アラスカにいた頃の俺ならお前なんかキングサーモンと一緒に狩っていたところだ…と言っている。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

クリスマスイブらしく幸せな話題を

2006/12/24 は色々とバラエティに富んだニュースメモしています。双風亭のていたらくはともかくとして、教育再生会議あれこれ(藤井誠二は義家礼賛したんですね、語り継がなくっちゃ♪)、日本と規模を比較するにほぼ同等のカリフォルニア州の刑務所過剰収容対策1兆円予算追加…こんな無駄遣いをする国にしたいのでしょうか(出国管理制度もねって書こうと思ったけれど、指紋までは導入しちゃったしorz)?

そして、医療問題と…。医療再生~希望は「団体」~ の補足。

レジデント初期研修用資料さま「「好き」は誰のものか」 のコメント欄より。
>MedToolz 様
 僕なんか挫折の連続ですし、梯子外しが待ってるのか、バトンタッチ出来る優秀な方がホントに現れるのか、個人的には不安に思っています。そんな僕のルーツは、MedToolz様のレジデント初期研修用資料のブログであったりするわけです。皆が、将来に不安を感じ始めた頃、先生は既に持論を開陳し、誰よりも早く、思考実験を始めていましたものね。

>ネットーワークを張り巡らし、権威中心主義、東京・大学中心主義ではない、多中心的な連帯と結束を図るのは、何も成功するだけとは限りません。僕らは、この張り巡らしたネットワークを使い、もしかしたら総員待避の号令を掛けることになるのかも知れないのです。今必要なのは、先生のように叡智を出せる力のある方の入会だと感じています。

>是非、先生に入会していただきたいです。Medtoolzのハンドルも添えて。座位こと、黒川衛 

投稿者 座位 : 2007年12月13日 06:51

まさに最後の聖戦とでもいうべき悲愴な覚悟は既に固めておいでのようです。医療関係のブログが総力を結集した姿を是非見たいです…Medtoolz先生の医療の戦場設定に関する議論は欠かせないですよね。

勤務医 開業つれづれ日記さま「投票: 2007年 「医療崩壊な1年」 あなたの心に残る”医療崩壊”ランキング!」 を読むと、本当に今年が医療にとって激動の一年であったことがわかります。まだ世間的にはせいぜい産科医・小児科医不足程度の認識なんでしょうが、医者がその職業モラルだけではどうにもならないところまで追い詰められていることこそが本丸です。


で、まだ打ち止めにならないのでニュース追加しますorz

公立病院、不良債務減へ特例債 改善策提示なら
>特例債を発行できるのは、03年度以降に不良債務が著しく増え、不良債務比率(07年度決算)が10%以上になる病院事業。指針に基づいて改革プランを策定し、単年度収支均衡への道筋を示したと認められる場合は03年度末~07年度末に増えた不良債務の額をめどに、08年度に限って発行を認める。600億円の発行を計画している。

03年度以降にどうして不良債務が急増したのか。。医療行政の問題については頬かむりして、せいぜい債券発行する権利を付与するってどれだけありがたいお話なんでしょうね(棒読み)。

>特例債の返済期間はおおむね7年以内。不良債務は1年以内に返済しなければならない債務で、長期債務に振り替えれば不良債務ではなくなる。単年度の返済額も少なくなり、資金繰りに余裕が生まれる。不良債務は06年度は104事業で計953億円。比率が10%を上回ったのは67事業だった。また、複数の病院を再編したり、ネットワーク化で役割分担したりする際に必要な負担を軽減することで改革を促す措置も盛り込んだ。(朝日新聞 12.21)

・・・サブプライム化してみます?


産科・産婦人科医と小児科医の数、地域格差が深刻
>人口10万人あたりの産科・産婦人科や小児科の医師数が、都道府県によって倍以上の開きがあることが21日、厚生労働省が公表した全国の医師数統計で分かった。「出産難民」「小児科医不足」といった現象が社会問題化する背景に、医師数の深刻な地域格差があることが浮き彫りになった。統計は厚生労働行政の基礎資料を得るために2年に1回まとめられているが、産科・産婦人科や小児科医数を都道府県別にまとめたのは初めて

医師に問題があるかのごとき言説がこれで消滅することを祈ります。

>それによると、15~49歳の女性10万人あたりの産科・産婦人科医数の全国平均は昨年末現在で38人。もっとも多かったのは鳥取県の60人、最少は滋賀県の26人で格差は2.3倍だった。救急搬送された妊婦が10以上の病院に受け入れを拒否される事態が8月に起きた奈良県は31人で全国平均を下回っていた。産科医が少ないと1人の医者に妊婦が集中し、その結果、妊婦のたらい回しが起きたという指摘が、統計上でも裏付けられた形となった。

たらい回しではなくて、単に医師がいっぱいいっぱいだったということが明らかになりました。
 
>15歳未満の子供10万人に対する小児科医数は平均177人。最多が徳島県の295人、最少は岩手県の118人で格差は2.5倍だった。また、国内全体の産科・産婦人科医の数は18年末で1万74人。10年前の1万1264人に比べて約1割減少しており、深刻な医師不足ぶりが改めて判明した。小児科医は1万4700人と10年前の1万3781人に比べて増加した。

産科医逃散も裏づけられました…。

>同じ統計からは、全国の医師数の総数は27万7927人で、10年前の24万908人に比べて約1割増加。人口10万人あたりの医師数も217で、10年前の191人と、統計上では増えている。厚労省は「絶対数が不足しているのではなく、医者の配置が偏在していることが小児科医不足が指摘される原因」としている。(MSN産経 12.21)

…まずそもそも人口あたりの医師数は他国と比較してほしいということ。そして昔よりも雑務が増えていること(インフォームドコンセントとか)、そして高齢化が進めばそれだけ病院にかかる人間も増えることも無視ですか、そうですか。


以下 ニュース続き+アニメ感想

「何も知らされてない」 厚労省、首相発表に驚き
>薬害肝炎訴訟で福田康夫首相が23日、記者団に対し議員立法による全員一律救済を目指す考えを明らかにしたことについて、厚生労働省幹部は「今日、突然官邸に呼ばれた。何も知らされていなかった」と驚きの表情を見せた。同省では20日に、舛添要一厚労相が国としての和解案を発表し、原告の求める全員一律救済には応じられないとの姿勢を示したばかり。(MSN産経 12.23)

家族団らん大臣涙目m9(^Д^)プギャー! しかし、タイミングとしては遅きに失したというか、この段に及んで政治決断したほうが不思議だったんですが…。

30 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 13:59:52 ID:iNqm2fqN0
空気が読めず優柔不断の福田内閣が、みすみす好機を逸して世論と公明の直談判に敗走した日でもあったな。

空気の一例:今朝の日経・春秋から

▼官房長官は「司法の立場をどうお考えか」と、強気で原告団に切り返していた。はて、面妖な。水俣病の患者救済では、3年前の最高裁判決を、政府は無視・黙殺しているではないか。国の水俣病認定基準は限定的すぎるとした最高裁の司法判断に従わず、基準の見直しすらしていない。

▼ご都合主義の極みである。水俣病では最高裁判決を軽んじる一方で、C型肝炎では司法判断の枠を盾に、一律救済を拒否した。責任範囲を小さくするためなら何にでも飛びつく官僚のへ理屈が、高官の発言の裏側に見え隠れする。枠を広げると補償額がとてつもなく拡大すると言い張るのは、役所のいつもの手だ。

89 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 14:12:48 ID:sCV5KeD50
病んでるなあ。国も役所もお前らも。

自覚症状あります(苦笑)

127 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 14:17:48 ID:oWEOfV5Y0
ダッカ事件の悪夢が・・・

170 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 14:26:21 ID:wPOoVArC0

舛添自業自得

<薬害肝炎和解協議最終日・平成19年12月19日の対照的な両者>

薬害肝炎原告団・・・涙ながら全面救済を舛添大臣・福田首相に訴える
舛添要一厚生労働大臣・・・菊川怜やテリー伊藤を迎え私的懇談会を催し欧州のバカンスについて談義(私的懇談会とは公務でなく「勝手に集めた仲間のお話し会」です)

「舛添厚労相、菊川怜やテリー伊藤迎え懇談会」
>有識者で検討する舛添要一厚生労働相の私的懇談会
>「人生85年ビジョン懇談会」が19日、厚労省で初会合を開いた。
>積極的にバカンスを取る欧州の生活スタイルなどを研究事例に
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071219-OHT1T00145.htm

本当なら最低すぎるんですが・・。

362 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 15:18:20 ID:7ZzzxQli0
支持率低下と天皇発言が効いたな
俺もまさか天皇が薬害問題に言及するとはおもわなかった

(;゚д゚) (゚д゚;(゚д゚;)な、なんだってー!?

当該発言を完全に見落としていました!

372 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 15:20:14 ID:JKzHDRFD0
>>362
さすが「最強の戦後民主主義者」と呼ばれるだけのことはあるよね

423 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 15:30:35 ID:TVpspO7G0
福田「全員救済する」
厚生省役人「どこにそんな予算があるのですか?」
福田「来年のおまえたちのボーナスを取り崩す。m9(^Д^)プギャーーーッ 」

と言う初夢を昨日見た。

483 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 15:41:24 ID:anuF3mDa0
ダチョウ倶楽部のコントのまねを厚労省、舛添、福田でやっていたんだろうw

932 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/23(日) 17:00:25 ID:zG8lxKBV0
陛下の御聖断に官僚涙目

というわけで↓を改めて。

天皇陛下:きょう74歳 記者会見全文
(前略)

>過去を振り返り、公害によって健康の被害を受けた人々のことを考えるとき、当時はこのような問題に対する安全の問題が国民の間に十分に理解されず、被害者を苦しめてきたことが思い起こされます。多くの国民にこのような事態が少しでも早く知らされていたならば、被害を受けないで済んだ人も多かったのではないかと返す返すも残念に思っています。

おそらく天皇陛下のお言葉に関しては事前に宮内庁を通して、打診を受けているだろうし、これが突然の政治決断の答えなんでしょうか…ね。医療についてもご聖断希望!

(中略)

>地球温暖化について最近アジア・太平洋水サミットへ参加されたミクロネシア大統領、ツバル首相からは海面上昇の問題、タジキスタン大統領からはパミール高原の氷河の後退の話がありました。今年の東京は暖冬で、初めて雪が観測されたのは3月16日ということでした。明治10年の統計開始以来最も遅い初雪とのことです。このように世界各地で温暖化の問題が起こっており、今後人々の生活に様々な影響を与えていくことが心配されます。現在世界各地で環境に対する関心が高まり、良好な環境の下で人々が暮らせるよう、国境を越え、また様々な分野の人々が協力し合う状況が作られつつあることは誠に心強いことです。世界の国々が協力して地球環境を少しでも良い方向に進めていくことを願っています。

>吹上御苑の自然観察会は吹上御苑を中心とした皇居の生物相を2000年の時点で記録するという科学博物館の生物相調査の結果に基づいて行われました。この調査は動物では1996年から2000年まで、植物では1997年から2000年まで行われ、動物群の中には2006年まで続けられたものもありました。自然観察会ではこの調査をされた研究者が解説に当たられ、調査のときに見いだした知見を観察会の参加者に伝えられました。このことは参加者にとって意義深いものであったのではないかと思います。

>那須御用邸附属地の調査は栃木県立博物館により1997年から2001年にかけて行われ、その翌年に「那須御用邸の動植物相」という報告書が出版されました。この度の環境省への移管はこの調査を踏まえた上で行われました。環境省へ移管された地域が国立公園の一部として訪れた人々の自然への理解や関心を深める上に意義あるものとなればうれしいことです。この地域には炭焼きによる伐採を免れたブナが林になっており、調査した研究者と見に行ったことが印象に残っています。

こういう部分もせっかくですので謹んでメモしておきます。

>ブルーギルのことですが、ちょうど30年前の1977年、淡水魚を専門にしておられた国立科学博物館の中村守純博士と淡水魚保護協会の木村英造氏とお話したことが、淡水魚保護協会の雑誌「淡水魚」に載せられ、その中でブルーギルのことにも触れています。琵琶湖にブルーギルが入ったのは、淡水真珠をつくるイケチョウガイの養殖のために貝の幼生が寄生する寄主としてブルーギルを使いたいということで、水産庁淡水区水産研究所から滋賀県水産試験場に移されたものが琵琶湖に逃げ出したことに始まります。当時ブルーギルを滋賀県水産試験場に移すという話を聞いた時に、淡水真珠養殖業者の役に立てばという気持ちも働き、琵琶湖にブルーギルが入らないようにという程度のことしか言わなかったことを残念に思っています

>30年前には釣った魚は食べることが普通でした。したがってブラック・バスやブルーギルを釣る人が多ければ、繁殖は抑えられ、地域の淡水魚相に変化をもたらすことはないと考えていましたが、現在は釣り人の間にキャッチ・アンド・リリースの習慣が浸透し、釣った獲物を食べるのではなく、そのまま放すことになったため、ブラック・バスやブルーギルが著しく繁殖するようになってしまいました。キャッチ・アンド・リリースということがこのように一般化するとは、考えてもいませんでした。ブラック・バスもブルーギルもおいしく食べられる魚と思いますので、食材として利用することにより、繁殖を抑え、何万年もの間、日本で生活してきた魚が安全に育つことができる環境が整えられることを願っています。この目的に沿う釣り人のボランティア活動にも大きな期待が寄せられます。

>なお、豊かな海づくり大会の式典で、琵琶湖水系でニッポンバラタナゴが絶滅したことを述べましたが、ニッポンバラタナゴは日本の淡水魚の中で最も絶滅の危機にあるものと思います。それは、中国から移入された体の大きいタイリクバラタナゴとの生存競争において、ニッポンバラタナゴは弱い立場にあることと、ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴとの間では雑種ができるからです。したがってニッポンバラタナゴのいる池に一尾でもタイリクバラタナゴが入れば、その池のニッポンバラタナゴの純粋性は保てません。現在純粋なニッポンバラタナゴが住んでいるところは、タイリクバラタナゴのいない閉鎖水域だけになってしまいました。誠に厳しい状況にあると言わなければなりません。タイリクバラタナゴは美しい魚ですので、水槽で飼い、その後池や川に放したことにより、各地にタイリクバラタナゴが繁殖するようになったのではないかと思われます。ニッポンバラタナゴはこのような危険な状態にあるので、タイリクバラタナゴが放される心配のないところで飼育することが必要と考え、大阪府八尾市産のニッポンバラタナゴは赤坂御用地内の池で、福岡県多々良川産のニッポンバラタナゴは常陸宮に頼み、常陸宮邸内の池で、それぞれ1983年以来飼育され、ニッポンバラタナゴ研究会が随時調査をし、また研究に用いています。

日本は大陸と離れていた期間が長く、日本の中には琵琶湖のような古い湖、本州などと長い間隔離されていた島々があり、非常に多くの固有の生物が住んでいます。このような生物が今後とも安全に過ごせるよう日本人皆で守っていきたいものと思います。(毎日新聞 12.21)

これで陛下のブルーギルに関するお言葉の真意が明らかになりました。


「格差を認め、流動性の高い社会に」宮内義彦オリックス会長
―その際に必要なのが、規制緩和と、これまでの政権は推進してきました。

宮内
>規制を緩和することによって、新しい産業が生まれます。 例えば医療関係で言えば、32兆円産業を50兆円産業にできます。教育も成長分野です。農業は第1次産業ですが、これも規制緩和によって輸出産業として成長できる。こういった成長余力のあるところを刺激して、経済成長率を上げなければいけない。まず体を大きくすべき。それをせずに、分け前の話だけをしても仕方がない。体を思いっきり大きくして、足りないところに分けていく。これが政治なんです。

 \   ∩─ー、    ====
   \/ ● 、_ `ヽ   ======
   / \( ●  ● |つ
   |   X_入__ノ   ミ そんな餌で俺様が釣られクマ――
    、 (_/   ノ /⌒l
    /\___ノ゙_/  /  =====
    〈         __ノ  ====
    \ \_    \
     \___)     \   ======   (´⌒
        \   ___ \__  (´⌒;;(´⌒;;
          \___)___)(´;;⌒  (´⌒;;  ズザザザ

医療、教育、農業と全部私の地雷にジャストミート!「産業」という視点自体が( ゚д゚)ポカーンなんですが・・というか、32兆→50兆にするには(高度)医療の高額化しかないはずです。おそらく公的医療保険を全廃して完全自由化しての試算なんでしょう。

>今の政治は増税と分配の話しかしません。こんなばかな話はありません。むしろ法人税や個人所得税は減税すべき。日本の成長率が4%になれば、増税などしなくても財政問題はなくなります。今こそ、成長率を引き上げるにはどうしたらいいかを考えるのが当たり前だと思うのに、政治はそういう考え方をしません。

内需がきちんと盛り上がるように労働分配率を上げたり、非正規雇用の正規雇用化することとならない辺りでこいつは敵だ!(←何を今さら感ありますが、これまで宮内に関してはメモしたことなかったので)

―尽力された混合診療の自由化問題についても、なかなか全面解禁には至りません。この混合診療の議論でも、お金のあるなしで受けられる医療に差が出ると、格差という言葉を出して反対する人もいるようです。この格差問題という言葉を錦の御旗に掲げて、改革を阻止しようという動きがあるようにも感じます。

宮内
>混合診療というのは、力のあるお医者さんのところへ患者が集まり、腕のいい医者の収入が増えるということ。これは正しい競争だと思うんです。日本では多くの先端医療が保険診療には入っていないため、米国で先端医療を勉強してきた医者でも、日本に帰ってきてから症例がゼロで経験を積むことができません。やはり世界最先端の医療に常に従事していないと、医者の腕は落ちてしまいます

米国の医療事情について薔薇色にのみ語る人間がこの期に及んでいようとは…ムーア監督涙目w

>格差は認めなきゃいけない。人間社会である限り、格差は生まれるものです。努力したらきちんと報われる社会を作ることが大事であって、その結果生まれた格差は認めてもいいのでは。格差問題で留意すべきは、格差そのものが悪いのではなく、格差を固定する社会がいけないということです。格差を固定しないためには、流動性の高い社会を作ることが必要です

(*゚∀゚)っ相続税100%、法人税引き上げ、経済犯罪厳罰化

>しかし日本の社会は流動性を高めようという動きとは全く反対です。公務員制度一つ動かない。農業分野にしても、農地は息子にしか渡しちゃだめ。都会の人が農業に挑戦したいと思っても難しいというのが現状です。政治家も親が政治家でないとなれない。

(゚Д゚)ハァ?今テレビで田舎暮らしとかいってさんざん煽っているのは無視ですか、そうですか。問題は農業で生活が成り立たないことじゃないか!

―格差を固定化しないためにも、日本の経済成長が必須になるかと思いますが、具体的にはどういった分野に成長が見込めそうでしょうか。

宮内
>先ほども言ったように、まずは医療分野です。健康産業と捉えて様々な事業を自由化していく。世界中の名医を日本に呼んで、日本をアジアの医療センターにしていくといった発想が大事です。自分が長生きするためだったら、それなりのお金を払ってもいいと思っている人はいるのです。何より、優れた医者の集まる病院が日本にあれば、国民は安心します。

貧乏人というか大多数を占める一般人は?

―医療のほかに、教育分野も成長が見込めそうです。

宮内
>教育分野が抱える問題も医療と同じです。これまで教育も医療も国が配給してきました。配給制度は競争して、いいものを作り上げていくためには弊害となります。教育は生涯教育という観点に立って考えなければいけない。また、私立の学校をもっと尊重し、一定レベル以上のところには生徒1人当たりに、バウチャーのような形の補助金を出すことを考えてもいい

私が以前メモしたバウチャー制度の弊害を知った上での発言です、こちらは。義家なんかはバウチャーはいじめ対策とかトンチキなことを言っていましたが、宮内は私学優遇になることを認識している確信犯です。

>教育と医療との関係で言えば、メディカルスクールを導入すべき。4年生学卒の人材が医学部へ入る。4年間はリベラルアーツを勉強して、それから医学部へ入るというシステムにしなければ、いいお医者さんは生まれません。現状では医学部に行きたければ18歳で進路を決め、勉強の虫にならなければならない。こんな制度は先進国で日本だけです。ついに韓国もメディカルスクールを導入しました。日本だけが変わっていません。

ただでさえ、若い医者が足りていないのに・・金持ち以外は医者になるなと。それが格差の固定でなくてなんなの!?

―農業や観光の分野はどのように成長する可能性がありますか。

宮内
>農業は絶対に輸出産業になります。豊かな土壌、豊富な降水量、そして温暖で四季のあるこれだけ条件の良いところで育った作物の品質が悪いわけがない。(日経新聞 12.20)

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ笑うしかないや。週刊現代が訴訟こみで宮内追求していたけれど、規制「改革」の虚妄を剥ぐにはこいつを標的にするのが正しいでしょうね。

23 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/21(金) 14:29:00 ID:9sn5VDkh0
10年前のGDPと今のGDPを比べると

アメリカ、欧米、オーストラリア 140%~160%
日本 102%

結局、エセ改革で何も結果を出せなかったな。エセ改革の担い手は小泉自民党とそれに選ばれた経済財政諮問会議。宮内はその議長。

>成長余力のあるところを刺激して、経済成長率を上げなければいけない。

で、自称「改革派」のお前らには、それができなかったわけだ。数字はなによりも説得力あるよ。2%(笑)

この批判は今まで考えたことがなかった〆(゚▽゚*) メモメモ 成果主義に従って改革主導した人間責任取れ!

378 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/21(金) 15:59:41 ID:BDrZZ0m+0
宮内の規制緩和って

・タクシー緩和→オリックスリース(タクシーリース業界第一位)
・混合診療→オリックス保険の権益拡大
・派遣拡大→オリックス派遣の権益拡大
・教育→オリックスリース
・農業→オリックスリース

全部自分の会社関係ばかりじゃんwwwwwwwwwwwwwwwwww

443 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/21(金) 16:23:26 ID:BDrZZ0m+0
宮内の考える農業は

人材派遣で派遣の水呑み百姓を産み出して
オリックスが農機リース・融資をして
オリックス物流が独占する

つまり農協潰してオリックスが代わりをしますということ

462 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/21(金) 16:31:43 ID:9Z42dl2N0

宮内は、「下から上に流れる」流動性だけがよい流動性だという趣旨でものをいっている。高いところから低いところへ流れる自然な流動性が進めば、いずれ格差はなくなる。だから「格差を認めよ!」といって、下から上へ流れる、格差増大型流動性を必死に肯定してるわけだな。

だから法人税の増税には反対なのに、消費税の増税には賛成。

法人税を減税すれば、それが社員の増給につながるなんて理屈だったが、2000-2005の5年間で株主配当が約2.5倍、役員報酬約2倍になってんのに、一般社員の給料が一割減って、もうワラうしかないな。

正しい格差は当然あるが、こういう格差は認められない。ただの「金持ちの利己主義」なんだよ。

おっしゃるとおり!

532 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/21(金) 17:07:33 ID:cMI0BFpb0
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03180.HTML
項 目    最近の統計(2005年) 小泉政権前(2000年) 変化率
生活保護受給世帯数 1,041,508世帯  751,303世帯    39%増
同高齢者世帯数     451,962世帯  341,196世帯    32%増
母子・父子世帯数  4,105,000世帯 3,578,000世帯    15%増
貯蓄なし世帯の比率     23.8%     12.4%    11%増
非正規社員の割合     32.3%     26.0%    6%増
一般労働者の総実労働時間 169.0時間  153.8時間    10%増
ホームレス数     25,296人      20,451人     24%増
自己破産総数     184,422件     145,207件    27%増
児童虐待件数      34,472件      17,725件    94%増
全世帯年間収入     645万円     721万円    76万円減
婚姻件数       714,265件     798,138件     11%減

626 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/21(金) 17:51:55 ID:34LuFKKo0
そもそも労働者にとっての生産性と経営者にとっての生産性って別物だよね?

労働者にとっての「高い生産性」→少ない労働・多い賃金
経営者にとっての「高い生産性」→多い労働・少ない賃金

宮内は経営者w ここにいる連中の大半の敵w

776 :名無しさん@八周年:2007/07/08(日) 20:58:32 ID:q3SSaej/0
一人当たりGDP(日本)
1989年 2位 
1990年 7位 
1991年 4位 ←宮沢内閣
1992年 4位 ←宮沢内閣
1993年 1位 ←宮沢内閣
1994年 2位
1995年 3位
1996年 3位
1997年 4位
1998年 6位←竹中国政参加
1999年 4位
2000年 3位
2001年 5位 ←小泉内閣 竹中入閣
2002年 7位 ←小泉内閣 
2003年 10位 ←小泉内閣 竹中金融担当相兼任
2004年 11位 ←小泉内閣 竹中参議院議員当選
2005年 14位 ←小泉内閣 竹中総務相就任
2006年 19位 ←小泉内閣

1000 名前:銀河鉄道 投稿日:2007/12/21(金) 20:12:11 ID:LY4hAh480
            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ,,,,,,,,,  <  いくわよネジ
    |;;;;;;;;;|   \___________
    |;;;;;;;;;|
   ノゝ・_・) _√ ̄i_  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ノノ'"'πヾ (゚Д゚ ) < オチゆーな
  _ノノU;;;;;;;| ノ# ̄ヽ   \________
 |__|];;;;;;;;|ノ__#_ヾ

1000カキコとして非常に趣き深い。希望で釣って所詮は帝国維持のための螺子にしようとしていたとかね、螺子。


「もっけ」第12話

お雛様たちの恨み声が迫力あってなかなか良かった。爺さんが退治しない理由について、姉妹が語っている内容もじわ~と沁みます。


「みなみけ」第12話

千秋さまのお人形を介しての会話がとてもつぼでした。


Comments
コジロウさん、ブログだけでなく、HPもWikiも運営されていたのですか!?知りませんでした。

>業者すら決まっていないとの弁ですが、そんなんで4月から(あと3ヶ月!)実施できるわけは無いわけで、実質的にはもう詰められているんでしょうね。

石原がアキバ再開発を鹿島に落札させた手口ですね。

>随意契約

オリックスがPFIで手がける高知の病院の汚職のようなものが出てくるといいですね(呪詛)

>パブリックコメント

大阪府民が一人でも多く意見を表明されんことを祈っています。が、本当にこういう大事なニュースがどうして報道されないんだろう?基準自体があやしげなメタボ<<<<(越えられない壁)<<<<歯科検診だと思うのですが。医療費削減のために、自己責任原理を組み込む孔明ならぬ厚労省の罠でしょうね(太ったやつは自己責任)。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2007/12/26 02:18
又四郎さん、こんばんわー。

>初めて、ほめられた(T▽T)

わたくしめ、そんな大したものじゃないですぅ><

>「私は世の中は振り子のようなものだと思っている。ゆっくりと左右にふれているときは問題はないが、急にゆれると、反動もまた大きい。」

ロードス島戦記の灰色の魔女カーラの天秤話を思い出しました(←無礼)。白だろうが黒だろうが一色に染まると、失敗したときに大破局が訪れる。それよりは多少スイングさせる(灰色)ことでバランスをとり続けるのがよいという。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2007/12/26 02:11
ついにオリックスが表に出てきたか・・・。

来年4月から開始される特定健診(メタボ健診)は、原則的に民間健診業者に丸投げだそうです。そして、その業者というのがオリックスという「噂」・・・。
行政の方は現在、予算策定中ですので、業者すら決まっていないとの弁ですが、そんなんで4月から(あと3ヶ月!)実施できるわけは無いわけで、実質的にはもう詰められているんでしょうね。
大阪市の場合、パブリックコメントの締め切りが1月9日なので、1月10日以降に「すでに決まっている路線」が発表されると思われます。
当然、入札などは間に合わないので随意契約でしょうねぇ。

特定健診の情報については国保の評議員のなかにも「知っている人と知らない人がいる」ような状態で、あと3ヶ月で「必ず実施」されるわけですので、またしても市民は置いてきぼりですよ・・・。
commented by コジロウ
posted at 2007/12/25 17:01
おはようございます。m(__)mそして、おくればせながら、メリークリスマス。
>IQに関しては「IQってホントは何なんだ?」(著)村上宣寛がお勧め。
 ありがとうございます。早速拝読させていただきます。
>( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
 初めて、ほめられた(T▽T)
>宮内
 まさに奥田・竹中とならぶ小泉・安倍時代を象徴する日本をgtgtにした奸族ですな。
 岩見隆夫氏が書かれた「昭和天皇独白録」のなかで、先帝陛下は次のように述べられています。
「私は世の中は振り子のようなものだと思っている。ゆっくりと左右にふれているときは問題はないが、急にゆれると、
反動もまた大きい。」
 つまり、自己の利益を追求しすぎると、反動も強烈なものとして返ってくるという御示唆なのでしょう。
今上陛下もその薫陶を引き継がてでおられるので、御誕生日の御会見の発言に至ったものと思われます。
 今の経営者達は、ここに掲載されている昔の実業家の言葉とともに聖上の言葉をかみしめ、実行されることを願ってやみません。
 それでは、失礼いたします。m(__)m
commented by 又四郎
posted at 2007/12/25 06:34