師匠宅に着いたら、『枕獅子』が流れていた。
「この曲知っている?」
うーん・・・。なんか知っているような。「何かやった事があるような気がします」・・・。
そうそう、たまたま小鼓の一調の部分を聴いて思ったのです。
「えーっ!やったことある?!」と笑っている師匠。
実は『枕獅子』。一調は途中まで『鏡獅子』。
なるほど。やったことあると思う錯覚はそのせいだったのですね。
太鼓のお稽古は先日引いたカードの続き。
『外記猿』です。はじめの辻内。強弱のヒントをいただきました。強弱がある事で本当に曲が生き生きとした感じになります。
お稽古はテープの音に合わせてやっているので、いつも同じノリです。
でも、実際はいろいろですよね。最後のところ。実際はどんだけ難しい事か。
だって、うちでの練習に使っている音と、お稽古で使っている音とは違うのですが、、、
やっぱり、うちの音に慣れちゃっているから、とってもやりにくいのですよね。
実際に演奏する時は、とにかく慎重に・・・ですね。
そして、次の課題を頂戴いたのでしました。来年は申年だから・・・
という事で『靭猿』。はあ・・・文字的な流れは分かっているんですが、中身がともわないのでギブアップでした。
小鼓は難曲十題の最後の曲『多摩川』。
いやいや、裏表を取り戻して“クセ止め”という手を打つのは本当に難しい。トッタンを見失ったままになってしまいます。
この曲のさらしは錯覚ばかり起こしてしまいます。
特にお稽古で使っている音はお囃子の入っていないバージョンの音源なので、何気に頼っているヒントがないので、分からなくなったらもうおしまい状態です。
本当はこれじゃいけないのです。「できているつもり」がありありのお稽古でした。
さてさて、
長唄の流派である杵勝会には、十二支にちなんだ曲がそれぞれあるとの事ですが・・・
どんな曲が伝承されているのか知りたい。
ご存知の方。ぜひぜひお教えくださいませ。