お名取になるにあたって、ご挨拶用の手ぬぐいが仕上がって届いた。
日本ならではの伝統と思いますが、昔から、どのジャンルも名取になると、手ぬぐいや白扇などを配る。
面白い風習だ。
よく踊りの会などで、名披露目の演目で手ぬぐいを舞台上から巻いたりしますが、あけもそうです。
私も、ぜんぜん知らない方の手ぬぐい。キャッチして家にあります。
日頃お付き合いある方々にご挨拶のためにと注文しましたが、
私はそんなに顔が広くないので、この半分でもOKなのですが、オーダーとなるとそんな我儘はNG。
さてさて、どこに配りましょう。
藤舎流のお名取さんの多くが、ここで手ぬぐいを注文するそうです。
白地に藤に帆掛け船の図柄とお名前というのが通常なのだそうです。
しかし、約20年前に師匠がお父様の名前を継承され、その襲名の際に作ったのが、この柄だったようです。
「白地に青だと、どうみても雨だよね」
確かに♪
「だから、僕は青地に雪を散らした図柄にした」
そうそう、師匠の特注のオーダー。
師匠が先代の名前を襲名して20年。
「私も“雪”だから、師匠と同じがいいです」と注文。「版があるかな」とか仰っていましたが。あるんですよね。さすがです。
お渡ししたい方々、けっこうな人数がいらっしゃるのですが・・・。
なかなか直接お目にかかるのが難しい。
やっぱり郵送かな・・・。どういたしましょ。