・・・あの頃は若かったし、今より三味線が上手だった。
本当に
「もう着ないでしょうから」で捨てなくて良かったです。
人生、何があるか分からない。
さて、今日は浴衣浚いの本番でした。
『花見踊』の唄と『老松』の三味線です。
いよいよ、この日が来てしまったのです。
開演はゆっくりだったのですが、美容院に行く計画でしたので、お仕事バージョンと同じ時間に起床。本当に眠いです。
馬鹿な私は美容院の予約を忘れていました。「えっ!頭どうするの?」と思ったのが木曜日の事で慌てて予約を入れました。
昨日は隅田川の花火のためにものすごい忙しさで、予約一杯。狭い美容院なのですが・・・話を聞くと凄い事になっていたようです。と言う事で木曜日の時点での予約では無理だったようです。その後日で、セーフでした。
長唄さんヘアというのは、とにかく地味でシンプルが一番・・・なのですが、
本日は、いつもより頭が大きかったように思います。でも、お浚い会。こんなもので良いのかも知れないですね。
まあ、とにかくお作りするという事は舞台の神様に失礼がないようにと言う事なので、綺麗にしていただいて感謝感謝です。
演奏の方は、反省だらけでした。
舞台というのは、100%に仕上げれば、表現はよくて60%くらい。そういう恐ろしい空間なのです。
いつもは160%を目指して当日を迎えます。が・・・今回は調整ミス。そんな状態で100%どころか60%も表現できないです。反省、反省です。
『花見踊』の唄。まあ、あれだけ唄えればいいじゃんとも思いますが・・・非常にいい加減。いつも注意を受ける部分、今日もクリアできていませんでした。やっぱり、流派の唄より、耳に染みついちゃっているんですよね。
何せお囃子で腐るほど聴いていますから・・・。なかなか、それを直すのは大変です。
客席にいた母の一言。「いい年をして、子どもみたいな唄い方はしないの!」ですって・・・。だって、高いのですもの。私・・・はっきり言って高音は無理です。
『老松』の三味線。まあまあ、とにかくところどころ記憶喪失に。手・・・泳いでました。
でも、客席の方々には、そんなひどい事になっているとはばれてなかったようです。
ちょうど記憶喪失になる時期に本番が当たってしまって・・・。超最悪です。
昔と違って、シフトで動いているので、その辺も踏まえないと。次回からの調整の参考になりました。
さて、このお浚い会が終わると、今度は十月の演奏会だ。
とにかく、責任を問われるので・・・。死んでも練習です。
なかなか、夏バテになって倒れている暇がありません。