毎年、井の頭公園の花見散歩はかかせないのですが、今年は盛りが過ぎてからのお散歩となってしまいました。
今年の桜は、気温の変動が激しくて、そのおかげで長持ちしましたが、
一気に満開という感じでなかったので、モッコリ感が今一つな気がしました。
もう桜も見納めというのに、井の頭公園はすごい人出でした。
さて、吉祥寺の街をプラプラ。ランチのお店を探していた時、
後ろを歩いていた若いカップルの会話が耳に入りました。
「人の筋肉なんて、どう見てもかんぴょうにしか見えないよ」だって(*_*;
振り返って顔を拝みたかったけれど、それは止めにして・・・
たぶん医学生かな。
フォルマリンに漬かったご遺体は、まさしく彼の言う通りな感じ。
しかし、生前のその方の好意で身体を提供して下さり、それを教材に勉強させていただいているのですから、
敬意の心を示さなければならないと思いますよ。ご遺体に敬意を示していたら、こんな会話はしないですよね。
街のど真ん中で、デート中(?)に大声で話す話題ではないと思います。
壁に耳あり、障子に目あり。
医療従事者の卵たちは、けっこう一般社会の方々が眉を寄せるような話題を無神経に声を出して喋ってしまいます。
自分たちにとっては日常なんですがね、それは医療という特殊空間の中の日常なんですよね。
全く何も知らない普通な人が
「人の筋肉なんてさ、どうみてもかんぴょう」なんて聞いたら何と思うでしょう。
それに、生の筋肉は、けっしてかんぴょうではありません。あしからず!です。
本当にのどかな春のお散歩でとんでもない会話を聞いてしまいました。