ちょっと前に、とある大学の長唄研究会の方々の発表会のお手伝いをして参りました。
長唄研究会・・・。つまりクラブ活動です。
理科系=「とにかく研究で忙しい」というイメージがあるので、クラブ活動を学生生活に取り入れる人なんていないだろうなというイメージがあるのですが、
その期待を裏切って、なぜか理系の学生が主流なのだとか。すごい♪
まあ、確かに「私」を振り返っても・・・
「看護学」という理科系の学問を職業にしている私がお手伝いに参加しているのですから、ぜんぜん不思議ではない。
お師匠さんに「来年は椀久をやりたい」とか言っていた学生さん。すでに四年生。
長唄にすっかりはまって、市販されている長唄の楽曲はすべて網羅。耳がとても肥えている。
そこそこ手もまわり素晴らしい学生さんなのですが・・・。
卒業に向かって、とにかくスムーズ。が、その先の就職で躓いているという事だそうで。
来年・・・OBとして院生として参加するのかな?
就職がこの時期に決まっていないというのは、かなり精神的にブルーなはずなのですが、
「来年は椀久をやりたい」という・・・。そんな夢を描けるなんてすごいなぁと思いました。
彼らの年代の頃は、
「演劇」しか目に入っていなかったので、大学に「長唄研究会」なるものが存在していると思いませんでした。けっこう、大学時代のクラブ活動にはまって、大人になっても長唄を続けている方っていますよね。周りにも何人か存在しています。
残念ながら、自分の看護学校の母体の大学には、そういう研究会がなかったのですが。。。
あったら、入部していたかもです。(付属の学生も大学のクラブ活動に参加できたので)
今回は低予算のために下浚いなし・・・。経験の少ない私にはギョエっ!だったのですが。
まあ、こういう事もあるんだなぁ。
そんな事でビクビクしないように、精神的に強くならなきゃ!
大学卒業後、あんなに学生時代に燃えていた長唄熱がすっかり冷めてしまうのだとか。
それがちょっと残念ですね。
いやいや、本当は続けたくても、そういうのが許されないのが現実なのでしょうね。
趣味と仕事の両立の困難さを改めて感じます。