今日は日勤より直行でお稽古でした。久しぶりです。
土日、休日はとにかく忙しいので・・・本当に、こういうお稽古だと「不運」と思ってしまう。
お稽古の日は休みでありたい。が、なかなかうまくいかないのが、宮遣いの辛さ。普通の土日がお休みのお仕事の人か羨ましい。
今日のお稽古は二段とも小鼓のお稽古でした。
前半は『靭猿』。来年の申年にちなんで・・・。太鼓は、ついこの間やったのですが、小鼓の手組どんなんだったっけ???超認知症です。
が、無理無理、師匠の張り扇に踊らされて段切れ突入。さあ、もう一回と言われたら絶対に真っ青でございます。
しかし、
「けっこうでした。これなら、下浚いをやって本番で行けるよ」と励ましのお言葉を頂戴した。
“覚えて思い出しながら演奏する”のと“身に染みているものを思い出して演奏する”のは大きな違いがあるそうです。前者は打つことに必死になってしまって何もできないから。
しかし、あれだけの出来で「染みています」・・・言えない。絶対に言えない・・・と思います。
後半はなぜか『五條橋』。懐かしい。お稽古以来、ぜんぜん耳にしていない曲です。
昔は『鞍馬山』と『五條橋』ワンセットで舞踊の一つのプログラムとして演奏することが多いようですが、最近は舞踊でもあまり『五條橋』は出ないそうです。
『五條橋』の似た題材の曲で『橋弁慶』という曲があります。あっちの方が長くてやりがいがあるのか、『五條橋』をやるなら『橋弁慶』という傾向もあるようななのですが、その『橋弁慶』も最近出ない曲の一つだそうです。そういえば。。。ですね。
ぜんぜん忘れている曲でございます。しかし、なぜか「真ん中通って!」のところは印象強い曲です。
ついつい、普段の練習でも、課題がないと好きな曲を復習。かたよりがあるのです。自分の好みというか、興味がそそられていないとダメですよね。『橋弁慶』とか『五條橋』とか、好きな曲ですが、しかし馴染みが少ないために「今日はこれでも復習するか」という曲として思いつかない。こういう曲は忘れ去られてしまう曲ですね。
いかんいかん・・・。
さて、明日は温知会。
楽しみです。久々に師匠の舞台姿を拝見できます。勉強になります。