チャンオクチョン | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
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昨年の今頃からはまっている韓流の時代劇。

現代劇は日本とほとんど同じ生活模様、よってつまらない。日本のホームドラマもトレンディドラマ如きも好きではないのだから・・・。仕方がない。


日本人は喜怒哀楽分かりにくい。それが美徳だからだ。

が、韓流はものすごっく率直。分かりやすい。だから観ていて気楽なのかも。


しかし、このチャンオクチョンという奴婢の身分から頂点の王妃にまで上り詰める女性。実際は中人(つまり一般人)から王妃に上り詰めたのが本当らしいが・・・それでもすごい事らしい。

朝鮮史上三大悪女の一人である。

が、このドラマを観ていると、彼女も悪女かも知れないが、すべての登場人物が悪女に見える。

この国に善人はいない・・・。そんなイメージである。

チャンオクチョン自身に焦点があっているせいか、このドラマで一番の善人が彼女のように思える。

不思議だ・・・。


このドラマと『トイン』は同時代のドラマである。

このドラマでトインはオクチョン同様賤しい身分から王の寵愛を受けるが、とんでもない策士である。

結局、男世界の派閥争いが根本にあるのだが、このトイン・・・いやいや淑嬪チエはとんでもない大トラ。

腹の立つ女だ。が、このドラマだからそう思う。もう一方の『トイン』では、利発で素敵な女性。彼女を見て、腹など立たない。同一人物なのに不思議だ。

結局、みんな悪女なんだな。当人は悪人でなく周りすべてが悪人。これが方程式。


十九代朝鮮王の肅宗は、チャンオクチョンとトインの二人の愛妾がいる。

オクチョンが生んだユン・・・つまり景宗が次の王となる。が・・・彼は子がなく、

トインの子供のヨンニングン・・・つまり英祖が二十一代の王となる。

『大王の道』とか『イサン』に出て来る。

英祖は、なんと自分の跡継ぎの息子を米櫃に閉じ込めて餓死させて殺してしまう。

この人の王様時代もドロドロしている。傍観者としては面白い。

・・・

・・・

このドロドロは次の世代でも続くというのが、この時代の恐ろしさです。英祖の世子であった荘献世子は当時の賢慮争いに巻き込まれ、結局、父の命で米櫃に監禁されて死んでしまう。このドラマが背景となって出来ている物語『大王の道』。

この荘献世子には子供がいて、その子供が『イサン』。

色々な陰謀にまとわりつくけれど、王妃であったものに神は中世を守った。

『大王の夢』から、『イサン』はトロトロはしている。

ついでに、イサンは英祖の妻によっと毒殺されるとか。。。
すげっ!ドロドロ。


ドロドロが続く。そんな時代なのだな。


しかし、中国・朝鮮・日本の時代劇を堪能すると、

中国はとにかく華美。朝鮮と日本は地味。

やっぱり、大昔は大国中国が一番の金持ちだったんだろうな・