三味線音楽には基本的に唄物と浄瑠璃と二種類がある。
長唄は唄物の代表のような三味線音楽である。
清元 は浄瑠璃。義太夫とか常磐津なんかと同じジャンルに属します。
三味線は中棹。以前、中棹の三味線を持たせていただいた事があるのですが、
細棹の長唄しか知らなかった私にとっては、とにかく「でかい!重い!」という印象でした。撥も長唄の二回りも三回りも大きい。いやいや、大変な楽器です。
中棹でもこれなのだから、太棹なんて・・・想像だに青ざめる。
浄瑠璃というのは、芝居の台本を全部読んでいるようなもの。セリフもト書きも動作の説明も言っちゃてくれるものである。
音楽的に唄ではないので難しい。
フランスのシャンソンとかに似ているかもですよね。いやいや似ていないかな?!
とにかく語り部が語るのだからインテンポなわけがない。
最近になって、語りを引き出す役目にある三味線の方々が、
表間とか裏間というのを意識した事によって、だいぶ変わったようです。
その理由は踊りの人がずっこけちゃうから。
テープできっちりお稽古して、いざ舞台に!
それがぜんぜんノリやテンポとか、様々が違うとずっこけますよね。
しかし、長唄はけっこうスーと入ってくるのですが、
清元はかなり難しい。清元というジャンルの音楽に慣れなくちゃいけないなぁ。
頑張ります。