年末も近いからですかね。
横断歩道のお化粧直しをしていました。
初めて見ました。
運動場のライン曳きの大型版みたいなのを使うのですね。
真っすぐな線を引くって、けっこう難しいですが・・・こういう仕事って・・・何気に尊敬します。
リハビリを待っていたら、顔馴染みのナースに遭遇。
バリバリのBPSDの認知症の方を連れていました。
私は入院中、彼女に認知症でBPSDの患者さんの接し方をポイントで伝授した覚えがあります。
「いい事ききました」と帰って行ったけれど・・・ぜんぜん伝授した事は伝わっていなかった。まあ、期待もしていなかったが。
つなぎを着て、車いすに立ち上がれないように抑制帯で抑制されていた。手首に打撲のあとが、うつらうつらしていて昨夜の活躍ぶりが想像される。
この患者さんのような方は、とにかく自分が病気やケガをした事が認知できていない。そのために病院に運ばれた事も認知していない。そして、治療される事も認知されていない。よって、何もかも急に暴漢にあっているような感覚に襲われる。
実際の病気の苦しみや、怪我の痛さよりも上回る恐怖と不安にさいなまれているのです。
ですから、とにかく“安心”を伝えるケアが必要。いくら「病気で治療が必要」という事を伝えても彼らは理解できない。看護師である私たちは強盗とか山賊とかそういう類じゃないですよ。あなたを守る、あなたを大切に思っている人ですという事を伝えるこそ、治療を円滑にできる。そういう事に気が付いて欲しいな。
声を掛けたりするときは、とにかく患者さんの目を見て語り掛け、優しく触れてあげてほしい。看護師の気持ちを伝えてあげて欲しいな。