日中は風が強かったですね。
噂によると「春一番」だったとか。
そうか、もう春はそこまで来ているんですね。
湿度が低くて、うちの小鼓君たちもピーピー言っていますが、もうすぐ小鼓君たちに嬉しい季節がやってくるんですね。
ずーとおさぼりしていた三味線も少し勘が戻りつつあります。
昨日は「老松」と「勝三郎連獅子」のお稽古をしました。
勝三郎連獅子の胡蝶の合い方には、超難しいテクニックが入っています。十年前は難無く弾けたのですが、今は初心者同然なので苦労します。けれどお稽古って凄いです。ついこの間まで「チリリレチリチチ」とか舌噛みそうだったのに、何故かスラスラとできちゃいました。
「老松」は松風の合い方に苦労しています。
お囃子をやっていて、お囃子のある部分は耳にあるせいか意外と初見でも良いのですが、お囃子の入らない合い方やくどきの部分はまるっきりダメです。
私はお囃子の為の長唄の練習なので「まあお囃子の入るところだけでいいか」なんですけれど、一曲の曲ってそういうものじゃないから。。。やっぱり、合い方もくどきもどんな感じなのか勉強が必要なようです。
さて、今日は小鼓だけ練習しました。
十八日が「老松」の上げ浚いなので、ゆっくり曲の研究をしながら、老松らしい小鼓を打ちたいなぁ。。。なんて欲をかいているんですが、相変わらずしっくりした「老松」を打つ事ができません。
たぶん、掛け声の調子が外れているように思います。
軽くてもいけないし、重くてもいけない。
上品に格式ある掛け声というのは本当に難しいです。
曲のお稽古をして、久々にメトロノームで裏掬いの練習をしました。
「春秋」には沢山「スタスタ」というのが出てくるので、大皮と大皮の間の間に「タ」と入れるようにという事を目的に練習していましたが、「老松」には「スタスタ」というのが少なくて、すっかりおさぼりしていました。
キャー!大変。
せっかく、「スタスタ」を克服しつつあったのに元の黙阿弥になっていました。
やっぱり練習というのは大切です。
三味線の「チリリレチリチチ」もそうですが、あの時できていても練習を積み重ねて自分の身の一部になっていなければ元の黙阿弥でまた一からやりなおさなきゃいけないのですよね。
反省しました。
さて、明日は夜勤です。
そうか。。。明後日は「真しほ会」ですが、看護師長のミスでお休みが一日ずれちゃって、夜勤明けに演奏会に行くという過酷スケジュールになってしまいました。
演奏会中に寝ないように気を付けなくちゃ!