明日で三回目の締め太鼓のお稽古です。
両手でリズムを刻む。その上、撥という道具を使っての演奏。不器用な私にはとっても難しそう。。。と思っていましたが、始めてみるとけっこう楽しいものです。
お囃子の楽器には、基本的に小鼓・大皮(大鼓)・締め太鼓と三種類あります。
それぞれ、良さも違うし、難しさも違うし、楽しさも違います。
どれが好き?・・・どれも好きだなぁ(*^。^*)
小鼓は唄う打楽器という感じで、ちょっとした手加減で色々な音で遊べる。(まだ未熟なので、そんなに色々な音を出す事が出来ませんが)そんな所が好きです。
大皮は、楽器自信から出る音はとても単調。けれど、掛け声で色々な表現が出来て、そんな所が好きです。
太鼓。。。うーん、まだ始めたばかりで、どう好きか分かりません。今は、舞踊的要素があって体で表現する・・・そんな部分があって、そこが好きかなと思っています。
時々感じるのですが、楽器毎に自分の性格が変わるんですよね。
太鼓についてはまだそんな段階ではありませんが、
大皮を持つと、非常に攻撃的な気分になります。
なんとなく行け行け気分になっちゃうのですよね。
ところが、小鼓を持つと非常に穏やかな気分になります。
とても温かな気分です。
たぶん、楽器の性質で自分自身が変化するんでしょうね。
太鼓はどんな性格なのかな?
イメージ的には、とってもクールで、ポーカーフェイスな性格という感じがしますけれど。
太鼓って、その演奏する姿が一番美しいように思います。
いつも、演奏会などでは下手側の隅で地味な存在なんですけれど、良く良く注目するととても華やかです。
名プレーヤーの演奏なんて、とても流麗でジャンルは全然別ですけれど、バレエのような美しさと共通するように思えます。
バレエもあの美しい動きを取得するまでには、大変な訓練が必要な訳ですけれど、太鼓も流麗で美しい演奏姿を作り出すのは、けっこう訓練が必要です。
たぶん、日本のものって「形」命のところがあって、どの楽器もその演奏姿が大切だと思いますけれど、けれども、太鼓が一番フォームに神経を使うように感じます。
撥を構える姿、撥を上げる腕の高さ、担いだ撥の角度や手の位置。。。もう、一つ一つの姿に神経を使うのです。
なかなか、フォームを安定させるのは難しいです。
姿見に映しながら姿の研究。
でも、曲を打ち始めると、ついつい打つ事に集中しちゃって、「いけない!」と思い鏡を覗くととんでもない格好をしている自分がいます。
現在、お稽古進行中の「末広狩り」。
手自体はバッチリ覚えましたけれど。。。姿がね。。。
全然、美しくなくてダメですね。
太鼓を打っていると、とても楽しい気分になるんですよ。
けれど、楽しい楽しいじゃダメなんですね。
そういった気分でお稽古していると、どうもいい加減になっちゃいますから。
さて、明日は今月最後のお稽古です。
風邪がこじれて。。。ちょっと辛いのですが、頑張ってお稽古に臨みたいと思います。
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