夜勤中に地震・・・ | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

東京・調布で震度5弱=都内で11人重軽傷-「首都直下」より小規模
 12日午前5時49分ごろ、東京湾の地下深くを震源とする地震があり、東京都調布市で震度5弱の揺れを観..........≪続きを読む≫


昨日の地震。怖かったですね。

私、夜勤勤務中でした。まったく、これからが勝負。夜勤を日勤に引き継ぐ準備で忙しい時間に、こういったアクシデントは本当に困りますよ!


やっと朝のおむつ交換を終了。経管栄養で食事されている患者さんに流動食品をつないで、まずは一段落。ホッと記録をしようと座った途端に・・・。

地の底から、いきなり「ゴーッ!」という音と共に、小刻みな縦揺れ。何々?何の音?と思う間もなくいきなりガタガタと大揺れ!

ヤバいと思った私は、まずナースステーションにある災害時用のヘルメットを取り出し、まずは自分の身の安全確保を考えましたね。

やっぱり、こういう時は自分の事しか考えられないものですね。

マニュアル上もまずは自己の安全確保。揺れが収まってから色々動きましょうという事になっている。


さて、昨日は優秀な介護士の方々と一緒の夜勤でしたので、それぞれの受け持ちの状況をすぐに把握して、私が指示を出す前に「特に異変ありませんでした」と報告が上がって来ました。

次のステップは、上の階のナースと連絡を取り合い色々と対策する事。


ここのエレベーターは震度四以上の地震になると止まってしまう仕組みになっています。

たまたま、誰も乗っていませんでしたが、もし乗っていても、最寄の階で止まって中にいる人を出してから運転を中止する仕組みなので、中に閉じ込められてしまう事はないそうです。へえ♪お利口さん。

このエレベーターの再開はエレベーター会社の人が来ないと再開できない。

まあ、今ガタガタして騒いでも仕方がない。

エレベーターが止まって困るのは朝食です。

栄養科の厨房に連絡。朝食がどうなるのか問い合わせ。

「普通の食事を上げる事ができないので代用食を持って行きます」との事。

この代用食。

常食やおかゆの患者さんには、パン・ようかん・牛乳。

ソフト食の患者さんは高カロリーのゼリーとヨーグルト。

えっ!朝からようかん・・・。呑兵衛の私はいきなり胸焼けを感じました。

が、甘いもの大好きな患者さん方には、普段の食事より好評でした。


近所の方から屋上のタンクから水が噴き出していると苦情。

四階ナースが実際に確認して

「どうしたらよいですか?」と連絡が来た。

この手は私たちではお手上げな事。総務の担当者に連絡する事にマニュアルではなっている。

という事で担当者に連絡。病院から持たされているPHSに連絡しているのに・・・

寝ているのか反応なし!まあ、連絡したという足跡も付けましたし、その後、もう一度苦情を頂戴した時、

「今、担当者の折り返し連絡まちなのですみません」と対応。

このタンク。非常用に水をためる仕組みになっているらしく、単にその作業をしているだけだったらしい。

たぶん、見た目が「噴出している」だったのでしょうね。まったくはた迷惑。


一難去って、また一難。

エレベーター会社に連絡する前に、あちらから「点検に来ました」といらっしゃってくれた。

が・・・機械室のカギのありかが分からない。

八時になれば鍵を管理している医事科の人が来るんだけれど・・・。と事情を話、もう一度その頃に来て下さいとお願いする。


何か色々ありすぎて、患者さんを細かく観てあげれなくて。

一段落して見回ったら、点滴の滴下は目茶目茶だし、更にアセアセ状態に陥ってしまいました。

まったく自然災害というのはいつ来るか分からないものですが、できたらこの時間帯は避けて欲しい。


一番心配していた日勤の看護師さんや介護さん。

交通が混乱している中も、普通に出勤してくれました。日勤の人の顔を観て本当にホッとしました。