http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10106344233.html の続き
とここまでべた褒めにしておいてなんですが一つだけ、同じく「諸君」に掲載されている『大学教授匿名座談会~ゆとり教育の成果を見よ~キャンパスは「極楽トンボ」ばかりで日本沈没!?』神田桜樹(日本大学教授)/北白川夜船(京都大学教授)/本郷三四郎(東京大学教授)/馬場大江(早稲田大学教授)
なる記事はあまりにあまりの高尚さに是非とも座談者は匿名ではなくて実名でやってもらいたいと感じさせられました。ネットの匿名文化をマスゴミの皆様がたはお嫌いなようですし。
神田
>ハワイに行ってマクドナルドでペラペラ注文できるような学生は増えたかもしれない。しかし、会話は下手糞でもオーウェルを原書で読めて豊かな教養を持っているような学生は姿を消しました。新指導要領を考えた文部科学省の役人達は、「英文の評論を読めるインテリ」ではなく「軽い英語をしゃべる馬鹿」を大量に生産しているわけです。
日本人は喋れないことが問題だったんじゃないの?だいたいみんながみんなとは言わないがオーウェルを原書で読めることにいったいどんなメリットがあるというの?(原書がダメなら翻訳で読めばいいじゃないの!)
本郷
>最近の学生は我々が学生だった頃よりもひとつだけ優れていることがあるんです。
>出席率(笑)。
>要するに皆それぞれやりたいことが山ほどあり、四年間の知的モラトリアムを謳歌していたんです。翻って今日の学生をみると、やりたいことを自発的に見つけ出す意欲すらなく、知的ポテンシャルが非常に低下しているような印象を受けるんです。
ちゃらちゃらサークル活動に勤しんだり、ゲバ棒もって暴れるよりもずっと社会的には生産的だと思いますが。だいたいそんな昔の学生が蓄積して作り出したのが今日の社会でしょ?私なんかは現状肯定だけど、この手の「昔は良かった」式の人からするとそれは自己矛盾じゃない?
北白川
>一年間に一本もマトモな論文を書かない教授もまったく同列に評価される。こんな悪平等主義の環境では若い研究者の意欲も湧かないし、学生だって勉強しなくなります。
いや、ちょっと前の雑談で自主的に知的な活動をと謳っていたくせになんて志の低いw(いや、その主張には頷くけれど)
でもってだらだらと雑談が続いた末の結論は歴史教育を…'`,、'`,、'`,、('∀`)'`,、'`,、'`,、 (「員数主義」に関する部分は相対評価から絶対評価への転換と同じくかなり根本的な部分だと思うのにもったいない)
あと、その他にいい記事の軽いメモとして論座2007年2月号
より、
○特集 ニセ科学を考える~『水からの伝言』が教えてくれないもの~菊池 誠(大阪大学教授)
>マイナスイオン商品というカテゴリー自体が、いわば迷信の産物なのである。同様に、ゲルマニウムを身に付けたところで「お守り」以上の効果が期待できるわけではない。血液型で正確は判断できないし、代替医療のひとつであるホメオパシー(同種療法)の効果はプラシーボ(偽薬)と変わらない。ゲームで前頭前野が機能的に破壊されるなどというデータはない。
既にコメント欄で視点・論点出演時に教えていただいたゲーム脳批判キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !
>『水からの伝言』がもてはやされるのは、人々の「いい話」に対する耐性が低くなっている証しなのだろう。しかし、結論が一見「いい話」ならそれでいいのだというのは、思考停止以外のなにものでもない。「ありがとう」は絶対によい言葉で「ばかやろう」は絶対に悪い言葉だ、などという二分法で話がすむほど、世界も人生も単純にはできていない。それは僕たち大人にとってだけではなく、子どもたちにとってもそうに違いないのだ。
___ 見えませ~ん
∥ | ∨
∥ 現実 ∧_∧ .ヘ∧
∥ \ ( ・∀・) (゚A●)
|| ̄ ̄⊂ ) ( と)
凵 し`J U U
道徳的(それも思い込み、妄想レベルの)正しさと、事実としての正しさをごっちゃにする頭の純朴な人多すぎヽ(*´ワ`)ノということですね。
【参考】
・nobさんにコメント欄で教えていただいた当該菊池教授のブログ
・ニセ科学シンポ
・同上
加えて同じ特集記事で↓(ネット上でも公開されているので私のメモ用抜粋ではなく全文を召し上がりくださいませ)
○ゲーム脳のすすめと人類の進歩~人類文化が進歩をとげてきたのは何故か~山形浩生 評論家・翻訳家
>『ゲーム脳の恐怖』が持つ数々の論理的な矛盾、データや証拠の恣意的な使い方については、SF作家で「と学会(※)」でも有名な山本弘による徹底した批判が展開されている。『ゲーム脳の恐怖』に挙がっているグラフを見ても、ゲーム時の脳波の変化と、運動をしたとき(ちなみにゲームはダメだが運動はよい、と森氏は述べている)の脳波の変化とはまったく同じであり、片方がよくて片方がダメというのはまったく理屈が通っていないし、そもそもアルファ波が増えるのは痴呆状態だからではなく、リラックスしているときや脳を使っていないときに出るものなんだから、騒ぐことがおかしい、というのが基本的な批判だ。さらに、同書の議論の根拠にもなっている脳波とその測定方法についても、根本的な批判が精神科医の斎藤環によって展開されている。脳波の測定機器、測定方法、解釈のすべてにおいて問題があり、とうてい、まともなものとは言い難い、という批判である。こうした流れの全体像については、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)による『テレビゲームのちょっといいおはなし・3』(p.24~40)に収録された府元晶「『ゲーム脳』とは何か?」に詳しい。そして、森昭雄をはじめこうした批判に対して正面から答えたものはまったく見あたらない。
ゲーム脳批判に対する纏め+正当な評価です。
>人は自分の信じたいものを信じようとし、それを肯定してくれる理屈を探す。それは必ずしもリテラシーの欠如のせいではない。ゲームやケータイ、パソコンやインターネットの普及に取り残された人々は、自分たちの適応力や好奇心が衰退しているせいだと認めるよりも、それが有害で手を出さないほうが賢いのである、という理屈を求めているのだ。それはテレビの普及にともなう一億総白痴化の議論などと同じ、おもしろくもない現象の繰り返しにすぎないことではある。
かつての(←ここ重要)香山リカも「テレビゲームと癒し」で非科学的情緒的なゲーム批判が行われる背景として、旧世代が理解できない事件が起きた際に普段から慣れ親しんでいない媒体にその責をおしつけることで安心しているに過ぎないのではと記していたことをぼんやりと思い出しました。
>いったんマスメディアなどを通じて広まってしまった「ゲーム脳」だの「水からの伝言」だのといった話について、まちがっているから忘れろ、と言ってもなかなか通俗的な人気を消すことはできない。むしろそうした議論について笑いのツボを教えることで、影響力をなくす方策を考えることも重要だろう。深刻な顔で憂慮するだけでなく、ネタにして遊ぶ――こうしたやりかたを今後の科学リテラシー教育にうまく組み込んでいけたら、未来の「ゲーム脳」やら「水からの伝言」の弊害も最小限にとどめることができるはずなのだが。
完全に同意です、マスゴミが深刻ぶったしかめっ面でさも世を憂いていますというテンプレでこの種の前近代的言説を散らすならば、ネット言説ぐらいは近代人としての矜持をもって軽やかに彼らを嘲笑しつつ、彼らが退場するまで正当な評価を下し続けていかないとね(彼らは記憶にも難ありですから!)。
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/330033/
(感想)
あと、○特集「コピペ(切り貼り)」化される教養で、今の若者はコピペなんでもかんでもけしからん的な古色蒼然めいたテンプレ記事がなくて良かったです。今の若者がコピペ文化と指弾するならマスゴミは単なるテンプレ文化ですからね。
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/306909/
(テンプレ文化w)
- クリフさん…別に逃げをうつつもりはありませんが、基本的に私なんかは日記帳、備忘録代わりにここを続けているだけですから…日本一の教育専門家(おそらく世界でも有数ではないかと)であられる苅谷教授などと横に並べないで恐れ多い!!!
私の雑漠な試考、そして情報メモが他の誰かと共有(そのうえ色々と教えてまでいただいている!)できることはそれだけでとても楽しいことです。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/11 22:17
- 強力防水さん、コメントありがとうございます。
時系列及び他国との比較は相対評価という点でとても重要なものと思います。どの程度の「危機」なのかを認定するに当たって結局そこに戻るしかないだろうと思います。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/11 22:10
- >強力防水さん
ありがとうございます。
世界との冷静な比較はすごく重要な事であると思います。 - commented by クリフ
- posted at 2007/01/10 23:34
- こんばんは。遊鬱さん
>私が淡白、冷淡に扱っている部分について考え直す一助と>させていただいており、いつも感謝しております。
そう言っていただけてとてもうれしいです。
ありがとうございます。
遊鬱さんや苅谷さん(教育評論家)のような冷静なご意見は今の社会にとても必要であると理解しています。 - commented by クリフ
- posted at 2007/01/10 23:33
- カズトさん、はじめましてコメントありがとうございます。
私もリレー型の講義(確か原子力だったかな?)で渡辺教授のも受けた覚えが…その講義どの教授も定量的に物事を見れない奴は逝ってよしとまでは言わずとも露骨に軽蔑を滲ませていて面白かったです。
「サッカーやボクシングをする奴は…」
「サポーターとかで盛り上がっているのは単に酸素が薄い…」
とか化学系の教授は雑談も面白いですよね。
>増えているのは肺がんというよりがんでしょう。
そうでしょうね…その他の病気の克服というより単に長生きするようになってガンにかかる(そういうリスク的な変異が蓄積していく病ですし)確率が上がったと。まあ、その中で肺がんに関してリスクを高めているのは排ガスということじゃないかと(疫学的というより比較的結論ですが)。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/10 23:01
- >世界でも稀な異常事態
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20061102/1162482691
>1960~70年代から自殺はあったということになりますが。
http://kangaeru.s59.xrea.com/ijime.htm
ご参考までに。 - commented by 強力防水
- posted at 2007/01/10 21:32
- はじめまして。いつも興味深く拝見しています。
渡辺教授といえば昔講義で「人間は洞窟で暮らしていた時代に木を燃やしてダイオキシンを吸っていたんだから耐性がある筈だ」という話を昔していました。
ところで、
>車規制マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆
増えているのは肺がんというよりがんでしょう。結核等の病気が淘汰された結果として浮上してきたのでは。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai02/deth.html - commented by カズト
- posted at 2007/01/10 00:36
- ゆーきさん、コメントありがとうございます。
本当に仰るとおりだと思います。そんな数度の気温上昇など、これまで地球が繰り返してきた氷河期と間氷期という大きなサイクルから考えると本当に瑣末な問題の可能性が…。
>アメリカが言いだしっぺの政治的な言説ですよ。で、自国経済に打撃を与えるほど「リアリティ」をもつようになると、京都議定書から脱退しました。
その際のいいわけが中国やインドといった二酸化炭素を大量に排出する国々が加わらない京都議定書には実効性がないというようなものでしたよね…そしてそれは↑の議論を読むと部分的には正しい(笑)
しかし、その一方で元アメリカ副大統領、大統領候補でもあったアル・ゴア氏「不都合な真実」(http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=59 )のようなものもあり>全米で公開されるや、77館のみでの上映にもかかわらず全米トップ10入りして、スクリーン数を約600館に拡大。「華氏911」以来の衝撃的な大ヒットドキュメンタリー映画。となってしまうのだからアメリカは懐が広い(皮肉)! - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/09 22:50
- りずさん、こんばんわ。
まずは落ち着いて!(FEってもしかしてファイアーエムブレムのことでしょうか!?ヽ(*´ワ`)ノ ワーイ)
>物事は何でも疑ってかかれですよね。ネットで学んだことはこれくらいですw
これは確かに自分が理解できないことはとりあえず懐疑、少なくとも保留に傾いておくのが正解だと私も思います。ただ、そのうえでどのようなものがでたときに信用するか、納得するかという基準を作っておかないと、それこそ真実の無限後退、ポモ的戯れに堕してしまう可能性があるのが要注意な部分かなと。その点でこの両者の対談は極めて明快な数字・論理的な部分に依拠しているので私は信用しますということです。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/09 22:41
- クリフさん、こんばんわ。
>僕は被害者側に感情移入してしまうものですから、
フェミニズムや同性愛表現に関するクリフさんのコメントは何度も拝見させていただいているので、ブレーキというか、私が淡白、冷淡に扱っている部分について考え直す一助とさせていただいており、いつも感謝しております。
>遊鬱さんにとっては教育基本法の改悪問題に比べれば、いじめはどうでも良い事と考えられているように今までのエントリーから思えてしまったのです。
別に教育基本法の改正といじめ問題を比較しているつもりはないです。むしろそれぞれ別個の問題として考えるべきで、いじめをだしに改正の論議を暴走させるなという感じかな?で、このメモ記事の意味は、「危機」というものを認定するに当たって、それが本当に危機なのかどうか、また危機だとしてそれがどの程度の危機なのかを正当に見積もりましょうというように一般化しても構わないと考えます。
その意味で「いじめ」もそれが1~2%の自殺が「わずか」か「も」であるかは「危機」の基準をどのように定めるかによるでしょう。私はそんなぽんといじめ電話に30億支出するようなレベルの危機ではなく、せいぜい個別の学校レベルで十分に対処可能な問題の「危機」ではないかと(別にそれを望むならば、メモした覚えもありますがいじめ=傷害として警察を導入しても構わないわけですし)考えます。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/09 22:33
- >ゆーきさん
ええ、仰るとおり今は寒冷期なので上がって当たり前ですよね。
少なくとも周期的に繰り返すものですし。
本当人間って長期的スパンのデータを取り扱うのが苦手な動物なようですね。
しかし漏れの前書いたコメント今読み返したら温暖化二酸化炭素説肯定してるみたいな書き方になってましたね;
否定の意味で書いたのにミスってああなってしまうとは日本語って難しい;
さてと3度もコメかいてすいません^^;
失礼しました。
- commented by りず
- posted at 2007/01/09 15:04
- 地球温暖化というものはアメリカが言いだしっぺの政治的な言説ですよ。で、自国経済に打撃を与えるほど「リアリティ」をもつようになると、京都議定書から脱退しました。
ちなみに80年代では、氷河期の到来のほうが心配されてましたが、それはどこかにふっとんでいきましたw
地球の気候変動なんてここ3000年でも小さいながら結構かわってきてます。プラトン時代のアテネでは絵でみられるように布一枚ですごせるほど温暖な気候だったし、200年から300年前は小氷期とよばれるような寒冷な時代もありました。
気候の統計をとりはじめたのは、この200年ぐらい前の時代からで、こんな寒かった時代の統計から導けば気温が上がった統計がでるのは「当たり前」の結果にすぎません。
地球温暖化なんて、夏に背広なんていう寒い国の寒い時代の着物を着ようとするから困るのであって、布一枚で過ごそうと考えるのなら、そんなに困ることはないと思います。 - commented by ゆーき
- posted at 2007/01/09 08:06
- あ、これ=琵琶湖の件です;
誤解のある書き方とまた連続でコメントしてすいません^^;
しかしここの皮肉読んでておもしろいなぁw
こーいう考えもってて指摘する人がちゃんとその手の団体にいればいいのにw
それでは失礼しましたw - commented by りず
- posted at 2007/01/09 05:55
- おはようございます。
なんだか新年から本当色んなとこで面白いのが飛び交っていたみたいですね;
こっちは風邪+FEしててちと放置しておりました(マテ
まぁ、こことか二次元規制関連、表現規制関連を扱っているブログ様やニュースなどは一通りいつも目を通していましたがw
>『アスベストが「猛毒」だって!?』
しかしアスベストやらゲームやらマイナスイオンやらこの手のは次々飛び出してきてある意味わらけてきますよねw
本当この手のある意味白黒はっきりしていない似非科学ほど人は信用しやすいのだろうなぁっとおもいますね;
ちと話は横道にそれますが、地球温暖化で言われる二酸化炭素ですら実際にはその原因ではないのかという説もあるのに信じてしまうということもありますし、こーいう考えが広まりすんなり信じてしまうのが一番恐ろしいことだと思いますね;
ある種これは二次元規制にも言えること。
物事は何でも疑ってかかれですよね。
ネットで学んだことはこれくらいですw
しかし読んでて思ったのは本当にこれ言った人環境学勉強したことあるのかと(ry
そもそも外来種なんて広まってからじゃ遅いのにwwww
- commented by りず
- posted at 2007/01/09 05:49
- >TAKESANさん
こんばんは。はじめまして
>私は、遊鬱さんの文は、メディアの報道のあり方等に対す>る批判だと読みました。文字通りに「いじめがありもしな>い」という意味では無いのでは?
もちろんそうなんですけど、ただ遊鬱さんと僕との危機感の差が大きい事が僕の書き込みにつながっているのだと思います。「いじめがありもしない」ではなく「ありもしない危機」という言葉に反応してしまったのです
>もしかして遊鬱さんが通われた学校にはイジメがなかった>んでしょうか?
という僕の書き込みは、遊鬱さんと僕との危機感の差は、学校環境の違いから来ているのではないかとの思いから書いたことです。
- commented by クリフ
- posted at 2007/01/09 01:55
- >セントゴラス・ドン・ティオスさん
はじめまして。
イジメ自殺問題は1985年には既に国会で取り上げられたりワイドショーでも盛んに取り上げていたりしていました。
しかしイジメ自殺自体はもう少し昔からあると思います。
さすがに昭和55年(1980年)ごろは僕はまだ物心があまりついていないので分からないけど、結構イジメ問題は酷い状況だったらしいのです。
しかし引きこもり矯正施設の長田さん(1954年生まれ)は昔酷いいじめを受けて灯油をかぶって自殺することも考えた(情報ソース:婦人公論)らしいのでもし自殺してたら1960~70年代から自殺はあったということになりますが。 - commented by クリフ
- posted at 2007/01/09 01:44
- >遊鬱さん
あけまして、おめでとうございます。
回答ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
今回の僕の書き込みは去年の遊鬱さんの教育問題でのエントリーをも思い浮かべて書き込んでしまったものなんですが、僕は被害者側に感情移入してしまうものですから、自殺自体はほんの1~2%でも、イジメ自体は結構あるのではないかと思えるのです。
遊鬱さんにとっては教育基本法の改悪問題に比べれば、いじめはどうでも良い事と考えられているように今までのエントリーから思えてしまったのです。遊鬱さんの紹介してくださった欧米での取り組みに比べると日本の取り組みはあまりに貧しいので日本の学校や教育委員会は非難されて当然という気がします。
>世界でも稀な異常事態。
というのは経済学者の宇沢弘文先生の「日本の教育を考える」という本からパクってしまったものなんですけど、一人や二人ではなく1980年代初頭から何度もイジメ自殺問題はマスコミを騒がせてきたのに、まともに対策が打たれたように見えないところが異常というふうに思えます。
今回の僕のコメントには直接関係ないことなので聞き流してもらって結構ですが、佐藤学東大教授は
>市場原理主義の改革論者が強調する「少年非行の凶暴化」>や「低年齢化」についても同様である
といっておられますが、むしろ左翼側(反市場原理主義側)の論者達も「市場原理主義によって人心が荒廃し犯罪が増えた」「児童虐待が増えた」などと言って、「三丁目の夕日」の時代は良かったなどと言ってたりするのを、リベラルブロガー達のブログで目にすることが結構あります。
たとえば
http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/s/%C2%AE%BF%E5
さんのような左翼ブロガーが俗流若者論を展開してるのも良く見かけます。 - commented by クリフ
- posted at 2007/01/09 01:36
- TAKESANさん、こんばんわー。
うっ、まるで自作自演かのように私の想いを汲んでフォローしていただいてありがとうございます!総て全く本当にそのような意味です。
>メディアの報道のあり方等に対する批判だと読みました。
特にこの部分についてこそがマスゴミ批判をずっと続けている人間として感動した部分です。世に信じられていることを、勇気をもって専門家が定量的、科学的証拠に基づきひっくり返そうという行為には私滅法弱いんです…それが非常に稀なことなので。・゚・(つД`)・゚・ 。(菊池教授が着々と有名になりつつあるようなのは嬉しいことこのうえないです!) - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/09 01:04
- セントゴラス・ドン・ティオスさん、はじめまして。
>存在次元と問題化次元の混同です。
今回、抜粋させていただいた「諸君」の対談は、その種の左、右の区別を問わず撒き散らされている議論(今日の教育を巡る問題を見れば分かるように)とは明確に一線を画しているが故に感動したところであります。思想や哲学に関しては明確な答えが得られにくいがゆえに、それこそひとつの問題に関して色々な見方が並存するということもありえますが、科学的な議論に関しては明確に答えが得られるということです(ハイゼンベルクの不確定性原理のような部分ではなく、科学的に定量的に結論が得られる部分です)。そのような部分について世論に阿ることなく、勇気を持った発言をなされている(それも不安・危機を訴えるものではなく安心をもたらすもので!)という点で感動したということでございます。
ですから、サヨク-ウヨクという切り口はあまり気にしていません(これまでも左右を問わず批判メモを連ねているかと思います)。治安悪化問題に関して言えば前回総選挙で自民党を含めてマニュフェストに入れていますし、あの石原は右に含めていいでしょ?子どもの安全に関して、教育再生にことよせるために安倍ですら語っているし…右も左も大差ないですよ、悲しいことに(苦笑) - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/09 00:56
- あ、ごめんなさい、タイミングが悪かったですね。遊鬱さんのコメントを読む前に書いた投稿でした…。
- commented by TAKESAN
- posted at 2007/01/09 00:38
- 今晩は。すみません、横レスですが。
私は、遊鬱さんの文は、メディアの報道のあり方等に対する批判だと読みました。文字通りに「いじめがありもしない」という意味では無いのでは? 個人的には、いじめ問題に関する報道は、どこか的外れに感じますし(たとえば、昔の社会状況は優れていて、それは、「現在の様な」いじめを蔓延させない社会だった、という様な論調)、そういう所は、批判の対象だと思います。
当然、いじめが増えたか、手口が巧妙になったか、いじめを理由とした自殺が増えたか、等は、よく考えられなければならないと考えています。遊鬱さんのご主張は、その様な「変化」が、はっきりとは「明らかになっていない」にも拘らず、それが事実であるかの如く言っている、という意味なのではないでしょうか。 - commented by TAKESAN
- posted at 2007/01/09 00:36
- クリフさん、あけましておめでとうございます。
>イジメ問題までありもしない危機
という部分について誤解を招く部分があったのかもしれませんので補足させてください。決していじめがないとかそのようなことをいいたいわけではありません。環境原理主義者たちが自然保護を錦の御旗とすることで、科学性やら経済的合理性を無視して言説を撒き散らし、そして莫大な金がつぎ込まれているように、「子どもを守るため」という錦の御旗のもとにいじめ、治安悪化もそんな年間何十人、何百人と死者(交通事故死とか)がでているほどの大問題でも無いのに大騒ぎしすぎでしょということです(義家は教育バウチャーを導入するために、竹花はメディア規制の正当化に…などいじめは利用されています)。
>イジメで自殺するというのは世界でも稀な異常事態だと思います。
この部分に関しては、
・自殺対策支援センター
http://www.lifelink.or.jp/hp/jisatsuhoudou.html
で諸外国の対策が纏められている=前提として対策が打たれるようななにかがあったと予測できます。
・諸国の「いじめ」対策
http://zty.no-blog.jp/ztyblog/2006/11/post_93fa.html
欧米の例
・佐藤学東大教授
http://www.nhk.or.jp/bsdebate/0611/guest.html
>メディアが報道している「いじめ」等の問題は、日本の子どもが直面している危機の中心問題でもなければ、教師が直面している危機の中心問題でもない。(子どもの自殺のうち「いじめ」による自殺は、過去15年間、1~2%に過ぎない。)市場原理主義の改革論者が強調する「少年非行の凶暴化」や「低年齢化」についても同様である。(現実には、少年非行の「凶悪犯」は、かつてのピーク時の4分の1に減少している。)学校改革をめぐる議論や政策は、マスメディアによって過剰に報道される「雰囲気」からではなく、子どもと教師が直面している現実の危機から出発すべきである。
…といった部分で回答になっているでしょうか?程度問題ではありますが、私もいじめられたことくらい経験ありますよ。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/01/09 00:35
- 哲学思想家のセントゴラスです。
クリフさん
これは二つのレベルの混同に基づいています。
存在次元と問題化次元の混同です。
「いじめ」と「いじめ問題」の区別ですね。
昔からいじめと呼ばれる現象は存在していましたが、いじめに対して「いじめ問題」という危機的意味付けがなされたのは確か10年前くらいからだと思いますね。問題化する人たちがどのような思想や感情に基づいているのか、そちらを明らかにする方が重要です。子供=絶対に守るべきもの、社会的弱者=善、被害者=善、生命=絶対的価値という思想が読み取れますね。このようなサヨク思想に対抗しているのが、保守主義であり、小林よしのりなどであると思います。
サヨク-ウヨクという切り口で見ると、「治安」問題、「子供の安全」問題、「環境保全」問題は全てサヨクの軸に入るかもね。 - commented by セントゴラス・ドン・ティオス
- posted at 2007/01/08 23:12
- こんばんは、遊鬱さん
>ありもしない危機を煽っている人たちが、お役所にも大
>学にもゴマンといますね
というのは確かにそうなんでしょうけど、イジメ問題まで
ありもしない危機というのは元いじめられっ子としては納得できません。子供がイジメで自殺するというのは世界でも稀な異常事態だと思います。
もしかして遊鬱さんが通われた学校にはイジメがなかったんでしょうか? - commented by クリフ
- posted at 2007/01/08 21:12