流行の発信。大人の街である代官山に、何故かヒマワリが沢山咲いているところがありました。
夕方なので、みんな下を向いていましたが、大きな大きなお花。「ザ・夏」という感じですね。
さて、本日も『操り三番叟』。段切れまで一応飛ばしてお稽古。来月まで、ばっちりお浚いして下さいという事でした。
思ったより難しい曲で、かなり指がもつれていました。
うちの流派の伝承としては、
「絶えずとおたりありうどお」の後は、翁のクドキとして「そのこいぐさは」とつながっていきます。
普通は、大薩摩となって翁送りなんですが、それはのちのち五世杵屋勘五郎が手直ししたものです。五代目杵屋彌十郎のオリジナルを伝承しているのはうちだけで、けっこう貴重かもてせすね。
ただし、この曲が挺流行したのは、勘五郎の手直しがヒットしたとか・・・・はははっ^^
勘五郎は、一つの曲の中に二つもクドキはいらないと考えたのでは・・・というのが師匠の見解でした。(そうそう、後半に「なじょの翁は~」とクドキがあります。これは三番叟のクドキだそうです)前半のクドキを省き、ここに「翁送り」を入れた事によって曲の格式を上げた。・・・のだそうです。
本業(能楽)の構成に近づけたわけですね。
この曲には、鈴の段の前に太鼓地が実はあるんですね。これも勘五郎が削除したものです。
でも、色々な思考で、うちの流派以外でも、この太鼓地はあるみたいです。
けっこう簡単そうで手がもつれるメロディー。頑張って勉強しなくっちゃ。
さて、今月の三味線のお稽古は終了。
九月まで、地道な自主トレしたいと思います。