年明け早々の能登半島地震に心痛む日々

自然は災害という牙をむきながら慰めも与えて

節気を分けていきます




寒牡丹は神苑池端に美しく咲き誇っていました



藁づとが愛らしくいかに大切に育てられてきたか

いつも感心します



茅の輪を巡り諸々の災いを払うお詣り

やはり神頼みですね



立春に想う古歌かあり鶯落雁型を使いたくて〜


    雪のうちに春はきにけり鶯の

      凍れる泪今やとくらむ  二条后


鶯の擬人化が巧みですね

梅に群れるのは鶯色のメジロで古代人の勘違い

しかし初音と相まって好まれたのでしょうね

日本人に刷り込まれた色合いになりました



手放しで喜べない立春大吉ですが

冬を乗り切った事に感謝しましょう

春散し寿司を囲んで愉しい集いになりました




      



池端に紅梅が〜春の魁ですね

でも今夜から大寒波で北陸の被災地に大雪予報

より過酷な避難生活になると思うと

水も電気ガスも当たり前の日常に感謝しつつ

何もできない事にもどかしい気分になります



薔薇園でジュビリーセレブレーションの冬そうび

2002年の品種、華やかな花弁がエリザベス女王

在位50年ジュビリーに相応しいですね

丁度滞在中で次々とパレードやイベントが目白押し

あちこちでGod save the Queenの合唱が聴かれ

いかに国民の敬愛を受けているかを実感しました

浩宮時代の天皇陛下もお祝いに出席され

日本との催しも沢山ありましたね




お土産の在位60年ダイヤモンドジュビリーの紅茶缶

女王を讃える文言が描かれています

すでに80代でしたが、コロナ禍のメッセージなど

力強いもの、激動の生涯を全うされましたね



テームスに架かる橋景色の連作が観たくて〜





ウォータールー橋



チャリングクロス橋の夕景色

昼と夜の逢わいが微妙なグラデーション



黄昏の国会議事堂はよく見た景色

連作を観なながらターナーを頻りに想い出しました

ターナーズライトと称される陽光のうつろいは

四季折々心慰められるひとときでした



拝借した画像ですがターナーの〜ノラム城 日の出〜

何度も美術館へ観に行った好きな絵画です

モネも英国旅行で光の彩りに感銘を受けていたのか

後に〜印象 日の出〜を描いています



この作品展示は無かったけれど〜

手法は異なるけれど心情的に共通項があると

勝手なに想い込んでいます

睡蓮の連作には若い人達がいっぱいでした



日本では人気抜群の画家ですよねー




熊野権現を勧請した由来の熊野神社

静かな佇まいで清々しい初詣になりました

しかし元旦には驚きの能登地震速報‼️

家族全員が揃ってのお屠蘇の最中でした

時間が経ち広範囲に被害が甚大になり

言葉を失います



年々品数少なくしていますが〜




富山氷見の睨み蒲鉾と金沢伝統のかぶら寿司

図らずもどちらも地震の被災地産‼️

何となく意気消沈してしまいました



鬼柚子や獅子柚子とも言われる縁起物

やはり少し不気味だったかも〜



博物館への初詣で力強い龍絵図に慰められました



渡来の龍だけどあらゆる意匠に使われています



護り神のイメージが強いですね

是非天下泰平を祈って欲しいものです



国宝松林図もしばし眺めて心洗われました

自然現象も世界的紛争なとが収束して穏やか

1年になりますよう祈るばかりです