日勤のち合わせ稽古。ヘロヘロでした。
まあ、私の出来何て・・・最悪に決まっているのでパス。
この可愛くない声は、長唄向きではないので・・・
バスしたいけれど、そういう訳に行かないというのが悲しいかなです。
さて、
唄と三味線は付かず離れずの夫婦の仲。
コンマスは三味線なんだけれど、
「私のノリはこうなのよ」という強情はダメなんですね。
「私はこうなのですが、いかがですか」
「私はこうしたいのですがいかがですか」
お互いの謙虚なコミュニケーションがよい芸術を生む。
三味線の立場というのは、チーム長唄のリーダーなのであるが、
唄い手というのは、そのチームの花形スターなのですね。だから、リーダーであっても、あまり唄の主張無視ではいただけないのです。
そういう人間関係を理解して演奏するという事が大切なのでしょうね。
確かにお囃子では・・・と考えると、全体とコミュニケーションを取ってますね。
お囃子は基本的に上段(長唄)あってのものなので、主導権はないけれど、
べったり三味線に付いてしまうと、変な事になってしまう。
たまに小鼓や太鼓が主導権を握る事もある。
そうそう、
「お囃子でいくらでも導くことができる」という話を聞いたことがあります。
お囃子もその域まで達していないので、
「ああ、そうなんだ」なんですが・・・。
長唄って、各チームが力を合わせて作り出す芸術なのですね。
ちょっとした助言が、それも参加していない曲に対する助言だったのですが、大変勉強になりました。
ありがとうございました。