夜勤明け。・・・なのに、一日で二回分のお稽古。
八月は三回のみのお稽古。時間が作れなくて、本日、二回分のお稽古です。
本日から『操り三番叟』です。
三番叟ものは、お囃子の曲と言っても過言ではないと私は思います。普通は、三味線があってのお囃子ですが、たぶん、三番叟ものはお囃子があって、それにメロディーが付けられている感じだと思います。
こういう曲は、メロディーでお囃子を覚えていないのですよね。
ほとんど呼吸で覚えているので・・・
改めて、曲を聴くと
「こういう曲なんだ」と思っちゃう。
うちの流派は、普通省略される太鼓地がある流派です。そして、「ちはやふる~」の大薩摩の部分がなくて、「この恋草は~」と別の入れ物が伝承されている。
以前、藤舎会で出た太鼓地入りの『操り三番叟』は、「ちはやぶる~」があって太鼓地バージョンなのですが、普通、太鼓地を入れる場合は「この恋草は~」からモミだしに。ずっと一緒だけれど、鈴の段の前に太鼓地が入いる。。それが五代目杵屋彌十郎が作曲したオリジナルに近いものなんだと思う。
(うちの流派はこの彌十郎の門弟関係にある家柄とものの本に書いてあった。だから、古いバージョンが伝承されているのだろうと勝手に想像)
以前、観世の流儀の影響を受ける流派は7/8拍子で、金春系の流派は6/8という変調子の部分があると聞いた事があるのですが、それって、モミだしの冒頭の事だったのですね。
全く意識せずにやっていたので、改めて「7/8」と言われても、へえそうなんだと思うばかり。たぶん、数え方がリズム音痴なんだろうけれど一拍足らなかったりして・・・。かなりやばい事になっています。
「強弱を付けて弾く」が今回の課題です。
「抜き撥をしなさい。うるさくて仕方がない」・・・。同じ台詞をお囃子の太鼓でも聞いた事がある。
まあ、似て非なる事ですが。
しかし、この曲。。。。
お囃子なしの素の演奏では、拍子抜けな曲です。お囃子無しの演奏何て想像できないなぁ。
まあ、うちうちの小さなお浚い会とかでやるんだろうけれど、、、
何かつまらなさそう。