なかなか予定の摺合せが難しく、こんな月末が新年のお稽古始めでした。
毎年のお正月、師匠はお稽古場に、
大きな鏡餅を中心に、弟子一人一人の名前を書いた鏡餅を飾られています。
そして、松のうちが過ぎて、初のお稽古始めにその飾った鏡餅をそれぞれの弟子の分を分けて下さいます。
これを頂戴すると、今年も頑張ろうという気持ちになります。
十二月の中旬頃に京都の花街では「事始め」という行事があります。
「事始め」というと、一月二日にお書き初めなどというイメージがありますが、
この事始めは「これから正月の準備をします」という意味らしい。
よくニュースなどで、井上流の御家元宅に大勢の舞妓、芸妓さんがご挨拶に行く動画がテレビのニュースとして流れ「今日は京都の祇園では事始めの行事が行われました・・・」などというの観た事ありませんか?
分かりやすい写真を探しちゃいました。
荒鷲さん という方の記事からお借りしました。
人物の向こうの方にある、雛段に飾られた鏡餅・・・。
あんな感じに小さい鏡餅は並べられているのよね。
(井上流みたいな大きな組織とは違うので、雛段ではなありません。誤解無く。)
以前、松の内にお稽古始があって、その風景に出会った事があるのですが、とってもよい風景。
未熟者の下手くそではありますが、こんな私も師匠の門下生。頑張って頑張って芸を磨かなければ。師匠の恥になる弟子にならないように日々精進なんていう気分になる。
さて、今日は太鼓のお稽古だけでした。
何せ、三月の二つの舞台が迫っています。ほぼ太鼓はデビューといっても過言ではない!
三月十二日にやる『那須野』。
色々ありますけれど、とにかく後半の“飛び去り”にすべてが掛っている。
振りは大きく、派手に。
「テレツク」が下手!と注意を受ける。
「テレツク」はそう聴こえるように打つのは本当に難しい。ここはノリも速いので抜き撥をしてごまかしちゃえなのですが・・・。やっぱりダメがでました。
師匠のお手本。素晴らしすぎだ!あのように打てなくちゃいけないのよね。。。
次は三月十五日に演奏する『勝三郎連獅子』。ずっと寄せ地と逆地のお稽古。
超特急のリズム。なんか、粒でなく直線に聞こえるこの耳はヘボヘボの耳である。
左撥が不安定だから間が狂う。
図星の指摘・・・。
私には好きなテンポがあるらしい。何気に納得。そのテンポにはまると、嫌いな裏をすくうのも意外と上手く行っちゃったり。。。
そのテンポにはまれば良いらしい。しかし、そのテンポで来るとは限らないのだから、どんなテンポでもできなくちゃいけない!
ゆっくりだと粗がでるし。。。(涙)
今年はとにかく太鼓の上達を目標に頑張る。
お稽古始からボロクソでしたが・・・。
一歩でも、ステップアップしたいな。