なんと。。。帯状疱疹になった(驚) | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

九月に入って、体調の不良に悩まされていた。

日々の稽古をさぼる事なんて滅多になかったのに、仕事から帰ると「もうダメ」という気分に。

「練習をしなければ」と思うのですが、楽器を出して触る事すら辛い気分に。

うつ病にでもなっちゃったかしら?!本当に私はどうしたのかしら?

気持ちは焦っているんですが、身体が「頑張らなきゃ」という気持ちを拒否していました。

「どうしたんだろう」が二週間くらい続いて、このシルバーウィーク後半に入ってものすごい腰痛に見舞われる。もともとヘルニア持ちなので腰痛とともに生きる生活をしていますが、この痛さは久々でした。

いやいや、シルバーウィークは土曜を除いて全部出勤。休日の勤務は普段以上にハードなので、とうとう腰が悲鳴を上げたんだろうと思っていました。

木曜日は夜勤明け。痛みに耐えての夜勤は非常にきつかったです。だから、夜勤明けの木曜日はぐっすりでしょう・・・のはずが、痛くて痛くて!

翌日の金曜日。すなわち昨日ですね。「ロキソニンを処方してもらおう♪」と軽い気持ちでかかりつけの整形を受診。

しかし、医師から意外な診断が・・・。

「この痛みは整形外科的痛みとは違う感じがする。内科的か婦人科的か・・・。いやいや、帯状疱疹かもしれない」と。

帯状疱疹は、子供の頃に罹った水疱瘡のウィルスが神経節に潜伏して、

宿主の体力が弱るときを今か、今かと息をひそめて何十年も隠れているんですね。

いざ好機という時に激しい痛みと湿疹(水泡)を伴って大暴れしてくれるわけですよ。

高齢者の多い病院勤めしていると、とにかくこの症例によく出会う。という事で、働き盛りの健康な私には無縁の病気と思っていました。だから、医師に「帯状疱疹」と言われてもピンときませんでした。

が、家に帰って調べたら、五十代は要注意の病気のようです。

帯状疱疹。顔・腹・脚と、神経があるところどこでも出てくる病気。私は腰の神経に出たらしい。腰痛もちの私には弱い部分。まんまと帯状疱疹ウィルスに弱点を突かれている。

初期は腰痛しか感じない。そして一週間くらいたって発疹が出て、それがどんどん神経に沿って広がって悪さをしてくれる。悪化した症例を何度も目にしていますが、本当に痛そう。

とにかく「湿疹の出現に気を付けて、湿疹が出たらすぐに病院に来てね」と言われ、昨日は家に帰った。

帰宅して、湿疹の有無を確認。何もない・・・。

ただの神経痛だ。どうしてもそう思い込みをしたかったのですが・・・。

翌日、鏡を見たら怪しい発疹が。

実は、私は、この帯状疱疹とかヘルペスの初期の状態を発見するのが得意。

いつも患者さんの皮膚の病変を見て

「何じゃこりゃ」と思う湿疹によく似ている。

母に、見てもらう。「どこどこ」と言われるほど大したことのない発疹。

うーん。思い込みで見ているから勘違いという事もあり得る。

病院に行こうか、大いに迷った。

でも、考えたら明日は日曜日。明日になって悪化して後悔するより、「勘違いでした。思い込みで見ると何でもそう見えちゃうのでした」で笑って済ませられるし。と、整形に受診。

診察した医師。やっぱり専門外だから確定できない。「なんか微妙」と。

でも、私の目を医師は信じてくれて、近所の皮膚科を紹介してくださいました。

専門のドクターの診察。「まさしく帯状疱疹の初期の湿疹です」と。

まずまず早期に治療に持って行くことができました。


いやいや、いつもの腰痛と思って、本当は我慢しちゃうところでした。見過ごさなくてよかったです。


それにしても、抗ウィルスのお薬の高価なことに吃驚でした。

新人ナースだったころ。帯状疱疹の点滴の薬。アンプルだったか、ガラス瓶に入った点滴薬だったか忘れてしまいましたが、誤って破損しちゃった事があります。普段、アンプルを破損しちゃったりしても怒られないのですが、この抗ウィルス剤については違いました。看護師長やら、薬局長からえらく怒られた覚えがあります。破損は病院が負担ですから当たり前ですよね。今日、処方された薬の高価さに怒られて当然だったと改めて思いました。

腰も痛いですが、お財布に痛い病気です。