時代の変化 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

私が小学校一年生の時の音楽の教科書。
表紙をめくると『日の丸』の歌があって、次のページを開けると『さくらさくら』があった記憶がある。
調べると、この曲は江戸時代末期に筝曲のお稽古曲としてできた曲なのだそうだ。
日本の花の代表といえば、やっぱり“さくら”。日本人なら誰しも『さくらさくら』の曲は知っているだろう。
しかし、それは幻想に過ぎないかも知れない。
とある人が小学生相手に三味線講座に行ったそうな。
カリキュラムとして、誰でも知っている『さくらさくら』を教材にして、それが弾けるようになったらいいなぁと計画し、その講座に臨んだそうです。
「こんにちは。みなさーんさくらさくらを知っていますか」
子ども達・・・はとが豆鉄砲を喰らったような表情をしていたそうです。
「さくらさくらを知っている人」
その人は、みんなが挙手してくれると信じていたようだが、現実はポツポツという感じ。

そうなんです。最近の子ども達は『さくらさくら』を知らない。
・・・学校で教えないのかな?

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/025/sakura_song/
こちらのランキングで分かるように、当然、第一位を確保しそうなものなのに第三位ですって。
ちょっと吃驚でした。



さて、先日、母の元お弟子さん御歳二十歳の女の子が、ボーイフレンドを連れて遊びに来ました。
ボーイフレンドに三味線を触らせてあげて欲しいという事でした。
色々なレクチャーをした後に『さくらさくら』をやっていましたが・・・。やっぱり、「そういえばそんな曲があった感じ」という反応でした。

しかし、この男の子。全くの初心者なのに凄い。なかなか決まっていて吃驚でした。
その上ですね、
二人に小鼓を持たせてあげたのですね。
小鼓というのは、ほとんどの初心者が音の出ないものです。
左手の握ったり放したりの動作と右手の打つという動作のタイミングの一致で「ポン」となるのですね。これがなかなか難しいのです。
その上、うちの小鼓はけっこう曲者なんですね。
プロの方が使用するようないい小鼓というのは音が出やすいのですが。また、合成皮の小鼓もいくらか音が出やすいのですが。。。うちのは、けっこう難しい。
それなのに、惜しいレベルで「ポン」と何回もヒットするんですよ。
うわっ♪
天才少年少女現れるという感じでした。

しかし、こうして日本の楽器に興味を持って
「触ってみたい」という気分になるということは良い事だ。
また、いつでも遊びに来てくださいね。


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