三巻は昭和三十二年出版のもので、ちょっと古い感じがします。あとの本は、使用を四十年代後半・・・。私が三味線というものを触り始めた時代に出版されたもので綺麗綺麗♪
これで、全巻そろいました♪松島庄四郎という方が書かれた長唄の歌詞集。その流麗で美しい書体に魅せられて゜、ずっとずっと求めていた本が全巻そろって本当に嬉しい♪本当に嬉しい。
さて、こういう貴重な本に直接メモはできない。
いやいや、この入手した本には、もともとの持ち主のお稽古の軌跡が残されている。まあ、その当時は売っていたから・・・。今は廃版されて入手困難ですものね。
舞台で唄を唄う際は唄本使用が普通である。今まで、私は文化譜を使用していましたが・・・。
出戻ったら、うちの流派もそういう方向性になっていた。
皆様、唄本を唄扇録などを写して自分なりの本を作っている。
唄本で唄うという事は三味線も節も覚えていなければならないという事。ちょっとレベルアップしているのに吃驚した。
初心者の立場である私は、別に唄本使用を求められないようだが、やっぱり横書きの文化譜と縦書きの唄本では捲りの方向が違うし・・・綺麗じゃないですよね。
『花見踊』だし・・・。唄本を作る事にしました。
歌扇録をコピーして、それに半紙を置いてなぞる感じで写す。ただし、叢書だと読めないので、自分で読める範囲の字でコピー。
最初は表紙も半紙。ペラペラ。ついでに私の情ない字なのでお恥ずかしい次第の本が出来上がった。
いやいや、せっかく作るんだから・・・。
という事で材料入手して、改めて本を作成しました。
細かく見ると、超アバウトな性格の私らしい本ですが、パッと実が可愛い本ができました。