合同曲の『汐汲』のことを書くのを忘れました | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨日の長唄演奏。最後の女性演奏家の合同曲『汐汲』のレポートを書くのを忘れました。


幕が開くと総勢162人とズラー!圧倒的でした。

六段の雛段。うちの流派の唄方さんは一番上段。すごっく怖そうな位置に座っていらっしゃいます。

高所恐怖症の私なんぞ・・・絶対に無理!と言いつつ、あれば随分昔の事ですが、先々代のお家元(今の流派の創始者)の生誕100年の会ですごい高いところで三味線を弾いた事があります。国立大劇場の客席全体が見渡せる。怖いけれど、あの見晴らしは巨大雛段のてっぺんでないと味わえません。

81人の節を合わせるって大変でしょうね。大勢でも、誰が唄っているって分かりますものね。

三味線は一番下の段にいらっしゃいました。


顔見知りの方や以前お世話になった方が何人かご出演なので、ウォーリーを探せをしちゃいました。

ああ、忙しい。

我が流派の三味線の先生方の真後ろに、『七福神』のタテ三味線をして下さる方を発見。

そして、ワキ唄をされる方も発見♪

その下の段の唄方に川崎の会でお世話になった方を発見。相変わらず美しい声です。

一番上段の三味線方にも、ネットでお付き合いのある方を発見。

タテ小鼓をされた方は、亡くなった大皮の師匠のお弟子さん。つまり元姉弟子です。以前から亡くなった師匠に打ち方がそっくりな彼女。昨日も亡くなった師匠そのものでした。あの右肩の落ち方。小鼓を打つ手の開き、指の位置・・・細かなところが本当にそっくりです。

あんな大勢の長唄と三味線を背負って、遜色なくお囃子を入れていく。さすがだなぁと思いました。


『汐汲』は太鼓地が大好きです。可愛らしく、またまた楽しげ。

昨日も幸せ気分になりました。