本日は、国立劇場にて
四世藤舎呂船氏の三十三回忌の追善演奏会がありました。
幕開けから、手締めまで楽しみました。もちろん、エコノミー症候群予防のためにたまにロビーに出ましたが・・・。
皆様お上手で凄いなぁと思いました。
でも、大舞台なので気負ってしまうのでしょうね。迫力があるんですが、一本調子。
わかるなぁ・・・
自分もそうですから。
人の演奏を聞くというのは振り返りになりますね。
迫力あるんだけれど、終わると「なんか迫力あったけれど。。。」という感想になってしまう。
そうそう、音楽はめりはりが必要ですものね。それがないと感動がない。
私もパワー自慢なのですが・・・
「私って一本調子で本当に下手」
「もっとメリハリなきゃお客さん疲れちゃうよ」
いつもこれが私の反省。
大舞台でその辺のコントロールってきっと難しいのでしょうね。(私自身が難しいと思うので総思いました)
さて、歌舞伎の役者さんのお子様方の出し物があって感動です。
こういった出し物はかならずプロが入って道しるべになります。しかし、地方と笛以外は彼らだけ。
それなのに凄い上手。吃驚しました。
また、日舞のO流のお家元のご子息・ご令嬢が出し物をされたのですが、これも超凄い。ラベル違いでした。
この方々はお囃子は素人でも、プロの業界の方々。
生まれた頃から、邦楽が身近だったのもありますが
たぶん、自分が踊るときにこうであって欲しい理想があるんだと思うのですよ。
そういった理想の有無の違い・・・
すごいレベルの差を生む。そんな気がしました。
本日、
『幻椀久』という清元の曲に出会いました。これ超良い曲なのですが。小鼓がすごっく素敵。
いつかこんな曲が演奏できるように成りたいです。
本当に、堪能の一日でした。