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花戦さ [DVD]
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最近の時代劇は好きじゃない。何故なら汚い。とにかく登場人物が汚い。例えリアリズムと言われても許せない。
久々に地味ではあるけれど良い時代劇に出会った。
華道とはぜんぜん関係ないところで話題になっている池坊さんのご先祖様と千利休、豊臣秀吉とのスピリチュアルな戦のお話しである。
華道のもとがお寺のお坊さんというのに驚いた。
それにしても配役が適材適所で素晴らしかった。
しかし、日本の若い役者さんは滑舌が悪いのか、セリフが何を言っているのか分からない。
私が芝居を勉強していた頃、芝居に対してリアリズムを求められるようになった時代がある。特に映像の世界で舞台と同じような芝居をされると「臭い!」という事でなるべく日常に近づいたセリフ回しをが目指された事があった。
今はそれが主流になっているのかな?
台詞の流れが日常のようだ。しかし、役者が何を言っているのか分からない事が多くなっているように思う。
たぶん基礎訓練の問題だと思う。
古典芸能の方や新劇の方々は基礎訓練がしっかりされている。故にリアルな台詞回しをしても聞き取れる。が、滑舌の訓練をきちっとしていないタレントは滑舌が悪くて「何を言っているか分からない」事になる。
この映画は比較的台詞が聴き取りやすかった。
最近、邦画なのに字幕スーパーを設定する事がある。
耳に障害のある方用の字幕なのでト書きまで書いてあって面白い。
日本語を話しているのに字幕って・・・。本当に考えて欲しい。