昨日、朝の八時前に甥のI君から電話7が入る。
「今首都高に乗った。寄っていいですか?」という趣旨の電話を母は受け取ったらしい。
「首都高ってどこの?」と、母に問うと「分からない」と。
ただ分かったのは、甥が友人と東京に来ているという事だ。
甥は愛知県在住。この三連休を利用して徹夜でこちらに向かったという事だけは分かる。
「これから直に来るのか、それとも用事があって、それが済んだら来るのか」
母は分からないという。
憶測で「きっと徹夜でこちらに来たから寝せてほしいとか・・・」
私はそうは思わない。
十時近く。母は来る来るとワクワク。私は全く言葉足らずの電話にムカムカ!
来る気配が全くない。母も、ワクワク感が薄らいでいる。
甥の家に電話をする。
「ああ、AKBのイベントに友達と出かけたから、そのイベント終わったらのつもりだと思う」と。
じゃあ、来るのは夕方位だよ。
母の携帯の電話番号も知っているという事で、以降自由に時間を過ごす事にした。
買い物に出て、
「友達と一緒なら、友達も来るのよね」と母。確かに。
「夕食はどうしたらいいかね」「夕食は外食にしても朝食はどうしたら」と考え込む母。
甥兄弟(三人男ばかり)は子供の頃から偏食。ついでに食が細い。
母が気を使って色々用意しても、朝食をしっかり食べた事がない。
「ちょっとだけ、パンでも用意しておけば。前もそうだったけれど、用意しても食べないと思うよ」というのだが・・・
「お友達も一緒だし・・・、そうもいかないでしょ」
AKBのイベントだし、たぶん会場からこちらまで渋滞に引っかかるでしょうし・・・
来ても遅くなると私は予想。
そんな世俗的な事情もよく分からない母はだんだんイライラしている。
夜八時になって何も連絡なし。
またまた甥の家に電話して「疲れているだろうし、無理して来なくてもいいからね」と。どうも、こちらに連絡はしていなくても、実家にはラインを通じて連絡しているよう。「今、そっちに向かっているよう」とか・・・。何気に蕎麦屋のようだ。
結局、こちらに連絡なしで来なかった。ふざけた奴だ!
さて、叔母として甥に苦言!
いつ、何名で訪問する事をまず伝えるべき。
訪問の目的を
「ちょっと寄るだけ」、
「泊めてほしい」など伝えるべき。
去年、成人したそうだが・・・
高卒で社会人になっているのに、言葉足らずにほどがある。
社会人の癖に
“ほうれんそう”もできないこの子に幻滅。
「二十歳になってAKBなのかね」と苦笑いしている母。
いやいや、AKBのファンはもう少し年齢層の幅がある。二十歳でも並みであると私は思う。
そんな事より、一日母の思いを振り回した甥に腹が立つ。
今日になっても、なんの連絡もなし。
「意外と遅くなってごめんね」とか一言があるべきじゃないかと思うのは私だけだろうか。