「ポン」と言った^^♪ | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。



先月末に家に来た御嬢さん(?)

胴の柄・・・。「松に鳳凰」と思ったら、きっとたぶん「松と言えば鷹でしょう」という事で、豪華に装飾された鷹だったようです。(・・・たぶん)


小鼓の皮に調子を付けて、

まずは烏の練習用の胴に掛けて調整。

うーん。「ポンとは言うが今一つだなァ・・・」

それでも頑張って♪

でも、、、何気に満足度が低い。本当に調子を付けるは難しい。微妙なところなんですよね。もうちょい軽くした方がよいのか。はたまた重くした方がいいのか?!この判断が未熟なためにつけられないのですね。


この豪華で惚れ惚れする胴は鉋目が入っていなくてツルツル。こういう胴はあまり鳴らない。

ただ、この手のお稽古胴の割には重くて、そんじょそこらのお稽古胴ではない風格を見せている。

こんなに素敵な蒔絵なのに・・・

使えないって悲しい(涙)と思い込んでいました。

ところが気まぐれに、今一つの調子の皮を掛けたら!!!

なんと「ポン」と言った!

まあ、ハリハリの皮だから、気持ちよく「ポン」とは言わないけれど、

でも鳴った・・・吃驚。

室内での演奏ならこれで十分です。

やっぱり、いきなり離婚が良くなかったんですかね。


この小鼓。一度も調子を付けた後がないのですよ。

と言う事は、鳴らなかったんでしょうね。。。だから手放したのかしら?!


豪華で超お気に入りの「松と鷹」の胴。鑑賞用になるかと思ったのですが、

どうも使えそうな気がします。うーん。。。でも舞台は無理だろうな。音のボリュームが。

でもね、「ポン」と言ってくれたことがとっても嬉しい。

ずっとずっと大事に君を育てるからね♪一緒にがんばろうね。

コバチャン、マサチャン・・・この子は何と言う名前にしよう?!

名器とは言えないが、音を楽しませてくれる楽器に出会えて幸せだ。

どの子も大好きです。

私の財産です♪