新春と言えば「梅」を連想。目出度いと言えば松竹梅。
そんな感じから『梅の榮』を次のお稽古曲として選曲した。
お囃子ではお稽古しているんですよね。その時に「綺麗な曲だなぁと」言うイメージを持った。
・・・
一般的にこの曲はお囃子なしで演奏されることが多い。だからお囃子の方を先に勉強していますって・・・なんか変な感じ。が、とっても上品で素敵な手組がついているんですよね。
そうそう、変わっていて、
前轢きのところは神舞二段目。無理無理にアンモンして手が付きましたという感じじゃなくて、きっちり二段目が入っている。正次郎さんが「ここは二段目を入れるぞ!」と念頭に作曲したのだろうか・・・な訳がない。
そうそう、これは正次郎さんが岡安喜三梅さんと結婚した時に記念して作曲という節もあるのですが、どうも結婚して何年か経ってからの作曲のようです。
しかし、喜三梅さんに送ったバラードには変わりがないようですね。
奥様への愛を感じる曲でございまして、とっても美しい旋律でございます。
勘所は悪いし、手は回らない私が、本当におこがましい選曲なのですが・・・
綺麗な曲をたまにはお稽古したくて選曲いたしました。
But・・・
やっぱり本調子の後半で今日は撃沈。手がついていけてませんでした。
「今日から梅の栄をお願いします」と言ったら、
「えっ?!どうしたの?」と言われちゃいました。私が選曲しそうじゃない曲らしいです。
・・・
・・・
が、「どうしたの?」って・・・そんなに吃驚しなくても。
このところ忙しくてなかなかお稽古に行けなかった私。
来年もきっとこんな感じなんだろうな。
お稽古始はバッチリ夜勤。次のお稽古も夜勤。
そんな愚痴をこぼしたら、違う日程を代替えして下さいました。
「夜勤は不可抗力だから」という事で、普通は代替え稽古なしなのですが・・・。
そうそう、仕事のためとはいえ、そんなのは自分の都合ですからね。
たまに「仕事さえなければなぁ」と思う事もあるんですが、
仕事があるから、好きなお稽古事や自己実現を図る事ができるのであって、そんな罰当たりな事は考えちゃだめですよね。
来年もダメちゃんお弟子ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。
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そうそう、前回も今回も「お歳暮」を持参していたのに渡し忘れた私でした。
本当におバカ。もうとっくにお歳暮期間終わっているのに。
仕方がない。御月浚いの日に渡さないと・・・(汗)