人材指導についての研修でした。 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

あれよ、あれよと季節は移り変わりますね。もうアジサイの季節です。

この花には雨がピッタリ!・・・という事はもあすぐ入梅という事ですね。

雨が降らないのも困るけれど、あのジメジメがうっとおしい。一年で一番嫌いな季節です。

 

今日は東京看護協会で研修。

既卒の中途採用者に対する指導の仕方のお勉強でした。

うちは、療養型病院で応用的な看護が必要な事から新卒の採用はしません。

真っ白な新卒のナースを育てる環境や体制がないからです。

すべてのスタッフがどこかの病院で教育をある程度受けた人たちばかりです。

 

教育の中で

「統一性がない」、「人によって言う事が違って分からない」という新人の声が時々聞こえます。

そりゃそうです。みんな、様々な場所でその病院色に染められてここにきているのですから、同じ事でも、どこかがちょっとずつ違っているのです。

今日の研修の中でもそういった話がありましたが、

いくらやり方の統一を目指してマニュアルを作っても、それを読んで実践する人がそれぞれなのだから「一緒」なんて無理。

どんなに大ベテランの人も環境が変わればゼロである。よって、迎える側のサポートが無ければ「即戦力」なんていう人材はいない。

安心・安全という確信を持たなければ、人は「やれる」状態にならない。誰しも失敗したくないし、怒られたくないですからね。

確信を持つためには、指導された事に対して納得し、やろうという事を自己決定する。そして、その決定に対して責任を自分で持てる事を目指さないといけないらしい。

職場は個性の集合ですから、全く一緒など皆無。同じことを言っていても、人によって言い方も違うし・・・。

ある意味、「統一性が無くて分からない」とか、「人によって言う事が違うから分からない」というのは、自信のなさや不安という事を繕うためのに、自分を守り他人のせいにする典型とか。つまり、指導が悪いという事である。

指導は何を与えたではなくて、共に考え問題を解決していく対話が基本。フムフム。

研修を受けて、認知症看護の「快」を考えた対応に何か似ているなァと思った。例えば相手の目を見て傾聴とか・・・ポイント、ポイントが全く一緒だ。

確かに、新人も認知症の患者さんも「快」が必要ですね。

 

教育担当になって、色々勉強が必要。が・・・今まで全く興味を持たなかった分野のお役目なので、けっこう出会う事が新鮮な事ばかりである。ああ、今日は頭が疲れた!