意外な経験 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

昨年の暮にオークションで落札した小鼓。つまり、「鎌倉殿」。
到着したての頃は、
しばらく放置された状態だった事と、乾燥の強い季節だったなど、悪条件一杯。
高い買い物だったかな・・・
と少し後悔があったりして^^
一番、がっくり来たのは、小鼓の胴です。
お椀部分がおにぎり型なのです。機械彫りなのに、これって非常に珍しい。
しかし、珍しいといって喜んでいる場合じゃない。
楽器としてどうなのよ?

当初パリパリだった皮たちは、組み換えをしたりして、鳴るように努力。そして努力の甲斐あって春頃になって鳴るようになってきました。
現在は、やっぱりもともとのカップリングがいい感じという事でもともとのカップリングしているんですが、胴はパウンちゃんと名づけた小鼓の胴を使っていました。
パウンちゃんも機械彫りの胴なのですが、歪な鎌倉殿よりはまし。
しかし、この胴は乾胴なのです。だから、乾燥系の皮には厳しい感じがするんですがね。。。
でも、なんとなくパウンちゃんが一番相性がいいみたいです。

ところが、なんか、今日は胴と皮の相性が悪いみたい・・・。
ふと、歪な胴に掛けてみたらどうなるかと思って、しまってあったもともとの鎌倉殿を出して皮を掛けてみました。
「ポン」
・・・・
・・・
うん?
・・・
・・・
けっこういい感じでなるんですね。
それも、パウンちゃんより音がいい感じの音がします。
たぶん、この胴は湿胴なんだと思います。
なるほど・・・。歪だから「こんな胴で鳴る訳がない」と思い込んじゃいけないのですね。
はあ、、、、
しかし、どうも歪が好きになれない。
という事で、またパウンちゃんの胴に交換しちゃいました。

歪は嫌いだけれど、こんな胴でも「ポン」と言うんだ。新しい発見です。

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