2006/11/28
にメモしているニュースは今読み返して尚興味惹かれるニュースばかりです。自戒を篭めてメモした単なる金太郎飴羅列型ニュースサイトと、現在、一線を画せているのかどうかは・・まあ私自身で認定するべきことじゃないね(苦笑)
韓国の表現規制事情についていうと、オタ表現以前の政治的次元でもままならないところがあるのに、それでも敢然と守ろうと戦った人がいるということを忘れたくないです(オタに関しては、日本のサイレント☆魔女リティの方が多いはずなのに…)。
あと、これから続々と発生するであろう「山入」化に関しては↓
視点・論点 「限界集落 消えゆく前に」長野大学教授 大野晃
>65歳以上の高齢者が集落人口の半数を超え、冠婚葬祭をはじめ農業用水や生活道の維持管理などの社会的共同生活の維持が困難な状態に置かれている集落を、わたくしは限界集落と呼んでいます。
この主張、色々と興味深くて何度か見直しながら考えさせられてしまいました。
>昨年、国土交通省が過疎法に指定されている755の過疎市町村の6万2271集落を対象に行った調査では、全国で限界集落が7878集落(12.6%)、消滅の恐れがある集落が2641集落(4.2%)あることが明らかになりました。
大野教授の主張に従うならば(いや従わなくてもか?)、限界集落はもはや手遅れです。あとはいかにしてこれ以上限界集落(≒「山入」)を増やさないにはという、ここから先の予防政策を訴えるものです。
>限界集落になってから対策を考える「後追い行政」ではなく、準限界集落の状態にあるときに存続集落へ再生していく対策を講ずるような予防行政の視点に立った対処が重要です。
そして大野教授の対策に話が進むと、賛否が入り混じりあっていてなかなかもって一筋縄ではいかない。
>流域共同管理の必要性です。山と川と海は自然生態系として有機的に結びついている総体的存在です。ですから、上流、中流、下流の流域社会圏の中で下流域住民が上流民の問題を自分たちの問題としてとらえ、上流への多面的支援を行いつつ流域住民が一体となって流域環境を共同で保全管理していくことが必要です。
有名なのは牡蠣の養殖のために森に木を植えるみたいなことかと思うのですが、限界集落は別に山に限られないと思うんですがいかに?
>京都府の綾部市は、全国に先がけ限界集落化した水源の里を市挙げて守っていくために「水源の里条例」を制定し、水源の里への全面支援に乗り出し、全国的に大きな反響を呼んでいます。
ちょうど去年メモしたニュースですね。
>都市機能を集約するコンパクトシティーの発想は、人間社会に焦点を当てた単眼的視点です。「人間と自然」がともに豊かになるような地域社会の実現を目指すこと
そしてコンパクトシティについては少子化、人口減少の中でいかんともしがたい流れのように思うのです。広く薄く分散していてはどこもかしこも限界集落化してしまうのではないかと…。
地方法人2税、3000億円を地方移転・低迷する地方経済の立て直しに…政府・与党方針
>政府・与党は地方自治体の税収格差について、来年度に地方法人2税(事業税・住民税)の配分を見直す方針を固めた。来年度は法人税収が集中する東京都を中心に3000億円程度の税収を地方に移転する方向。税収増となる自治体の交付税も減らさず、低迷する地方経済の立て直しにつなげる。消費税に関連する措置は2009年度以降、税率見直しが決まる段階で改めて検討する。(日経新聞 2007年11月29日)
小泉、安倍時代の自民党がおかしかっただけで、元に戻りつつあるということなのかな。風光明媚な景色とおいしい空気だけでは、どうにもならないです。
以下 黒川党首を悼むニュース+アニメ感想
【追悼・黒川紀章氏】建築家より思想家として名を残そうと考えていた/建築史家の藤森照信氏
>黒川氏は理論を構築する独特の能力を持っていた。そして、高度成長期の消費社会における建築のイメージを、著書などを通じて次々に表現した。建築においての典型例は、中銀カプセルタワービルだ。その後、黒川氏はあいまいな日本の特徴を自らの建築の基調にした。伝統に興味を持っていたのだろう。先進的な表現から日本的な考えに回帰したのは、未来志向だけではまずいという感覚があったからだと思う。
確かに壮大かつ実現性のある設計能力こそ黒川党首の醍醐味でした。
>常に時代と社会から建築を説明しようとした点も黒川氏の特徴だ。建築家は建築を説明する際に自分の問題としてとらえることが多い。ところが、黒川氏は違う。時代や社会の視点から説明する。
ほかの建築家にはなんら食指が動かない理由はこの辺りなのかな…。
>政治の世界を目指すのであれば、もっと早くやるべきだった。20年くらい前に政治家になっていれば、おもしろかった。都知事選などでの都市政策はしっかりしていた。丹下氏の都市政策への情熱を引き継いだ数少ない人だ。
そういうある種の色気もなくなったからこその燦然たる輝きだったようにも思いますが、未だに国土交通省となったときのことを夢想します。
>インタビューでは、丹下研究室に行った理由や丹下氏との議論に負けた話なども正直に教えてくれた。黒川氏は丹下氏を批判することがあったものの、敬意を払っている姿勢はひしひしと伝わってきた。丹下氏に対する思いは、本当に強かった。(日経BP 10.25)
出る逸話、逸話がまた黒川氏の魅力を高める。棺覆いてなお評価定まらず!
「スケッチブック」第9話
ふつー。
「D.Gray-man」第59話
リナリー嬢メインの戦闘が拝めるのかと思うと久々に心躍ります。
「カイジ」第9話
荻原氏は演技力あるな・・前回のアカギが徹底的に静の演技だったのに対して今回は激をうまく声のみで表現している。