なんと東急会館がない事に気が付く。
ずっとずっと見慣れた風景が・・・なくなっちゃった。
何か寂しいような。
私は高校がこちら方面でしたし、渋谷は本当にわが青春の街。どんどん変わる渋谷の風景。寂しいような楽しみでもある複雑な心境です。
東急会館・・・閉店したのだから、いつかはなくなるのですが、その過程を知らず、いきなり「無いっ!」だったので、寂しさの方が先立ってしまいました。
さて、今日は十二月一回目のお稽古でした。
このところ、カルタ取りではなくて、「今日はこれにしよう」と師匠のリクエストに応えての選曲のお稽古が多い感じ。
小鼓はなぜかいきなりの『島の千歳』。張り扇なし。目前で師匠が一緒に小鼓を打つというような贅沢なお稽古でした。
一緒に小鼓を打って思う事は、私の手先のごまかしを多々と感じるのです。師匠の方がぜんぜん打つ動作の切れがよく、きちっと手が基本通りに下りている。ノリが速いと、私はそこまで手を下していたら間に合わない。何だかんだとごまかしているんだなぁと感じました。
最近、調整が半端な楽器を渡されて「これを鳴らすのにどうしたらいい?」という質問を受ける。
すぐに思いは浮かぶのですが、楽器の調整は自己流。自分の聞き心地はよくても、他人にどう聞こえているか今一つ分からないので「自信がない」。
まあ、演奏会の時は自己責任で自分の楽器を調整していますが、、、
でも、その調整が正しいのか自信がないから「こうすればよいです」とは言えない。
今日は「普段でしたらこうします」と答えた。
「じゃあ、そうやってみて」と師匠。やってみると・・・想像したようになった。が、まだまだ今一つだ。でも、それからどうして良いか分からなかった。普段だったら、もう少し裏に湿りを加えるのですが・・・。
やりすぎると裏メリになってしまいます。そうするとどうにもならなくなっちゃうし・・・。難しいのです。
いつか自信もって「こうします!」と言えるようになれるように頑張らねば。
さて太鼓のお稽古は『正札附』。今回で三度目のお稽古らしいです。
今度の温知会で師匠が演奏されます。で、その演奏会に伺う予定。演奏を拝聴する前の復習という感じでの選曲のように思う。
曽我ものは勇ましくて大好き。
が・・・好きな割に忘れている。けっこうこの太鼓地もいいと思う。これを味をつけて演奏で来たらいいなぁ。
お稽古の後に、
師匠のお父様が作調された『越後獅子』のいろいろなお話しを拝聴しました。
師匠がお父様のお名前を襲名された演奏会で演奏されたそうで、、、
きっとたぶん、師匠の襲名の会は行っているんですよ!恵美ちゃんと行った記憶があるのです。
しかし。。。覚えていない。悲しいなぁ。
あの頃は、大皮の師匠ワールドが100%の時代でしたので、心が不自由だったからなのでしょうね。