三月に入っても、まだまだ寒い今日この頃。
本日は、お稽古のあとに予定があってお稽古時間を早めていただいた。
はあ、何気に頑張ったけれど『風流船揃』の小鼓はうろ覚え状態。かなりやばい。
太鼓は新たなカードを引く日だし。
やばい・・・。
やばい・・・。
かなりやばい。まあ、忙しかったというけれど、努力不足の何ものでもないなぁ。と・・・
しかし、何でこんなに忙しんだろう?よく分からないけれど、本当に忙しい。
歳をとったから、何かがのろまになっているのだろうか?
今日は珍しく小鼓からのお稽古だった。
まずは『風流船揃』から。やっぱり自信のないところを間違える。
私は長唄の美学を使ってお稽古しているのですが、そのノリよりぜんぜんゆったりした楽曲を使っているので、なんか余計に頭の中が混乱。ノリが速いと何気に打てちゃうのですが、何故かゆっくりしたノリという自身のないところを間違える。どこかで頭の中を確認しちゃうから「あれっ??!」になっちゃうのではないでしょうか。と自分を分析してみた。ゆっくりなものを打ちこなせるという事が本当に「身に付いた」もののように思う。
さて、一応この曲も終了。次に引いたカードは・・・
ああ、この曲も引きたくなかった(涙)
だいたい、そんな難しい曲が潜んでいるとは思わなかった。
『常盤の庭』
はあ・・・。そのカードを引いた瞬間に「終わった・・・」と思った。
最初は序の舞。でも、普通は「序の舞掛り二鎖」が多いと思うのですが・・・。これは段をとってまだまだあるのですよ。
綺麗で、長い・・・。という事で私の頭の中には下り端からスタートというイメージがあった。
似て非なるもの。初っ端から焦る私でした。心の準備失くして序の舞と言われても「序の舞って何だっけ」になってしまう。一度焦るとずっと尾を引くのが私の悪い癖。もう撃沈のまま立ち直れませんでした。
という事で序の舞で終了。が・・・。今度のお稽古まで一週間。その間に花見の合わせ稽古と下浚い。いよいよ、本番モード。会計の事もあるし・・・。そんな中でこの大曲の復習ができるだろうかと不安・・・不安です。
まあケセラセラです。
太鼓のお稽古。
小鼓のお稽古の時に「難しい曲ばかり引いてしまう」と愚痴っていたら、とんだ罰が当たった。
太鼓は私にとってどの曲も高度な曲なのです。どれを引いてもドキドキ。
できれば難しい曲で撃沈した方が納得がいく。
なのに・・・
最初に引いたカードは『末広狩』。はあ・・・私って「乞合」という手が苦手なのに、頭っから「乞合」オンパレードじゃん!
三段目も「三段目の手」というやら特殊な手が思い出せない。
やばい・・・やばい・・・。
やる前から
「あなたのレベルに達したら、この曲くらいすぐできなくちゃね」とプレッシャーを師匠は掛けるし・・・。
ご期待に添えず撃沈でした。なんか、末広がりの「乞合」は一番苦手かもしれない。どうすればいいの?という感じになってしまいます。
短い『末広狩』もできないのにすぐに終了。ああスパルタだ!!
次のカードを引く羽目に。なんとお次は・・・
『いきおい』・・・・やめて!!!
手ほどきでやる曲ではありますが、最大難関の曲だと私は思います。
師匠も「難しい」と仰っていました。
とにかく、通過点の曲でしかないこの曲。実際に演奏会でも耳にしませんし・・・。
初心の頃は、ただ無我夢中で何が何だか分からないでこの曲に接していますしね。
だから、習ったらすぐに忘れるのがこの曲です。
けっこう名曲と思うのですが、この曲をやるんだったら『正札付』ですよね。
「何ですか?」
久々の大タコになっちゃいました。という事でこの曲も次回の宿題になりました。
そうそう、この曲の太鼓地はとにかく難しい。
「すぐにやって」と言われてもできない人が多いかも知れない曲なのだそうです。
でも。。。プロは「忘れた」とか「知らない」とか「できない」という言葉は禁句。
この曲だって忘れちゃいけない曲なのですよ。
だから、定期的に復習必須な曲なのだそうです。
今日は色々と勉強になるお話も伺えて、とってもよい一日でしたが、
お稽古の私は超劣等生でした。最悪・・・。