お茶の世界の千利休。
私には縁のない方。。。
茶道の心は一期一会くらいしか知らないなぁ。。。
しかし、今日は思いがけず、千利休の言葉に出会いました。
「稽古とは一より習い十を知り、十よりかへるもとのその一」
稽古というのは、初めて一を習う時と、十まで習って再び一に戻る時の心は全く違うものです。
十まで習ったからそれで良い思ってしまったら進歩はそれまで!
その真意を知る事はできない。
そういう意味らしいです。
そうですね。
亡くなった大皮の師匠も仰っていましたが、「芸事はエンドレス」!
いやいや、何事も学び取るという事はエンドレスかな?!
初めて出会った「一」はとても新鮮。けれど、十を知って再び「一」に戻ったとき。。。
なんだこんなの!なんで今更なんて思っちゃいますよね。
けれど、意外とその「一」の難しい面に出会って、物事の奥を感じた事ってありませんか?
去年の十一月の舞台で「五郎」の小鼓をやった時。
本当に、たかが「五郎」、されど「五郎」と初心者で習う、本当に基本的な曲の奥の深さを感じました。
私は、ナースになるに当たって、准看護師の資格をとって、正看護師になりました。
正看護師の学校に行くと、准看護師の学校で習った事をまた再び学習しなおします。
「なんで今頃、准看護師の学校で習うようなものは省略しちゃっても良いのに」
なんて思いました。
けれど、意外と再び勉強する事で新鮮な出会いがあるものなんですよね。
学ぶという事に無駄なものはないのでしょうね。
良く長唄は、『松の緑』で始まって、『松の緑』で終わると言いますけれど、本当にそんな感じですね。
非常に、手順は簡単だし、短い曲なんですけれど、経験を積むほどにこの曲の難しさに出会います。
さて、今日は気分転換に浅草に行きました。
この利休の言葉に出会ったのは、『三社祭』で有名な浅草神社というところです。
いつもは、浅草寺のお参りだけで帰ってしまうのですが、今日は何故かお隣もお参りして行こうなんて思っちゃって、足を運びました。
本当に、足を運んで良かった♪
今日は色々お徳な事もあったし、良い一日でした。