十二月三回目のお稽古@お稽古納め | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

「よいお年を」とういのも早い気がしますが、お稽古納めでございます。

関西では、昨日が“事始め”。

廓の行事で、「お正月の準備の始まりですよ」=「事始め」らしい。

はははっ、始まったとたんに納めだって。なんか変な感じ♪


さて、今日もババ抜き稽古の続き。

太鼓は『風流船揃』の四丁目から最後まで。最後の乞合の前のカシラの入り口が分からなくてタコになっていましたが・・・。なるなる。盛り込みです。乞合と言えば盛り込みで覚えましょう。(違う事もあるけれど)

まあ、箪笥の奥にしまったものを引っ張り出す作業をしているわけです。そのせいもあって「思い出す」という作業が行動を遅らせる。

基本的に、私の小鼓は早打ちである。「落ちない」意識が私をそうさせる。間違ってはいない。理想は、許容範囲の真ん中を打つ事が最高。なかなかそれが難しい。

本当は反対が良いらしい。太鼓や大皮の性格はせっかち。小鼓はおっとりと構えるのがよいらしい。

その根拠は三味線の位置。タテ小鼓は、コンダクターのタテ三味線のすぐそばで音を拾っている。でも、大皮や太鼓は遠いのです。その辺の考慮が必要と言う事です。

二曲目は『俄獅子』。早来序のところで終わりました。

この前の会でカットした部分・・・。こういうお囃子が入っていたんだと新鮮な気分。

担ぎ撥の時、ついつい慌てると「ホー」と言っちゃうけれど、「ッホー」なんだよなぁ。注意しなくちゃ。


小鼓『大原女』の一調から。

宿題をご披露。しかし・・・「そうだった?!」の部分が三か所あり。

そうそう、「ハヲ」のあとに甲は来ない。そういうイージーミスをしたらしい。

その次のババは、なんと『勢い』でした。

極々初心者の曲なのですが、あまり耳にしないし、けっこう「この曲なら」の部分があって躓き多し。


本当に今年も色々な曲に出会いました。

今年も充実した一年でした。

振り返りはまた今度にしよう。

が、来年もがんばります。