御月浚いの合わせ稽古@二回目 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

十二月の御月浚いの合わせ稽古でした。

昨日も本当は三味線のお稽古でしたが、仕事上の用事で伺えませんでした。

本当に不真面目な弟子で申し訳ありません。


唄はまた『花の友』。別にこの曲が大好きでの選曲ではありません。

皆様、マニアック!不勉強な私が並べそうな曲がないのでこの曲を選択。つまり、選べなかったのです。

唄い訳はクドキの頭。けっこうよいところ・・・。

好きなのですが、上手く唄えない。

本当に唄って難しい。

三味線は『老松』。止めの座り位置は難しい。

タテの撥の上げ下ろしを盗み見する事で揃う努力をするのですが、今日は座る位置が悪くて、隣の方の撥の上げ下げもよく見得なかった。本当に勘だけで演奏していた。のりが速いところはイケイケだから良いのですが、ゆっくりなクドキみたいなところはとっても不安になる。


『老松』は五の師匠にも教わった事がある。

五の師匠の松風の合方の替手は本当に素晴らしかった。ガサツな私が、ガサツに弾けなかった・・・。

五の師匠ワールドに引き込まれて、本当に演奏しながらうっとり気分だったのを覚えています。

今はガサツで弾けちゃうのですよね。困ったものです。

あの時のように弾けるといいなぁ・・・。まあ、並びなので弾けても弾けないけれど。

いつかあのような演奏をしたい。


そうそう、五の師匠と言えば、昨年亡くなられたお父様のお名前を襲名されるようです。

本当に目出度い事です。

お父さまは本当に偉大な方でした。卒寿を過ぎても素晴らしい演奏をされていて、

七十も過ぎれば糸の張りに手首が負けちゃう方が多いのに、五の師匠のお父さまはそういう事がありませんでした。

五の師匠は親子ながら、ちょいとカラーが違うのですが、繊細で透明な音色で本当に憧れの演奏家です。

プロの演奏家としてご多忙の五の師匠のお稽古。私も不規則な仕事をしているので、スケジュール調整がハードすぎ。いやいや、こういう仕事をしていたからお稽古に伺えたのですが・・・。すべてがお休みだったり、夜勤だったり夜勤明けじゃないですからね。日勤勤務の時はお稽古・・・無理でしたから。

一度、年末のお稽古時間の確保ができなくて日勤のちというお稽古日設定があったのですが、

お稽古に伺う電車の中で「待ちきれないので今日は中止」というメッセージが・・・。

はあ・・・。あともう少しで辿り着くのに・・・ガーン!という経験がありました。

が、たった一年ご教授いただきましたが、すごい宝物を頂戴しました。本当に幸せです。

五の師匠のお父さまも尊敬する演奏家の先生。何かとお目に掛るとアドバイスを下さりました。

思い出一杯です。

五の師匠の襲名披露。近々あるのでしょうね。

お父さまの卒寿の会も豪華でしたが、きっとそれ以上に豪華でしょうね。

絶対にお伺いしたいです。ああ、嬉しい♪


このところ、人手不足の上に色々と仕事上は大変です。毎日がゲッソリ。宮遣いは辛いな。

が。。。

自己表現。生活もさる事ながら「お囃子な私」が大切なのです。

暮れは、このお月座来が済むとメルマガコンサート。

年が明けると、お弾き初めで小鼓を打つ予定。雛鶴と違って、きっとたぶんぶっつけは難しいと思いますがね。。。

で、三月は内幸町があって、すぐに勝連の舞台だ。

内幸町は『那須野』を出す予定。那須野はお囃子的にみんなが参加できる良い曲だ。

来年は太鼓な私であるために那須野も太鼓で出演の予定です。