今日のお稽古は十一月の半ばのお稽古ですが、実は十二月の振替のお稽古です。
師走の師匠。文字通り「師は走る」で多忙のご様子です。
夜勤明け。明方からちょっと忙しい夜勤。ヘロヘロしていましたが、夕方にはシャッキリ(していたかな?!)でお稽古に出かけました。
昔は寝ないで出かけたものですが・・・。はあ、最近は職場の内容も違いますけれど、それでも体力が衰えたな。
今日は『関三奴』の最終お稽古でした。
いやいや、この曲のおかげで大変勉強になりました。
何が勉強になったかって、とにかく今は正解でも明日は不正解。それがこの曲。そんな曲があるという事を知った事こそ大きな収穫です。
五郎治全集の『関三奴』をもとにお稽古しましたが、師匠から色々と資料を頂いたけれど、そのまま使えるものはありませんでした。すべての資料に手直しが必要。ああ、吃驚です。
また、資料にない事も。資料になくてちゃんとした事ならヒアリングでなんとかなるのですが、
この曲の場合はアンモンしているので・・・。
しかし、重要なのは「合口にあっている」「寸法にうまくはまっている」という事。
太鼓地の後半はまさにこのお手本でした。
「家で勉強して来たことを打ってみて」と急に手放し。
不安いっぱいで覚えるまでいたらなかった。というか、「あとで手直しが必要だから」を理由に完全には覚えませんでした。
日頃の練習を振り返りながら
あたふたと、勉強の成果をご披露。
まあ、合格点を頂きましたが・・・。
いやいや、かなりこの世界はアバウトなんだなぁとつくづく、
さて、
この『関三奴』を最後にお稽古のステップアップだそうです。
今までは、「〇○にしよう」で課題があったのですが、次回からすべてが課題曲となります。
前々覚えていない曲ばかり。大丈夫かしら?!
「今日はこの曲にしよう!」とこんな感じ。オーソドックスな曲で師匠が選んだ幾つかのテープからババ抜きみたいに音源(何かわからない)を選ぶ。
こんな高級なお稽古に私はついて行けるのかな?すごっく不安であります。
しかし、確実に実力となるお稽古。こんなお稽古法を考えて下さって超幸せかもかもです。
が、初っ端から椀久みたいな曲を引いちゃったらどういたしましょう。
いやいや、どのカードも私にとってはババであります。