟味しないで、違法に関する枠組みを流用されればこれほど怖いことはない!
【座長】(=前田座長)
>A委員(=坂元委員)のご指摘はもうすべてごもっともなんですが、教育の問題とフィルタリングのことが、もうちょっときっちりまとまった後で中間報告をというと、ちょっと遅くなり過ぎちゃう面があるんですね。あともう一つは、国が何か基準を出すというのが、押しつけ的に見えちゃうのはまずいので、やはり自発性といいますか、それこそ双方向性みたいな形でという形には直していただいた方がいいと思うんですが。教育のヒアリングみたいなものをやらないと中間報告出せないと言いますと、そこはちょっときついと思うので、このあたりで、またそれはもちろん踏まえて、文科省ももちろん、相当ご意見をお持ちと思うので、それはきっちりやっていかなきゃいけないと思うんですけれども。A委員(=坂元委員)のご趣旨も、今回の中間報告で、教育現場のヒアリングを入れないと中間報告を出しにくいということではないですね。そこをちょっと、大事なポイントなので……。
泣き言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!途中から何が言いたいのかよく分かりません!要は纏めたいからもう容赦してくださいというだけ、恥も外聞もないなこいつwで坂元先生が見かねたのか留保を条件に批判の矛先を収めたところで…。
>先ほどのA委員(=坂元委員)のご指摘と合わせて、中間報告をするときに、一定の意見を出すという書き方は、やはりちょっと修正をさせていただいて、将来に含みといいますか、柔らかくしておいた方がいいと思います。
で、できあがったのが中間報告ということです!
【H委員】(=義家委員)
>私なんかはかなり強い意見を持っている側の人間の一人ではあると思うんですけれども、この「一定の考え方が示されるべきである」、これが私は必要だと思っているんです。
もはや議論の大勢が定まった後に申し合わせ程度に竹花の片棒を担ぐ意見ですか…使えないですね~(それでいいんだけどw)。
>よく教育畑では、遊びの段階で家遊び、軒遊び、外遊びという段階、小学校はまさに「軒遊び」ですね。軒遊びというのは―これは柳田國夫さんの言葉から始まったんですけれども、つまり親の管轄のもとで軒下で遊んでいると。そういう段階を経て、ようやく子どもたちはより自由な外遊びに出て行く。その軒遊びの段階に対して、ある程度の信念とともに一定の線で管理するということは、すごく大事なことであるというふうに思います。
>各学校にゆだねた場合には、それこそ言う学校もあれば言わない学校もあり、そして知らない保護者が圧倒的という、そういう中に入っていってしまって、まさに本来「軒遊び」であるはずが、まるで「外遊び」になってしまっている。つまり、学校の休み時間に、教育者が休み時間の教室を全く見て
いないという状態に今なってしまっている気がするんですね。
寂聴氏にかぶれたのか知りませんが安っぽい薀蓄はいりません!はっきりいってまったく意味のない発言なんですけれど…坂元先生の主張するフィルタリングをデフォにするというのとどう異なるの???坂元先生が批判しているのはそれ以上のことを全国一律でやろうという思想なんですけれど…。それこそ柳田先生の民俗学的にいうならば、「遊び」に関して地域、年齢によって差があることを認めようというだけじゃないかw
【I委員】(=相原委員)
>フィルタリングの利用者数や利用率については、随時公表していくべきであるというような書き方で終わっていらっしゃるんですけれども、これが効果を持つような形を考えていただければと思います。
数値目標という考え方も報告書に反映されました…その意味で総務省的には苦い内容になったのかな?