私も、
人のふり見てわが身を直せのところがあるので、気を付けないといけない。
本日は、
ベテランの先輩と組んでの仕事でした。
「どうしても○○さんの言葉遣いに慣れない」と愚痴の言葉。
確かに、変わり者で、助けても当たり前のように口の利き方をして“カチン”とくる輩ではある。
カチンとは来るが、
「そういう子」で私は済ませている。実質的には、そんなに性格の悪い子ではない。ただ変わり者で言葉の使い方が下手な子である。まあ、何度もカチンと来ているので、ベテランの彼女の言葉もうなづける。
入職して一年以上も経つのに一人前に認められず、本人は「夜勤をやりたい」気分でいっぱいなのに、「夜勤のできる人」に昇格できないのはそのあたりが原因。
はっきり言って不器用で、時間内に仕事を終わらせる事ができない。本人もそれを自覚している。平日はよいのです。チーム内に誰かしらヘルプがいますから。特に彼女のような人には単独という事はよっぽどの事がなければないから。
が、休日体制になるとかなり周りの負担が・・・。
なぜなら、
周りも「終われない子」という事を知っているので、よいしょよいしょで声掛けをするのですよね。が、「大丈夫です」と彼女は答える。大丈夫なんだと思ったらダメなんです。就業間近にになって仕事がぜんぜん終わっていない事が露見する。たぶん、自分の仕事の運びが見えてないのでしょうね。
でもね、いつもそうした彼女を慌てて手伝うのですが、それを「ありがたい」という気持ちのこもった言葉を聞いた事がない。手伝って当たり前のように彼女は言う。
普通は「○○さんが手伝ってくれたので何とか終わりました」と言うところを、
「ああ、○○さんがやったので完璧です」と言う。
ベテランさんを怒らせた言葉・・・。
朝の朝礼が終わると、各チームおむつ交換に散っていく。
オムツ交換終了後、各チームリーダーは点滴の準備に入るというのが流れです。
おむつ交換終盤、
彼女がベテランさんにむかって「××さんは点滴の準備に行ってください」と言ったそうです。
ベテランさんはチームリーダー。チームを仕切っているのはベテランさん。それを補佐役の人が・・・。
たぶん、不器用な彼女は気遣ったつもりかもですが、、、言葉遣いを間違っている。
「あとは私がやりますから抜けられても大丈夫ですよ」と言うべきなんですね。
おむつ交換は、患者さんの全身くまなく観察する絶好なチャンス。ですから、目的あっておむつ交換終盤で落ち着いてもリーダーは業務から抜けて次に移る事がない事もあります。
それは一人一人違うので、他人がその流れをとやかく意見する事はできません。
不器用な彼女もそうですが、
けっこう変わり者が多いナースたち。たぶん、それぞれが日々「カチン」ときながらも「その人はそういう人」と問題処理をして人間関係を有効に保っているような気がする。まあ、自分の仕事を単独できちっと処理できる能力が一番大切である。許容量オーバーをいち早く計算してヘルプの意思を発する事も大切である。
何故ならチームで動いているから。
けっきょく、自分さえ終わったから「帰る」ができないからです。
まあ、どんな不器用でも、おっちょこちょいでも
言葉遣いだなぁ。
私自身も言葉遣いには自身がないけれど・・・