一月一回目のお稽古@梅の栄 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

綺麗な花には毒がある。まさにそういう曲のように思える。

美しい旋律。流れるような心地よいメロディ。一見、そんなにややこしい手組の存在がなさそうに感じるのですが、実は実は、頭を混乱させる毒がある。

本当に指運びがお洒落すぎ。一瞬、どの指で押さえるのか迷ってしまう。その一瞬で見事に間が崩れる。

指運びなんて馴れだから練習不足なんですよ・・・。そう言われればそうなのですが。

苦手なところは、苦手という意識が働いて、適当に自主練している時は動くのですが、

こうして人前で弾いていると堅くなっちゃうのよね。

確かに練習量・・・少ないかも。精一杯の時間調整と自分では思っているけれど、師匠からしたら練習不足ですよね。

打ち物とちがって実際に楽器を持たないと練習になりませんしね。。。


本当のお稽古日は金曜日。でも、夜勤で・・・。師匠のご厚意で水曜日のお稽古に割り込みさせていただいた。来週もみごとお稽古日が夜勤。またまた水曜日に時間を設けていただいた。

同月で夜勤に二回も引っ掛かるなんて、なかなかない事です。


間もなく春の長唄協会ですね。今年は二月二十日に国立大劇場で開催されます。

三味線の師匠だけでなく、お囃子の師匠もご出演。

三味線の師匠は、和歌山富司郎氏の唄で『梅の栄』を演奏されるそうです。

えっ!!『梅の栄』・・・偶然だ!

春の長唄協会は豪華メンバーだ。有名人が続々出演。

ですから、夏や秋に比べてだんぜんお得な演奏会である。

お囃子の師匠はいつもより

お名前からして杵屋宗家の関係の方々だと思うのですが・・・その方々の『鶴亀』。

杵屋宗家の出し物の『綱館之段』の二曲。

あれあれ、杵屋会関係のばかりにご出演なんだ。

今藤の出し物二曲ありますが師匠はのっていません。

今藤のお家元の出し物は『鏡獅子』。彼女の歯切れの良い男勝りの撥さばきが私は好きだ。お囃子はもちろん藤舎流のお家元だ。聴きどころ満載。見どころ一杯な番組だ。

また、人間国宝になられた今藤政太郎氏は『時雨西行』。最近、宮田氏と組まれる事が多いのですが、今回は今藤尚之氏とのコンビである。こちらのお囃子は望月太喜雄氏らである。お家元でないのが残念。

そういえば、今藤流は稀曲と呼ばれる部類の演奏をされるというイメージがあるのですが、今回はとってもノーマルな選曲なのですね。

最後の女性陣の合同曲は『元禄花見踊』。華やかで素敵ですね。

またまた、自分の流派の方々もさることながら、リアルな知人が何人もご出演。またまた目が忙しい舞台になります。お囃子は我が流派の第一線級の女流演奏家で担当。いつもより熱を入れて応援しちゃいそうです。