十一月のお稽古@久しぶりの太鼓 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日は、久々にお休みとお稽古の日が一致しました。

このところ、夜にお稽古に伺うと「遅いから、太鼓は止めよう」と太鼓のお稽古を却下。

前はそういう事がなかったのに・・・。

きっと、ご近所の苦情とかあったに違いない。しかし、お稽古はまだしも、ご自身の仕込みとか・・・。どうされているのか。音を出す事を生業にしている方は生きにくい時代です。

昔は下手なピアノやバイオリンの音をガンガン鳴らしていても、

「隣の○○ちゃんが練習している」という感じで寛容だったのですがね。

自分が100%、ご近所に迷惑をかけずに生活している人なんて一人もいないと思う。

私は魚が嫌い。特に青い魚は嫌いで、その焼いている匂いを嗅ぐと気持ち悪くなる。

でも、魚が嫌いなのは私個人の好み。お互い様と思うけれど・・・。

100%迷惑かかる生活をしていない人なんて皆無だと思う。何だかでご迷惑を掛けているはずだ。が、その自覚がなくて、他人の家の音やにおいが許せない人が最近多いように思う。

学校や幼稚園が校庭で運動会を開催できないという社会問題があるらしい。

原因は近隣の騒音に対する苦情。確かにうるさいけれど・・・、近隣に学校等の施設がある事を承知でそこに住んでいるのではないだろうか。

まあ、私が大人になるまでの過程の中に、

「ピアノ殺人事件」なんちゅうのがあった。あの事件以来なのかも。

団地に住む同級生の家に行ってもピアノのあるお家があったけれど、今はピアノを置いているお家なんて無いかもですね。

 

さて、久々の太鼓。課題曲を考えておくようにという事だったが、忙しくて考える暇がなかった。

という事で、どなたかがお稽古している『風流舩揃』をお稽古した。

何だっけと思い出している頃は。撥裁きは慎重なんですが、慣れてくると撥先がくるくる回るらしい。そうすると絶対に江戸前に弾んでしまう。撥先は回すなと注意を受ける。確かに回っている。
何故か太鼓は記憶の掘り出しがスルスル・・・。たぶん、細撥をやりたいという事で一年未満で復習しているからだと思う。

が小鼓は・・・

“アンバ”が苦手。さっぱり思い出せない。そもそも、うちの流派で演奏する際は“アンバ”の部分は笛だけという事が多い。だから、重要視していないから覚えていないのでしょうね。

今、とある事で『賎機帯』を自習している。この鞨鼓の合方が苦手。普通はノリがよいのですが、この曲の合方はスロー。たまに、すぐにリズムに乗れない事がある。

けっこうスローが苦手かも。


『賎機帯』『吉原雀』『鏡獅子』『(正)連獅子』『蜘蛛拍子舞』の小鼓、『末広がり』の大皮という課題にぶち当たっていてヘロヘロ。焦っているので効率よい稽古かできないでいる。
大丈夫か自分・・・。大曲ばっかりでプレッシャーが先に立ってしまっている。

まだ日にちがあるので、一曲一曲浚うという感じに稽古方法を変えてみた。最初からそうすればよかった。一日に何曲も浚おうというのが間違っていました。