「〇○の小鼓をやります。××の太鼓をやります」
今までは、そんなお稽古でした。
なんか超特急で今日までに至ってしまって、本当に選曲を迷う今日この頃。
と言う事で、ちょっと(だいぶ)ステップアップして、師匠の選択した十曲のカードからババ抜きで今日お稽古する曲を選択。
私は、お稽古した曲はすべて暗譜しています。でも、お稽古が終わると箪笥の奥底に仕舞われてすぐに準備できない状態。酷いケースはスッカラカンに忘れています。
それを呼び起こす事で記憶が身に染みていって、そのうちに一回浚えばスラスラ状態に成長するとか。
本当はこんなお稽古は自分でやるべき事なのですが、
「時間が足りない」を口実に怠って今日があります。本当に師匠には申し訳ないばかりであります。
ババ抜き。普通は複数のカードに一枚隠れているのがババですが、わたしにとってはすべてがババ。どれを選曲してもババでございます。
どの曲も、一部の触りを覚えていても、全曲を覚えている・・・たぶんないなぁ。
本日のババは・・・
太鼓は『外記猿』、『新曲浦島』のセリ。
辻打ちはどの曲も苦手。『外記猿』を選んでしまった時は、そのまま帰りたい気分でした。
が・・・、ここで帰ったら成長はないです。
師匠のアドバイス。そうそう、これをお稽古した時に言われた記憶が蘇りました。
復習でもアドバイスを下さるという事は絶対に絶対に肝に銘じなさいという事ですね。
忘れません。
『新曲浦島』のセリに出て来る“唐楽”。こういうババ抜き稽古をする事が決まって、超苦手な手を復習していました。太鼓で超苦手なものに“唐楽(長地)”が入っていて、復習していたのですね。
これだけヤマが当たりました。
小鼓は『小鍛冶』。来月の御月浚いで三味線を弾きます。という事で曲は分かっています。
この曲は三味線に追従しているようにみえて、時々裏切ってくれる傾向にあります。とにかく錯覚が起こる。頭がクルクルになる曲です。
しかし、オーソドックスな望月流と違う部分があって、そこの再確認ができてうれしかったです。
さてさて、次回のババは何でしょうか。
どういう練習方法にすればよいのか・・・。今、とっても課題が大きくのしかかっています。