この数日は涼しいけれど、あの猛暑のさなかに熱い熱い『紀州道成寺』を覚える作業は本当に大変でフラフラの助でした。
それでも、超アバウトにしか手が入らなくて・・・「大丈夫かい?!」の状態で本日はお稽古に伺いました。
師匠に先日オークションで入手した小鼓を見て頂こうと思って楽器持参。
胴はツルツルの絶対に鳴りそうもない(でも、蒔絵は好き)知れもの。が、けっこう皮が使えそうなのよね。
でも、まだまだ素人。鍛えて望みのあるなしが今一つ分からない。
「新調だけれど、けっこう使用感がある皮だね」だそうです。
裏表のバランスがよく、ある程度は鳴るようになるかも。が、やっぱり薄いのですよね。
私はけっこう当たりが強いので、薄い皮だと皮が負けちゃう傾向にある。
なかなか厚手の皮・・・入手できない
まあ、オークションですから。素人の人がお稽古を辞めて使わなくなったものとか、そういうレベルの物が主だと思うので仕方がないですよね。
でも、育て甲斐のありそうな皮なので、ゆっくり育てたいと思います。
さて、
『紀州道成寺』の小鼓は超特急で段切れに進み、撃沈しながらもめげることなく段切れまで何とかついて行くことができました。
「もう一度!リベンジの機会を」と望む私でしたが、師匠はあっさりと「はい。これで紀州はおしまい」という事になりました。
この曲のポイントは法度(ノット)の止まる部分。そうそう、一生懸命歌詞を聴いているのだけれど、まだ100%きちんとしたところで止まれない。難しいです。まあ、その辺は自習でなんとかしなくちゃいけないですね。
太鼓は勝連。附け撥がきちっと付いていないからコロコロとうるさい。ずっと注意されていて、一生懸命にトレーニングしているのですが、なかなかできない!
付けている撥が皮を離れるのが早い。それは何故かと言うと「手が間に合っていないから」・・・仰る通りです。今日も撃沈・・・(涙)
とにかく、三月までにできるように成らなければならないので頑張ります^^